第27話 月の暗示

月の光が照つてゐた

月の光が照つてゐた


  お庭の隅の草叢くさむら

  隠れてゐるのは死んだ児だ


<中原中也『在りし日の歌』より、『月の光 その一』>



 かつて中也はその詩の中で、こう詠んだ。「おや、チルシスとアマントが芝生の上に出て来てる」と。

 現状になぞらえるのであれば、出て来ているのはチルシスとアマントではなく、ガーターと黒タイツであり、芝生の上ではなく市長室の上に出て来てる。

 屋根を開いて夜の景色を取り込んだ、市庁舎最上階のその一室は、月の光に執拗なまでに照らされてゐた。

 ルナティック・バックシーム・ガーターストッキングの内ももに、対戦相手の首を挟み込み、月夜の晩に跳び上がったのは、歯牙終しが ついである。


「ふう……」


 10メートル上空で漏れ出した、恍惚を感じさせる吐息。これぞガーター眼鏡秘書のあざとさを増す媚薬。

 妖艶な秘書はうつ伏せの姿勢で垂直落下、腰をグラインドさせて内ももに衝撃を、全て集約! 市長室の床が、着地に合わせてミシリと割れた。

 股下の安否が気遣われるダイビングだが、心配は御無用である。

 墜落の破壊力、バックシームガーターストッキングの破壊力、ずり上がって丈が短くなったタイトスカートの破壊力、月明かりに映えるノンフレーム眼鏡の破壊力。これらは歯牙終当人に一切のフィードバックはない。

 何故ならこの必殺技『背暗死腔ハイドアンドシーク』の犠牲者、黒タイツ眼鏡女子高生の顔面に、こうしたあらゆるダメージが、まとめて総じて一斉に覆いかぶさっているからだ。


「きゃああっっ!??」


 死へと向かう技をその身に浴びた、負門常勝おいかど じょうしょう

 全秘書力を載せた必殺の一撃により、したたか顔を床に打ち付け、跳ね跳ぶレンズ。舞い散る兵糧。入り交じる骨折の音。


「常勝!!」


 月脚礼賛つきあし らいさんがかけた驚きの声と、『脚光』の輝きが重なったのは、『背暗死腔ハイドアンドシーク』が決まったその瞬間であった。

 バックシームに誰しもが目を奪われ、その技のキレとあざとさが、『脚光』の光すら発した――かと、思いきや、である。

 この戦いの顛末を全く見ていないひとつの目が、実はそこにはあったのだ。もう一度今の『背暗死腔ハイドアンドシーク』炸裂の状況を、振り返ってみよう。


「くっ……!! よ、よしなに……!」


 身動き取れぬ犠牲者として、死出の旅路を歩まんとしていた、負門常勝。

 ジタバタあがいたこの眼鏡女子高生があさっての方向に放り投げたのは、水町みずまちゲロルシュタインからえぐり取った片目入りの、ペットボトルであった。

 苦し紛れの「よしなに」は、常勝末期まつごの必死のおねだり。地に伏せて戦況を見守るだけだった女のもとに水町の瞳は転がり、その白き脚をギョロリと凝視していたのだ。

 目は口ほどにものを言う。自らにかけられた願いを察し、疲弊した老体に鞭打って彼女は動いた。


「なんでも利用しようとする子だお……!」


 やれやれとばかりに要請を受け入れ、白タイツロリババアは力を振り絞って『脚光』を放つ。

 そう、この光は歯牙終の脚が放ったものではなかったのだ。『背暗死腔ハイドアンドシーク』に隙を生じさせるために、負門常勝の願いによって、飛車ひしゃしろみが魅せた輝き。

 かくして真白き光に包まれた市長室内で、常勝は抗った。『脚光』に乗じて身をよじり、最高硬度を誇る八百万やおよろずデニールの黒タイツを、落下と同時に激しく床に打ち付けたのだ。

