短編集(ワンシート・ショート)

作者 プリンぽん

75

27人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

これほど多彩なショートショートを読むのは初めてです。
冒頭の1話から、その読みやすさ、ストーリー構成、そしてオチ。
作者様の手腕が見受けられます。
決して苦にならない文字数の中で、こうも読みやすく、起承転結を書き上げられるのは流石としか言いようがありませんね。
また各話ジャンルも様々で本当に二度三度と楽しめる作品でした。
オススメです!

★★★ Excellent!!!

詩的というんでしょうか、文学的というんでしょうか、そういったストーリーの多い、ショートショート小説集。

かなり一般的なショートショートとは異なり、異彩を放っています。時代ものがあったりとか、詩のようなものであったりとか。

自分もショートショートが好きで書いているので、こういう世界の切り取り方もあるのだなと、勝手に勉強させてもらいました。ありがとうございました。

★★ Very Good!!

羅生門とは、闇の世界の入り口
藪の中には、闇に差し込むわずかな光
人はそれぞれ光と闇を抱え、それをあらわし、隠して生きていく。
原作にないキャラクター。
そこにもきっと、世界の大事な何かが宿るのでしょう。
役者の仮面は、その人が紡ぐ無限の物語の一つ。
そこから派生する物語もまた、無限の力を持つのでしょう。

…何を書いているんでしょうね…
あの、面白かったです。
ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

とてもレベルの高い文章だと思います。ショートショートなので読むのにも時間が掛からず、スラスラと読めました。

バリエーションの豊富さも特徴の一つで、様々な切り口から話を展開させてくれます。

個人的にはショートショートとはどれだけ短く、どれだけ凝縮させるかで味が変わってくるものだと思っています。

作者さんの今後の作品に期待です!

★★ Very Good!!

一通り読ませて頂きましたが、文章力の高さに驚かされました!

ただ、その文章力の高さ故、お題、ネタ、オチとのアンバランスさを感じさせる要因となっているようにも感じました。

何といいますか、書けてしまうからこそ、書き過ぎになっているといいますか、もっと思い切って文章を削ってしまっても、伝えるだけの技術はもうお持ちなのではないかと感じました!

一方で、時代劇物である二作「夢供養(ゆめくよう)」と「春の秋波。」に関しては、高い技術と知識が土台とないと描けないもの=難易度が高いものだと思いますので、却って自然なバランスで書かれたいたように思います!

ともあれ、これだけバラエティ豊かな短編集も珍しく、どの作品も読ませる力がありますので、ショートショートを書くのが好きな人も、読むのが好きな人も、ぜひご覧ください!