52G.ノーマルソルジャー ドラゴンスレイヤー

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 メナスのシールドと半ヒト型重機マシンヘッドの外装が干渉し、空気を弾くような重低音が発生した。

 しかし、突如として中央シャフトのホールに殴り込んで来たマシンヘッドは、お構い無しに脚部の走行車輪を高回転させ前進。背面の緊急用ブースターも吹かし圧力を高める。


『ダナさんこっちは押さえます! 先に行ってください!!』

「ユイリか!? そのマシンヘッドはなんだ!!?」


 滑らかで艶のある外装に、頭部は無く脚部は本体を支える程度と短め、そして腕部マニピュレーターが大きな機体。

 全高7メートル程のそれは、エイムの前身ともなったヒト型機械、マシンヘッドだ。

 唯理がジェネレーターハウス内で拾い、そのまま乗って来たのである。


 防御シールドが消失したと同時に、メナスがマシンヘッドの物より倍は大きな腕を振り回した。

 それを、唯理は脚部のローラーを高速回転させ急速後退。重心を傾け軌道を偏向し、飛んで来た荷電粒子弾を回避する。

 スケートでもするかのように床を滑るマシンヘッドは、ブースターを吹かして飛び上がると、拳を引いてメナスへと殴りかかった。


「マシンヘッドじゃ無理だユイリ! シールドも武装も無いんだぞ!?」

『何とかしますから早く避退してください! 巻き込みますよ!!』 

『マシンヘッドでどうにかなるワケねーだろ! しかもそれ重力制御すらねーし!!』


 あまりにも無謀な行動に、フィスとダナからのお叱りが凄かった。

 そうでなくてもメナスは強力で凶悪な性能を振るう自律兵器だ。人類はヒト型機動兵器『エイム』でどうにか抵抗しているという状況。

 一方、マシンヘッドはエイムほど高性能ではない。重力制御機構も防御シールドも備えておらず、ブースターは一応程度の性能しかなかった。

 到底メナスと戦えるものではない。


 常識で考えるならば。


 メナスの顔面をぶん殴ったマシンヘッドは、ブースターを吹かし落着の衝撃を抑え更に追撃。各関節の駆動部アクチュエータに負荷をかけながらズドゴンッ!! と踏み込むと、正面から拳を叩き込む。

 無茶だムリだと言われても、この時代のマシンヘッドは21世紀のそれよりも遥かに高性能なのだ。

 ジェネレーターは高出力な上に無限の電力を振り絞り、ネザーインターフェイスはマシンヘッドの操作を自在にさせる。

 これだけの武器があるならば、唯理は十分戦えた。



 それに、エイムよりはマシンヘッドの方が慣れているのである。



 とはいえ、メナスはやはり強い。

 頭部、腹、と続けて打撃を受けたグラップラーだが、僅かに後退した程度でダメージは見られなかった。

 それどころか、すぐさま腕を振り回し反撃。間合いを取ろうとしたマシンヘッドの正面が爪の形に抉られる。

 スポーツカーのような爆音を上げ回避機動を取るヒト型重機だが、続く荷電粒子砲が掠り肩部の外装が溶解した。


「チィッ!?」


 衝撃でバランスが崩れるが、唯理はマシンヘッドを高速で2転3転させ重量の移動に利用し回避行動を続ける。

 元々戦闘用ではないのだ。装甲など無いし防御など考えていない。照準システムや敵の攻撃予測シミュレーター、認識速度を上げるアクセラレーターも無い。戦闘支援システムなど皆無で、全て唯理が自力でどうにかしていた。