 これによりダメージを分散し、技の終了とともに激しくバウンド。拘束解かれてふわりと落ちた先は、ライバルの胸の中である。

 再び床に叩きつけられる寸前に、負門常勝を手脚でキャッチし抱き止める、月脚礼賛。


「常勝、お前……。抜け出せたのか、闇の中から! いや、そもそもお前の、その、脚は……!」

「……月脚さん。わたくしや、あの秘書や、ご老師に、仰りたいことも幾つかお有りでしょうね……。色々なことが、まとめて起こりましたもの……」


 事実、確かにそうだ。デニールの闇に飲まれた女が決戦のさなかに現れたことも驚きだったし、それがガースト秘書のバックシームという隠し玉で敗れたことも、とっさの機転で死を免れたことも、全てが礼賛の想像の埒外の出来事だった。

 だがそれらは目前の惨事を前にして、全て棚上げせざるを得ない。

 『背暗死腔ハイドアンドシーク』を受けて落ちてきた常勝の黒き脚が、どちらもあらぬ方向に、ひしゃげて曲がっているのである。


「今の技でやられたのか、常勝……? いや、あの技は脚にはダメージは及ばないはずだ……!」

「まともに食らっては死ぬところでしたので。わたくしの脚を……犠牲にしましたの」

「……顔を打つ前に脚を打って、一命を取り留めたのか……。だが常勝、お前……。生き残ったとはいえ……!」

「最高硬度の八百万やおよろずデニールの黒タイツですから、どんな技を受けても伝線などはいたしませんわ。もっとも、わたくしの脚自身は……耐え切れませんでしたけど……ね」


