第4話

「ヴィンス・リゲル――ええ、もちろん覚えておりますとも。私もそれは数多くの武術試合を観てまいりましたが、あのときのお二人の戦いは今もこの眼に焼きついておりますぞ」

 リゲルの名を聞き、俄然熱を帯び出した声で語るのは、ヘクター・ダンカンである。

 いかにも人品の良さそうなこの小柄な老人は、アトリード領にあるシアーズ家の本邸で、長らく侍従として仕えた男である。主から暇をもらったのちは、レン市内にて老妻とふたり、悠々自適の隠居生活を送っている。

 ダンカンは武術愛好家であり、シアーズ家指南役であったヴァートの父・シーヴァーと親交が深かったという。リゲルの訪問を受けた翌日の昼下がり、ヴァートはこの男を訪ねた。シーヴァーとリゲルとの手合わせについて聞きに来たのだということは、書き述べるまでもない。

「お二人は、ともにオーハラ流の遣い手。互いの手の内はある程度理解されていたでしょうから、まさに互角の条件で戦われたと言えますな」

 武術のことになると口が滑らかになるのは、ファイナにも通ずる武術愛好家の特徴である。ダンカンは、身振りを交えながら、リゲルとシーヴァーの戦いぶりを語る。

「リゲル殿は、当時まだ二十台半ばにもならぬ年齢ながら、相当な手練でいらっしゃいました。しかし、僭越ながら申し上げますが――剣士としての完成度という点では、シーヴァー様が一枚上手であったように見受けられました」

 剣士としての完成度とは、つまるところどこまで基本ができているか、ということに尽きる。

 たとえば剣を振り下ろすという行為ひとつとっても、力の入れ方、重心の移動、呼吸の仕方など、いくつもの要素が複雑に絡み合って連動し、はじめてひとつの「動作」となる。これらの要素にほんの少しの乱れがあっただけでも、その動作は完璧なものとはならない。

 シーヴァーとリゲルの勝負を分けたのは、この完成度の差だったというわけである。

 思い返せば、ヴァートが生前のシーヴァーに剣を習っていたときも、基本の重要性を耳にたこができるほど聞かされた。そして、マーシャに一命を救われたのち、桜蓮荘でヴァートが受けた稽古も、まさに基本を完璧なものとするためのものだった。

「基本ができていれば、小難しい技など練習するまでもない、ひとりでに身につくものだ、か。ハミルトン師匠もよくそう言ってたなぁ」

「ほう、あのラルフ・ハミルトン殿もそのようなことを……いや、まさに一語一句違わぬことを、シーヴァー様も常々仰っていました」

 感慨深げに語ると、ダンカンはカップの茶を一口啜った。

「そういえばダンカンさん、実は、前から聞きたかったことが」

「私が答えられることでしたら、なんなりと」

 せっかくの機会なので、ヴァートはダンカンにかねてから抱いていた疑問をぶつけることにした。それは、

「父は、どうして大会とか試合に出ようとしなかったんでしょう」

 このことであった。

 ルーク・サリンジャーとの一件が決着したのち、ヴァートはファイナの協力でシーヴァーの公式戦における記録を調べてみた。優秀な武術家であったとは聞いたが、自分は田舎村で隠棲する父の姿しか知らぬ。武術家としてどのような活躍をしたのか、知りたくなったのも当然のことであろう。ヴァートは、武術の記録の中に往時の父の姿を求めたのである。

 しかし、シーヴァーの名は、アトリード領内のごく小さな大会で数度見つかったのみだった。ダンカンやアンドレアス・シアーズが口を揃えてその腕前を賞賛したわりには、その実績はあまりにささやかである。

「さて、今となってはその本心までは測りかねますが……まず、欲心というものを持たれないお方でありましたし……そういえばシーヴァー様は、こんなことを仰っていましたな。『他者と争うことだけが、剣を高める術ではない』、と」 

 強敵と切磋琢磨することが、実力を高める近道である――一般的にはそう言われる。ヴァートも、それは間違っていないと思う。実力者揃いのハミルトン道場で揉まれた経験が、自分を鍛え上げてくれたということは疑いようもない。

 どこか哲学者めいた物言いである。それは、厳しい修練のすえ、シーヴァーが辿りついたひとつの真理だったのかもしれぬ。

 しかし――今のヴァートには、まだ理解のできぬ言葉であった。

「それに――アンドレアス様も、シーヴァー様を無理に試合に出そうとはなさりませんでした」

 これは、異例のことといえよう。貴族にとって、お抱えの武術家というものは、虚栄心を満たすための道具としての側面も持つ。お抱えの武術家が活躍したなら、それはそのまま主の名誉となる社会である。召し抱えた武術家を公の場で戦わせるというのは、ある意味手に入れた美術品を見せびらかすのと似た行為なのだ。