 つまり、やっている事は素手でロボットをぶん殴るのと変わらない。


 問題はメナスの近接特化型がコンバットボットと比較にならない事で、マニピュレーターを使い潰す勢いの打撃もほとんど効果を上げていなかった。

 逆にマシンヘッドの方は、一発喰らえば即大破するような酷い戦力比ゲームバランスである。

 流石に勝てる気がしないので、唯理としてもダナと母娘には早々にこの場を離れてほしいところ。


 ところが、悪い時に悪い事は重なる物だった。


「フィスどうした!?」

『クソッたれエレベーターがエラー吐いた! 下のシャフトがぶっ飛んで歪んだんだ! 安全装置外して無理やり引っ張る!!』


 頼りのエレベーターが機能不全を起こして動かない、という緊急事態発生。

 ダナがエレベーターのコンソールを叩きまくるが、基礎部分が壊れているのでどうにもならない。フィスによる遠隔操作も同様だ。

 そんな事をしている間にも、唯理はマシンヘッドの上を再び融かされ冷や汗をかく。もう施設もマシンヘッドもボロボロだった。


 その上、メナス・グラップラーのシールドが回復。

 床をへこませて突っ込んで来る鋼の巨獣に、限界まで集中する唯理はマシンヘッドの相対速度を合わせ紙一重で相手の腕を取る。

 そのまま引き込み、メナスの勢いを利用して後方へぶん投げた。マシンヘッドを操っていても、合気の技は健在である。

 ところがメナスは壁に激突する直前にシールドを発生。デカイ図体でボールのように跳ね返ると、唯理ばりの回転運動で反転し向かってきた。


「ッ……! ヤバッ――――――――!?」


 爪を振るいシールドを解除した一瞬を狙いカウンターを合わせるが、メナスの装甲に削られ腕部マニピュレーターが機能停止に。

 直後に再展開されたシールドに真正面から弾き飛ばされ、マシンヘッドが背面から中央シャフトに激突した。

 カーゴには母娘を抱えて動けないダナが居る。

 餓えた獣その物の動きで飛び掛ってくるメナス・グラップラー。

 今度はカウンターを入れる間も無く、マシンヘッドは肩の外装を破壊され、機体の上には三又の爪が深く突き刺さった。

 やはり性能差がありすぎる。


『ユイリ脱出して! そのマシンヘッドじゃもうもたないよ!!』


 パンナコッタⅡにいるエイミーが悲鳴を上げるが、唯理は忙しくて応えている暇がない。それに、コクピットのハッチは正面開放式なので脱出の仕様がなかった。

 ギギギギギ……と間接部が軋むが、マシンヘッドはメナスの圧力に力の限り抵抗する。

 コクピットや情報機器インフォギアには幾つもの警告表示が映し出されるが、唯理は敵から目を離さない。

 ボッ! ボッ!! と背面のブースターを連続で吹かし、脚部ローラーに火花を散らせ、逆にメナスを押し返そうとさえしていた。

 そんなしぶとい小物を、メナス・グラップラーは容赦なく吹き飛ばそうと頭部の荷電粒子砲を突き出し、


 その瞬間を狙い、唯理はブースターを最大に燃焼させて飛び、メナスの口腔へマニピュレーターをぶち込む。


 当然、反応は激烈だった。

 引き攣るような悲鳴を上げたメナスは、マシンヘッドを咥えた状態のまま身体を振り回して暴れ回る。

 しかし、唯理が振り回されるがままになっているはずもなく、腕部を破壊させながら逆のマニピュレーターで下からアゴを叩き、脚部や膝を何度も何度も叩き付けていた。

 メナスもマシンヘッドを引き剥がそうと本体に爪を立て、外装やその下のフレームまでをも破壊する。コクピット内も亀裂が走り、ディスプレイなどインターフェイス系が壊れた。


「倒れろッ!!」


 それでも、唯理はのた打ち回るメナスを、自分の高さまで引きずり落とす。

 地に足を付けたマシンヘッドは、メナスを中央シャフトに押し付けパワー全開で前進を開始。一方で、口腔に突っ込んだマニピュレーターを荷電粒子砲で吹っ飛ばされ、胴体のど真ん中を鋭い腕に貫かれた。