 髪は女の命というが、ならば脚は何であるか。

 脚は女である。

 命を得てまでこの負門常勝、女を捨てた。剣脚自身を捨てた。刀を放棄したのだ。

 ふと視線を外し、自らの師に目をやる月脚礼賛。老師・飛車しろみは、たった今の『脚光』に全精力を注ぎ込んだようだった。

 ナース姿で尋常でない治癒力を発揮するこの老師ですら、三角座りで白脚抱え、ゆっくりと首を横に振る。

 捨てた女は——戻らないのか。

 せめて、これ以上脚を歪めないほうがいい。礼賛はかつてのライバルであり、共に戦った仲間である負門常勝を、抱きかかえて踵を返す。


「お、おい、礼賛。お前だって大事な戦いの真っ最中だろ。敵に背を向けるのはヤバくねーか?」

「……気にするな、ゴーマル。奴らには奴らの考えがあるようだからな。背後からは襲ってこないさ……」


 ソファーに歩み寄り、黒タイツ眼鏡女子高生をそっと横たえ、その手に眼球入りのペットボトルを握らせてやる、月脚礼賛。

 気にかけ近寄ってきた果轟丸はて ごうまるに、「こいつを頼むぞ」と、ひと声かけると。


「お気になさらず。わたくしのことを気にかけて、貴方に負けでもされたら困りますからね、月脚さん」


 気丈に振る舞う負門常勝は、レンズの外れた眼鏡越しに、青天井をぼんやり見つめている。

 重傷のせいで意識が飛びそうになっているのかも、しれなかった。


「いいですか、月脚さん。わたくしが何故貴方に与したのか、おわかりですか?」

「……まだ我々は、協力関係を解除していない。つまりは常勝、わたしが勝てばこの勝負、お前の勝ちでもある。……そうだろう?」

「ご理解いただけて光栄ですわ。貴方が負けていない以上、まだ、負けておりませんので」


 『K.O.』。勝負は決した。

 負門常勝は絞りだすような声で「……よしなに」と告げ、瞳を閉じた。


 話を終えて、強く、歩一歩。

 月脚礼賛は再びガースト秘書の眼前へと、ブラックシアータイツの美脚で歩み寄る。

 カツコツと鳴る靴音に割りこむようにして、鼻歌交じりに歯牙直哉我しが なおやが町長は話しかけた。市長の椅子に腰掛けて、優雅気ままなものである。


「ぐぅーぬふふふーん♪ 我々が、君を後ろから刺すような真似はしないと、信頼いただけているようだ。町民に信頼されるというのは、町長冥利につきる話だねェ」

「この町の住民票をわたしは持っていない」

「おお、そうだったか。まあいい、月脚君。どうせ俺は町長から市長となりやがては国家元首から全世界制覇に至る男なのだから、その時は君も我が民の一員さ」

「寝言は年増の膝枕ででも言っていろ!」


 礼賛の歩みは止まらず、ガースト秘書と鼻先が触れ合うまでに、両者は密着。

 にらみ合い、胸すりあわせ、互いの股下に薄黒の繊維に包まれた脚を差し込みつつ、一脚即発にて二人の美脚は語らい合った。


「人の編み出した技をパクってまで、よくもやってくれたな。町長秘書」

「大事な戦いに茶々を入れてきた、小娘がいけないのだわ? あなたもそうは思わないかしら。でもおかげで良い実験台になってくれたわね」

「あれほど見せつけていた脚に、まさかのバックシーム。それを見て驚いた相手を捕まえる、か。なるほど? わたしの新技をよく研究している。常勝を一撃で倒すほどの威力はありそうだ」

「あなたのこの技は解析班によりモーションコピーされて、次なるサイボーグ部隊にインストールされる運びよ。だけれど安心してね。怯えなくてもいいわ。改良して『背暗死腔ハイドアンドシーク』に仕立て上げて使えるようにしたのは、私だけだから」

「何かと人のものを盗んでは余計な手を加えるのが、お前らのやり方か?」

「昇華していると言って欲しいわ」

「何が昇華だ。お前には昇天がお似合いだ!」


 月脚礼賛、ヒザ蹴りあげてガースト秘書の股間を切り裂こうとする。

 しかしその攻撃は、まるでバリアーでも張られたかのように、立ち所に跳ね除けられた。


「『絶対領域』」


 歯牙終が魅せつけるのは、ガーターベルトの紐が通された生身の太ももである。


「通常のタイツには存在しないこの生身の部分が、ニーソの盾と同様の働きをするわ。ましてや紐で吊っている以上、ずり下がり過ぎて絶対領域の効果が薄まる心配もない」


 立て続けに秘書が放った後ろ回し蹴りは、今度はバックシームを強調する脚線美の暴力。

 シームの一本線の視線誘導により、危うく距離を見誤ってもろに斬撃をもらうところであった。月脚礼賛、服が破れて薄皮切られ、ザッと後方に退く。


「危ない危ない。お前の奥の手、いや奥の脚を、常勝が明らかにしてくれていなかったら、今ので勝負が決まっていたかもしれないな?」

「軽口叩いて余裕を見せる戦い方も、ここで終わりにしましょう。スケジュール通りに、町長の『脚本』通りに、あなたはここで『三種の神器』を奪われるのよ」

「……意図がよくわからんな。わたしの天叢雲剣あめのむらくものつるぎを複製して、そのガーターストッキングを作ったんだろう? 改造して絶対領域もバックシームも備えて、もう充分じゃあ無いのか」

「更に言うならヒールもだいぶ高めのものを履いているから、戦闘中の疲労回復も可能なのよ」

「詰め込めるだけ詰め込んだものだ。その上まだ一体、何が欲しい?」

「天叢雲剣のオリジナルは、私と同じガーストをサイボーグ量産型女子に履かせるために、必要になるわ。八咫鏡やたのかがみで複製して改造し、千の兵にも万の兵にもこれを履いてもらうの。ああ、それと」


