妄想彼女

白ウサギ

第1話とうとう僕も末期か?

僕はどうやらおかしくなったようだ。

ここは僕の部屋で子供は僕一人。

昨日も夜一人で寝ていたはずだ。

そう、一人で………。


「おかしいな」

「何が?」

「いや、キミが存在していることが?」

「え、だって会いたいって言ったじゃん」

「うん、まぁ、そうなんだけど……。僕もとうとう末期らしい」

「えぇ!病気?」

「違うわ!」

驚く彼女に僕は思わず大きな突っ込みを入れる。

「きゃ」

彼女はビクッとする。

「あ、、えっと、ごめん」

「いきなり大きな声出さないでよ、もぅ。」


彼女は何故か僕の枕を抱き膨れていた。

「とりあえず、一回ドア閉めてもいい?」

「え、なんで」

「いいから。一回僕外に出るから。それからもう一度入るね?」

「何それ?変なの。」

彼女はよくわからないような、けど少し拗ねたような表情になる。

僕は無言で部屋から出てドアを閉め、深呼吸をしてもう一度ゆっくり

ドアを開ける。

「わっ」

「うあぁ~」

「きゃ!」

ドアを開けた瞬間に彼女がいた。

僕はへたり込み、彼女は胸を押さえていた。


座り込んだ僕の眼に彼女が映る

大きい、彼女の一部分を見てそんなアホな事を考えていた。

「もう、驚かさないでよ。大丈夫」

「う、うん。体は………大丈夫。頭と大事な部分がちょっとおかしいくらい。」

「ふぅ~ん。エッチ!」

「なっ!」

彼女がへたり込んだ僕を上から覗き込みにやりと笑う。

僕は恥ずかしがりながらも、見とれていた。

彼女は銀髪のセミロングで綺麗な白い肌、両目とも青い目で少し猫みたいな感じ。

だけど外国人じゃない。

胸はよくわからないけど結構おおきい。足も健康的な感じで

太ももまで、うん?太ももまで見えてる?

「エッチ!」

少し恥ずかしそうにセーター(僕のだ)を下に下げる。

その顔は少し赤くなっていた。可愛い。

「そうじゃなくて、「何が?」いや、えっと」

「もう、はっきりしないなぁ」

彼女は僕に手を差しだし、僕は恐る恐る握り立ち上がる。

「ひ、一つ聞いてもいい?」

「うん、なあに?」

彼女と僕の距離は50センチにも満たないそれぐらい近い。

彼女の青い綺麗な眼が僕を映す。

僕の呼吸は彼女に取られてしまったらしい。

甘い匂いのする中で僕は懸命に誘惑に負けないように言葉を発した。

「キミ、誰」

「え、知ってるでしょ。………私は君から生まれたんだよ。」

「私の名前は久那、久那間白くなましろ。よろしくね」

そういって彼女は僕の唇にキスをした。

僕の始めては僕?

これが僕と彼女?とのはじまり。

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妄想彼女 白ウサギ @Whiterabbit-cam

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