 数年間にも及ぶ修行の旅をして、滅多に試合に出なかったというマット・ブロウズのことにもいえるが、アンドレアスは実に懐の広い人物であったといえよう。あるいは、よほどシーヴァーの人柄を気に入っていたのかも知れぬ。

 ひとしきり話を聞いたのち、ヴァートはダンカン邸を辞去しようとした。夕飯を食べて行ってくれ、泊まっていってくれと、ダンカン夫妻はしきりにヴァートを引きとめようとする。しかし、父の話を聞いたヴァートは、すぐにでも剣を振りたい気分になったため、これを丁寧に断った。

「きっと、またお訪ねくださいますよう……」

「ええ、もちろん。今度は母さんの話も聞かせてください」

 いつまでも手を振り続けるダンカン夫妻に若干の困惑を覚えながらも、ヴァートは家路につくのだった。


 月日はまたたく間に流れ、秋季大会はもう翌日である。

 普通の武術家ならば、大会の前日は厳しい稽古を控え、滋養のつくものを食し、ゆっくりと身体を休める。いわゆる調整期間を設けるのが一般的となっている。

 しかし、ヴァートを指導するマーシャと、彼の稽古相手となるミネルヴァ、アイの辞書に調整期間などという文言は存在しない。

 試合前日だというのに、いつもどおり――いや、いつにも増して厳しい稽古であった。くたくたになるまで剣を振り、三人相手にさんざ打ち据えられたヴァートは、そのまま皆に『銀の角兜亭』に連れ出された。試合前日の飲酒も、多くの武術家が避けるところであるが、マーシャたちはそんなことはお構いなしである。

 常在戦場。いつ戦に巻き込まれてもいいように、武術家は常に万全に戦える状態を保っていなければならない――そういう考えから、あえて調整という行為を行わぬ武術家もいる。しかし、マーシャの意図するところは違っていた。

 マーシャに言わせれば、

「前日一日の過ごし方程度で勝敗が左右されるのは、まだまだ未熟な証拠」

 だそうだ。

 厳しい物言いではある、しかし、それは

(秋季大会はあくまで通過点。多少不利な条件でも勝ち抜くくらいでないと困る)

 という、マーシャの期待の現われでもある。

「今日は随分こっぴどく揉まれた・・・・みたいね。手当てしてあげようか?」

 酒場の先客であったファイナが、ヴァートの痣だらけの顔を覗き込んでそう言った。

「いや、それには及ばぬよ。われわれも、試合を翌日に控えた者に大怪我を負わせるほど無思慮ではないさ」

 ヴァートに先んじて、マーシャが答える。

(本当かよ……)

 マーシャ相手の稽古中、ヴァートは小手に一撃を受けた。手甲越しであったため負傷にはいたらなかったが、それは、まるで腕が斬り飛ばされたのではないかと錯覚したほどの鋭い一撃であった。なので、ヴァートはマーシャの言葉がどこまで本気なのかわからない。

 ハミルトン道場にしてもそうなのだが――マーシャやアイ、ミネルヴァは、基本的に「怪我をするのはその者が未熟だからだ」という考えのもと、稽古を行っている。無論、大事には至らぬようある程度の手加減はしているのだが。

「でも、本当に残念。私も応援に行きたかったんだけど……」

 ファイナが、がっくりと肩を落とす。

 ファイナが、老医師ホプキンズのもと、見習い医師をしているのはたびたび書き述べている。

 翌日、ホプキンズ医師は片道半日ほどのところまで、往診に行くことになっている。ファイナはホプキンズが不在の間、診療所で患者を診なければならないのだとか。

 ホプキンズは、口にこそ出さないものの、ファイナの趣味に大きな理解を示している。大きな試合が開催されるときなどは、大した用事もないのにファイナを外へ使いに出し、

「今日はわし一人で考えねばならんことがある。そこらをうろちょろされては邪魔じゃから、外でしばらく時間を潰しておれ」

 などといって小遣いを与えたりする。

 本来ホプキンズは近場にしか往診に行かないのだが、今回は例外である。なんでも、若いころ世話になった大恩人の息子にあたる人物が、病を患って臥せっているだとかで、丸一日かけて往診に出ることになったのだという。

「しかしファイナさん、診療所を任されるというのは、ホプキンズ殿がファイナさんを信頼している証ですわ」

 それは、まさにミネルヴァの言うとおりであった。消沈していたファイナの表情が、ぱっと明るくなる。

「そうなんです! 実は、まる一日あたしひとりで診療所を開くのは初めてなんですけど――おじいちゃん、『いつもの患者の相手なら、今のお前でも問題ないじゃろ』って言ってくれて!」