 だが、コクピット内で身をわしていた赤毛は、お構い無しに残ったマニピュレーターでメナスの頭を抑える。

 突き刺した爪が抜けず、メナスはマシンヘッドを振り払おうとするが、唯理は重量をかけて押し潰す。

 片腕で床を引っ掻き踏み止まろうと震える巨獣に、半ばスクラップになりながら強引に突き進むヒト型重機。


「ッ押せぇえええええええええええええ!!」


 脚部のローラーが壊れるが、関節部は耳障りな金属の擦れる音を立てて駆動を続けた。

 一方でメナスは壊れない。マシンヘッドの重量全てが圧し掛かっても、片手だけでそれを支え切ろうとする。

 口腔の荷電粒子砲は使えないが、桁の違う出力がヒト型重機を押し返し、


 僅か2~3メートルのところで止まってしまった。


 脚部の爪が床を切り裂くが、それでもメナスはマシンヘッドを押し切れない。それどころか、徐々に押し負けていく。地力の差を考えれば有りえない事だ。

 重力制御を用い、背面装甲を開いてブースターまで噴射させるが、ボロボロのヒト型重機はそれ以上にパワーを増していた。


「コヒュッ……ヒュッ…………!!」


 船外活動EVAスーツの奥で、赤毛の少女が特異な呼吸を繰り返す。

 トランス状態で、ほぼ本人の意識は無い。

 目の瞳孔は開き切り、脳が外界の光を認知していなかった。

 ただ、以前のように、今までのように、遠い昔から当たり前にそうしていたように。

 鍛えた技を振るい、自らの能力特性を以って性能の限界を超えるのみ。


「ジギィイイイイ!? ジィイイイイイイ!!?」


 やかましく発せられるのは、出力を上げる駆動系の音か、それとも悲鳴か。

 メナス・グラップラーが完全に中央シャフトへと押し付けられ、その構造材もへこみ始めていた。

 特殊素材で出来たメナスの頭部が、マシンヘッドのマニピュレーター出力によりパキパキと破断する音が鳴る。

 軋みを上げるヒト型重機は、なおも足を踏み出しながら背面のブースターを限界以上に燃焼。

 鋼の巨獣をヘシ折る勢いで圧力を高め、


 その前に中央シャフトの方が耐え切れず、壁を突き破りメナスが内部に飛び出してしまった。


 通常、どれほどマシンヘッドが押したところで壊れる素材と厚さではないのだが、それより問題はメナスが開放されてしまった事である。

 地下都市を貫く八角形のシャフト内部は、直径500メートルの空洞だった。

 突き出された鋼の巨獣は、重力制御で空中に留まると穴の向こうに居るヒト型重機へ咆哮を上げる。

 たとえ満身創痍でなくても、もはやマシンヘッドに対抗する手段は無かった。


 その代わりに、直上からメイとラヴふたりのエイムが発砲。


 シールドと装甲による抵抗は一瞬だ。

 レールガンと高出力レーザー砲による集中攻撃は、メナスの腕部や頭部を粉砕し、猫背気味な胴体を穴だらけにしてシャフトの底へ突き落とした。


              ◇


 マシンヘッドから降りて間も無く、腰部のジェネレーターが爆発した。

 構造的にジェネレーターは爆発するような物ではないのだが、おおかた無理をさせたブースターか燃焼触媒にでも火が付いたのだろう、と唯理は納得しておく。


「やれやれどうにかなったか…………」


 ヘルメットが前後に割れて変形すると、汗だくな赤毛の美少女が顔を出し溜息を吐いた。

 正直自爆覚悟だったが、中央シャフトをぶち抜いて応援に来るよう言った部下2名も間に合ってくれた。

 到底メナスの相手にならない、と散々言われたマシンヘッドも、地下都市の芯柱を貫通するほどのパワーを出すとは大したものだと唯理は思う。


 実際には、モニターしていたオペ娘が500%を超えるジェネレーター出力を見て目を剥いていたが。


 例え自己破損防止の安全装置リミッターを外したところで、瞬間最大出力は130%がせいぜいだろう。

 それに、異常な出力を発揮したのはジェネレーターだけではない。メナスを力で圧倒したその時、唯理の乗るマシンヘッドは各関節の駆動装置アクチュエータも緊急用ブースターも、それにネザーインターフェイスもが、カタログスペックを大きく逸脱した性能を発揮していたのだ。

