鳥さん

たから

第1話

時刻は深夜1時。

「貴様はなにものじゃ~」

店長は鬼のような顔をして言い放った。

「鳥です」

「えっ鳥?」

「鳥ですけど何か?」

「鳥がコンビニで買い物するわけないだろ!!」

「コケコッコー」

「コケコッコーじゃないよ!!。貴様は一体誰なんだ」

「ニワトリの鳥と申します」

「何しに来た」

「明日の朝ご飯を買いに来ました。パンとチキンをちょっと」

そう言い鳥は、店長を無視しレジに並んだ。深夜なので他のお客さんは、あまりいない。

「チキンください」

レジの店員に言った。

「かしこまりました」

鳥は合計金額、1000円を支払った。

「鳥さんいつもありがとうございます」

「いえいえ、それよりあの店長は何なんですか」

「すいません。店長は最近この木南通店に来たので鳥さんのことをよく知らないんですよ。大目に見てあげてください」

鳥は、お釣りを受け取り出口に向かった。店長の目線を感じたが無視して帰って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

鳥さん たから @tdesuka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