 弾んだ声でそう言うと、ファイナは一気に杯を干した。

 ホプキンズは口が悪く、一緒に暮らすファイナでさえ彼が人を褒めるのは見たことがない。それだけに、ファイナの嬉しさもひとしおであろう。

「それはなにより。ファイナにとって、大きな一歩にござろうなぁ。どれ、記念に一杯おごらせてもらうでござるよ」

 アイが、ファイナのお代わりを注文する。

「ありがとうございます――でも、あさっての午後なら観に行けるかも。患者さんの入りかた次第だけど」

 秋季大会は、レン郊外にある王国軍練兵場にて、二日に分けて開催される。練兵場は十試合を同時に開催できる広さがあるけれども、総勢二百五十人近くがトーナメントで優勝を争う大会であるから、一日で全ての試合を行うことは不可能なのだ。

「それでは、ますます負けられぬな、ヴァート。ファイナを落胆させては男がすたるぞ」

 二日目の午後ともなれば、大会も大詰めだ。試合の進み方にもよるが、例年通りならばおおむね八強が出揃っている時間である。

「もちろん。ファイナさんは、二日目の夕方に来てくれても大丈夫だよ」

 自信満々にヴァートが言い放った。

 夕方というのは、決勝戦が行われる頃合だ。絶対に決勝に残る――いや、優勝してみせるというヴァートの意気込みの表れであった。

「よう、兄さん。明日試合だってな。こいつは俺のおごりだ」

 と、酒場の店主が料理の一皿を差し出してきた。それは、小ぶりの手長海老をからりと素揚げにしたものである。

 手長海老は、シーラントでは古来より勝負事の前の縁起物とされている。これは、手長海老を上から見た姿が、シーラント古代神話において戦神と謳われる英雄・トランヴァルの盾に描かれた紋様と似ていることに由来する。

「ありがとうございます」

 ヴァートが海老にかぶりつこうとするろころへ、店の常連客たちが続々集まってきた。酔漢たちは、すっかり顔なじみになったヴァートの肩を叩きつつ、

「こいつは俺からだ。先生の名を汚さねぇよう、しっかりやるんだぜ」

「この酒は、俺の爺さんが博打を打つ前に必ず飲んでたもんでな。こいつを飲んだあとは、必ずツキが回ってくるって話さ」

 などと言って、ヴァートの前に料理を酒を置いていくのである。

 大会で好成績を収められた暁には、ここの常連客たちにも礼をせねば――そんなことを考えながら、ヴァートは酒と料理を腹に詰め込むのだった。


 そして翌朝。

 前夜、かなりの暴飲暴食をしたにもかかわらず、ヴァートの体調はすこぶる良好だ。寝覚めもよく、総身に力が漲るのを感じる。

 前日に用意しておいた荷物を背負い、桜蓮荘を出る。

 見送りに出る者はいない。子供が遊びに出るとはわけが違う。武術家として、そして一人の男としての門出である。皆に背中を押されなければ出立できないほどヴァートの精神こころは弱くない。ヴァートを信じているからこそ、マーシャたちもあえて見送りに立とうとしないのだ。

「さて――行くか」

 まだ夜も明けきらぬ払暁の空の下、白い息を吐きながらヴァートは歩き始めた。


 秋季大会の会場である王国軍練兵場は、レン市街から海岸線に沿って西に行った先にある。

 そこにはレンの周辺海域を守護する海軍の軍港があり、またそれにレンを中心とする一帯を担当する陸軍の守備隊の砦が併設されている。

 王都防衛基地などと呼ばれるその軍事施設は、規模・配置された人員ともにシーラント最大であり、王国軍の中枢と言っても過言ではない。

 この基地の南に広がる原野を切り開いて整地したのが、今回の大会の舞台となる練兵場なのである。


 練兵場の門前には、長いテーブルが設えられており、参加者の受付を行っていた。

「よろしくお願いします」

 受付の若い兵士に、ヴァートは武術局での申し込みの際に受け取った書類を差し出す。

「はい、ちょっとお待ちを……ええと、ヴァート・フェイロンさんですね。一回戦は第六試合場の第二試合となります。あちらの掲示板に会場の見取り図がありますので、開会式ののち所定の時間までに準備を済ませて待機していてください」