 まるで、いつかの激戦を経たヒト型機動兵器のように。

 さっさとマシンヘッドを降りた唯理は気付いていなかったが。


『もー! ユイリのバカ! 無茶し過ぎ! 武器も何も無いマシンヘッドでメナスと戦うなんて何考えてるの!?』


『お説教は船に帰ってからにしましょう。ユイリちゃん、ダナちゃんとご家族もエイムに乗れるわね? フィスちゃん、状況は?』


『ぁ……えーとリアクターハウスに侵入警報でスクラム。他にもメナスが上がって来てる。中央シャフトが使えねーから避難誘導は搬入エレベーターに振っといた。ざっとだけど避難状況は45%』


 通信でエンジニアのエイミー嬢は激オコでいらっしゃった。唯理の顔も渋いものに変わる。もうバニガは嫌でござる。

 しかし、パンナコッタに戻らないワケにもいかない。まだ仕事が残っている。

 メナス・グラップラーは排除したが、それは50体いた内の一体だ。

 下層を破壊し尽くしたメナスは、次々と18層に上がってきていた。

 

『ホントにこれ穴あけてよかったの? 地下全体を支える柱だったんでしょ?』


『どうせメナスに壊されてるわ……。隊長、ご無事ですか?』


 赤と白、それに黒と紫のヒト型機動兵器は、中央シャフトの4層部分を破壊し18層まで降下してきた。メイは重要施設の破壊行為に恐れ戦いているが、ラヴの言う通りとっくに手遅れなので問題ない。