 私設美脚軍隊の恐怖の設立スケジュールを語ったかと思えば、歯牙終は。

 礼賛の踏み込み蹴りを、ぴょんと月夜に跳び避けて、空中にて脱衣。

 はらりと散りゆく秘書のスーツとタイトスカート。代わりとばかりにヘアバンドを装着。

 うさぎ、うさぎ。何見て跳ねる。

 禍々しいほどに月光に彩られた背中を大いに見せびらかし、歯牙終はバニーガールと成り代わって、市長室の机上にぴょこんスタッと降り立った。


「今宵は快晴。満月が一晩中照りつけるのも計算のうち。灯りを消して暗転し、あなたがオリジナルの『灰暗死腔ハイドアンドシーク』を使うことは、もう許されないわ。そして私は、いよいよもって最終形態になるというわけ」

「わたしが引くほどの、あざとい脚を振り回しているというのに……。この上お前、バニーガールとして戦おうと言うのか? どれだけあざとくなるつもりだ。最終形態、恐るべしだな」

「その様子だと、まだ絶望が足りていないようね。違うわ。最終形態はこれからよ、月脚礼賛」

「……何だと?」

「来い、終」

「かしこまりました」


 市長の椅子に腰掛けて戦況を眺めるに徹していた歯牙町長の元に、バックシームガーターストッキング眼鏡バニーガールと化した秘書が歩み寄り、男の首を両脚にて挟みこむ。

 先ほど常勝を倒したあの技のようにも見えたが、秘書が町長に必殺技を仕掛けるわけもなく。その太ももには殺意ではなく、慈愛が感じられる。

 これぞ最終形態。女を積載し仁王立ちにて力強く立ち上がる、町長の威厳。男と女の上下の交接ここにあり。

 賢明な諸氏は既に周知のことであろう。そうこれは、肩車だ!


「ぐうーぬはははははあぁ! バニースーツのハイレッグ効果で、より浮き彫りとなる腰! 腿! 実質増大する脚! それを男が両目の横で、有り有りと感じることが出来る最高のポジショニング、肩車……! 移動を男に任せることで、両脚の二刀を存分に振るえる、肩車ァ! 相棒が子供の君には不可能な芸当だろう、月脚君!」

「くっくっくっく……はっはっはっはっは……!」

「何がおかしい? 同じ威力の履物を元に改造、それをあざとさ最頂点のバニー秘書に履かせて、自慢の必殺技を封じられて、肩車までされては勝機なしだろう? 何を笑うんだァ? ええ? 月脚君」

「あっはっはっはっは! まだ言うか? まったく町長、春夏冬はるなつふゆ二升五合にしょうごんごう、だ」

「……なんだねそれは、まじないか?」

「いいや、商売人のご高説ありがとうってこった。お前までご丁寧にか? そうか、そこまでして商売を盛り上げたいんだな、町長よ」


 春夏冬は『秋ない』であり、二升五合は『升々半升ますますはんじょう』。つまりはこれ、『商い益々繁盛』の意。洒落た言葉遊びで礼賛が笑っているのは、相手のセリフの裏の意図に気づいていたからである。

 ここで礼賛がゴーマルに合図をして後方から放り投げさせ、後ろ手に受け取ったのはリモコンだ。

 壁一面のモニターめがけてピッとボタンを押すと、映し出されたのは市庁舎ではない、何処かの視聴者の群れ。


脚長町あしながまちにたどり着くまでの無頼旅の間に、わたしも調べさせてもらっていたんだ……。この町は情報統制が成されていて、町民たちは知らないようだったが。お前が留守の間に市長室に入って、裏付けを済ませておいたぞ、町長」

「貴様ァ、礼賛……! 気づいていたのか!? 俺の『脚本』をどこから、いつから知っていた!!」

「いつからと言われれば最初の戦いからだ! 雑魚場ざこばレギンに襲われた時からだ! 噛んで含めるように語るものだから、変な女だと思っていた。町長、お前がどこまであの雑魚に指示をしたのかは知らないが。大方、台本でも渡して喋らせたんじゃあないか?」