 ヴァートは、兵士から参加者の証となるたすきを受け取った。

「試合の際には、それを身につけてください。では、ご武運を」


 開会式を終え、ヴァートは自らの試合が行われる試合場に向かった。練兵場は広大で、ヴァートはややしばらく歩かねばならなかった。

「二試合目ということは、あまりゆっくりしていられないな」

 試合場に到着したヴァートは、早速荷を解きにかかった。

 もし一試合目が早々に決着してしまった場合、ヴァートの出番はすぐ来てしまう。腰を落ち着けて休憩する間もなく、ヴァートは準備を始める。

 まずは、防具を取り出す。

 普通、シーラントの武術大会では、身につける防具が大会規定で定められている。その規定は大会によって様々だ。全身を一通り保護する防具の着用が義務付けられいる大会もあれば、逆に一定以上の重量の防具を着用してはならない決まりの大会もある。

 一般に、大会の格が上がれば上がるほど、装備の規定は緩くなる。優れた武術家ならば、規定によって護られるのではなく、自分の腕で自身の身を護るべきだと考えられているからだ。

 その最たる例が、武術大会の頂点であるトランヴァル杯であろう。この大会には、防具に関する規定が一切存在しない。極端なことをいえば、戦乱期の騎士が身につけたような全身鎧フル・プレートで出場してもいいし、逆に下着一枚で出場することも咎められぬ。負傷しようが死亡しようが、それは出場者自身の責任であるという考えが徹底されているのだ。

 この秋季大会では、頭部を保護する兜ないしは面当て、手甲に足甲、銅鎧、そして首鎧の着用が義務付けられている。これはシーラントの武術大会の中ではやや厳しめの規定である。そして、この規定を満たすのならば、装備に関する上限は設けられていない。

 もともと兵士の訓練の一環として始まった大会ゆえに、負傷防止が重要視されているのも当然のことである。兵が無用に傷ついてしまうような試合の仕方では、本末転倒であろう。

 試合において、防具の上から打撃を受けた場合、武器の種類と打撃の強さ、そして防具の耐久性を総合的に考慮して有効打であるかどうかの判定が行われる。ならば、相手に打たれても大丈夫なように、規定の範囲内で極力分厚い防具を身につけたほうが有利になるのではないか――素人の中には、そう考える者もいるだろう。

 しかし、実際はそう単純な話ではない。厚い装甲を身に纏うということは、それだけ余計な重量を抱えることになる。重量が増えれば俊敏性が落ちるのは必然である。立ち回りが鈍くなるというのは、一対一の戦いでは大きな不利を招くことになりかねない。

 たとえば、全身を分厚い鉄の鎧で覆ったとしよう。たしかに、生半な攻撃では有効打を浴びないだろう。しかし、鎧の重量を支え、機敏に立ち回ことのできる膂力がなければ、易々と側面や背後を衝かれるてしまう。

 陣形を組むことによって互いの死角を補い合うことができる集団戦ならばともかく、個人の闘争において速度というのは軽視できぬ要素なのだ。

 鈍重だが強い打撃に耐えうる重装備と、軽快に立ち回れるが耐久力に劣る軽装――武術試合では、どちらにも一長一短がある。

 よって、自らの体格・体力、そして戦い方を加味した上で、最適の装備を規定の範囲内に収まるように選ぶこと、それが勝利への第一歩となる。

 話は逸れたが――今回ヴァートは、規定で定められた最低限の防具しか用意していない。ごく薄手の鉄兜に、手甲・足甲・銅鎧・首鎧はすべて革製である。これは全出場者の中でも一、二を争う軽装で、たとえ防具の上からであっても、いい・・一撃をもらってしまえば即座に有効打と判定されてしまうだろう。

 だが、ヴァートはこれでいいと考えている。

 ヴァートの体格は大きいほうではないし、得物も平均的な刃渡りの長剣である。多くの対戦相手が自分より長い間合いを持つのは明らかであり、ヴァートとしてはその間合いに踏み込んでいかねばならぬ。いかに懐を取るかが勝負の鍵となる状況で、俊敏性を殺す重装備は足枷にしかならないだろう。

 もっとも――現役時代、常に最小限の防具しか身につけなかったというマーシャの真似をしたい、そんな感情もないではなかったのだが。


 ヴァートが準備をする間、練兵場には続々と観客たちが詰め掛けてきていた。

 王国軍の行事ということで、入場料はかからない。そのため、王都の人々にとってこの大会は、手軽に楽しめる行楽のひとつなのだ。

 また、この大会を賭博の対象にすることは禁じられているため、観客のほとんどは、純粋に武術試合を楽しむためにやって来た人々である。

 ファイナのような筋金入りの武術愛好家から家族連れまで、王都から集まった人々の数は、早朝にもかかわらずすでに二千人を超える。

 不意に、空砲の音が会場に鳴り響いた。第一試合開始の合図である。

「よし……!」

 準備をあらかた終えたヴァートは、腕組みして試合場にまなざしを向けるのだった。

 そして――ついに、その時がやって来る。

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