 ふたりはエイムの通信機能を使い、唯理の機体も遠隔操作で持ってきた。

 3機のエイムは、マシンヘッドとメナスが突き破った大穴から18層へと入る。

 ハイスペリオンでの残り活動時間は、約36時間。

 おっかない自律兵器の群れが迫っている事もあり、ダナや母娘は早々にエイムへ乗り込もうとしていた。


「あ、ダナさんはメイの機体に乗ってもらえますか? ラヴ、奥様とお子さんはどうにかそっちに乗せて」


『…………ユイリ?』


「なんでだユイリ? サブシートにひとりずつ乗れるのに……ちょっと待て、まさかオマエ」


 エイムには大抵、メインオペレーターシートの前にサブシートが引き出せるようになっている。エイムは3機、ダナと母娘3人がちょうど分乗出来るはずだった。

 ところが、赤毛娘は自分のエイムに乗り込むと、胸部のコクピットハッチを閉鎖してしまう。


 自分の高機動戦闘に同乗者を付き合せるのは負担が大きいと判断した為だ。


「後ろから撃たれる前にちょっと掃除して行きましょう。エイムなら50体くらい問題ありません」


『いやメナス50体って100隻くらいの艦隊なら全滅しかねないけどな……』


 当たり前のように言う赤毛だったが、常識から言うと明後日の方向にすっぽ抜けていた。オペ娘をはじめ、パンナコッタの船橋ブリッジも呆れている。

 とはいえ、その真意が他にもあるのは皆も分かっている。

 この都市と住民の為、これ以上の被害を抑えるべくメナスを排除するつもりなのであろう事は。


「メイとラヴは先にパンナコッタに戻れ。フィス、上にいるヤツから順に片付ける」


『まー……ユイリなら大丈夫なんだろうけど……。いや閉鎖空間だからそんな飛ばせないだろ。大丈夫か?』


「そこは向こうも同じじゃないかな。ダメそうなら逃げるよ」


 心配するフィスと船橋ブリッジだが、もはや誰も止めはしない。メナスなら今まで何十体と撃墜してきたし、エイムに搭乗した今なら遅れを取る事もないだろう。

 それに、住民を助けようという意志に異を唱えられるはずもない。恐らく都市の方は再起不能だが。


 赤毛のオペレーターがシステムと同期し、灰白色のエイムがAI制御から有人コントロールに移行する。

 パンナコッタⅡから送られる情報をレーダーシステムが反映し、敵性目標までの位置と最短ルートが表示された。

 メナスはヒトの作った構造体など一切意に介さず、あたかもその中を掘り進むように侵攻して来る。

 それらが壁面を破り顔を出した瞬間、灰白色のエイムは肩部に展開した長砲身の高出力レーザー砲を発砲。

 強引にメナスのシールドをダウンさせると、密閉空間など知った事ではない突っ込みでビームブレイドを一閃させる。


                ◇


 ハイスペリオン星系における残り活動時間は、34時間となっていた。

 白剣の船パンナコッタⅡは、衛星ベルオルの地下都市『ゴールドコーナー』から発進。

 船尾からブースター光を放ち、第7惑星宙域から全てを置き去りにする勢いで離脱していく。


 地下都市は甚大な被害を受けていたが、首の皮一枚で壊滅は免れていた。

 唯理がメナスを皆殺しにした為である。

 フィスなどは狭い空間で唯理のエイムが自由に動けるのか心配していたが、全く問題無く。

 軽量高機動のメナス・リッパーなども出て来たが、灰白色のエイムは真っ正面から斬り倒して見せた。

 各メナスは片っ端からビームブレイドで八つ裂きにされ、シールドユニットでぶん殴られ、ゼロ距離からレーザー砲をブチ込まれ、全知的生命体の脅威メナスとは何だったのか、という有様だったという。


 都市を支える中央シャフトが損壊し、生命維持の主要インフラ施設がある最下層の3層が壊滅したが、居住区の各階層には非常用のサブシステムが存在している。

 メナスという差し迫った脅威が排除された今、都市の住民も今すぐ全滅するというような事もないだろう。

 居住区画も灰白色のエイムとメナスが大暴れして大分壊れたが。


『ユイリちゃん、もう船に戻って。艦隊を振り切って加速に入るわよ』


「了解、10秒で片付けます」


 ベルオル離脱後も、唯理はパンナコッタⅡと並走し進路を妨害に来たどこぞのエイム部隊を撃墜した。

 追撃に来た小艦隊もいたが、ベルオルの防衛システムに無防備な背後から撃たれ大混乱に。去り際に地下都市軌道上のシステムを乗っ取って来たフィスの仕込みである。


 唯理のエイムが戻ると同時に、パンナコッタⅡは電子妨害ECMで姿を隠しながら加速をかけた。

 そこら中で戦闘の光が奔る第7惑星宙域を後に、星系の中心である恒星『ハイスペリオン』方面へ進路を取る。


「ベルオルの方は何も言ってこなくてよかったんかな? 敵は全滅させた、くらいの事はアナウンスしてきてよかった気もするけど」


「死にゃしないし時間も無いからほっといて良いだろ。メナスを倒したんだ、感謝されても面倒を抱え込む義理もねぇ、と。

 にしても……メナスをテメェで持ち込むとか何考えてんだか。アホだ共和国は」


 唯理としては少々後ろ髪引かれる思いだったが、自分も先を急ぐ身である。フィスと言う通り、致命的な事態は回避したのだから、それで許してもらおう。

 共和国が何を思って、そしてどうやってメナスなど抱え込んでいたのかは分からないともフィスはつぶやくが。


 時速50万キロまで増速するパンナコッタⅡは、襲ってくる艦や障害物デブリをレーザで排除しながらジェネレーター出力に物を言わせて短距離ワープを実行。

 白い剣のような船が消えた後でも、人類は相変わらず誰かしらと争っていた。

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