「あの雑魚の説明口調は生まれつきだ。それを俺は利用したまでのことよ……! やるべきことを教えてやったら、闘いながら勝手に喋ったのだ」

「これはまた、ちょうどいい人材がいたものだ。初戦の雑魚にうってつけの実力にして、視聴者やわたしにルールを話して聞かせてやる役目としても、申し分ない」


 ひときわ声を張り上げて、月脚礼賛は遂に核心を突く。


「この『剣脚商売』は、歯牙直哉我が仕組んだ、ショービジネスだ!! 剣脚が集う脚長町で起こるこの戦いを、一定のルールに則って行い、全世界に配信して儲けている!! このラストバトルも今まさに、中継の真っ最中だ! そうだろう?」

「いかにもである、よくぞ見抜いた月脚礼賛!!」


 歯牙町長は、食いしばった笑みを持って、礼賛の指摘を正面から受け止める。

 公にしていなかった事実を明らかにされ、彼は痛恨の極みなのか? それとも開き直ってのこの態度なのか?

 歪んだ笑顔は苦虫を噛み潰したかのように凄みを増しているし、ギリギリとした歯ぎしりの振動にはないまぜの敵意も感じられる。

 中年の意図、わからず。しかし唯一確かなことは、この政治家は逃げも隠れもしないということだ。


「『剣脚商売』、これぞ俺の『脚本』遂行のための最大の財源よ! まァ謂わば、我が町の町興しの一環でねェ。ぐうーぬはははははあぁ……!」

「ふん、町興しで切った張ったの命がけの女の戦い。それを無断で放映か? 決戦の筋道を作って盛り上げるのも、お涙頂戴の友情劇に割り込まないのも、わたしの不利を大げさに語って客を煽るのも、秘書に無体な格好をさせるのも。全ては商売のためというわけか」

「良く理解しているようだ、月脚礼賛。流石であるッ! この『剣脚商売』の最終決戦を飾るに相応しい対戦者だ!! ただし君は二つ思い違いをしているぞ?」


 腕組みを解いて男の掌をズイと面前に突き出し、町長は二本指を立てる。


「終が着ているこのバニースタイルは俺の趣味だし、君の不利を煽った末の逆転劇を客に見せるつもりもない。歯牙終という最高の美脚を前にして君は敗れ、俺の野望のために天叢雲剣を献上することになる!! 『脚本』はそうなるように既に仕組まれているのだッ!」

「ほほう? この期に及んで大口叩いて、負けフラグを重ねる気か、歯牙町長」

「ほざけ!! 吠え面をかくのは君だぞ、礼賛」

「さあ、どうだか……? まあいい、行くぞゴーマル。こいつをぶった斬って終わりにしよう」

「ああ」


 『剣脚商売』の真相がとうとう明らかとなり、各々方が見守り、狂喜し、戦いの行く末を案じる中で、月脚礼賛は片脚をゆうらりと持ち上げた。

 月明かりに映える『半月殺法』の足取りが、果たしてこの戦いを終わらせるのだろうか?

 美脚を振りかぶり正面見つめる、眼光鋭き女の視線。

 次回、剣脚商売。

 対戦者、バックシームガーターストッキングバニーガール秘書。






「悪ぃ、礼賛」

「ゴー……マっ……!??」


 愛しき女の腰元に、抱きついてきたかのように見えた少年は、伏し目がちで。

 実はその時、女の姿すら視界に入れてはいなかった。

 見つめることが、彼には怖かったのだ。

 少年の震える手に握られていたのは、着流し男から盗み取ったドス一本。

 果轟丸の不意打ちは、月脚礼賛のくびれた腰に、背後から深々と突き刺さった。

 目前の敵は、背後からの不意打ちはしない。その読みは当たっていた。

 だが、しかして。真に恐るべきは、獅子身中の虫。


 次回、剣脚商売。

 最終回。

 さらば、月脚礼賛。

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