第二章 第二の世界
0、コンビニ店員、ままならぬ現実に絶望する
人生とはかくも思い通りにはならないものだと、俺は最近とみにそれを思わずにはおられない。
突然だが、ここまでの流れを説明しておこう。
俺の名前は
昭和の名優・長谷川一夫と田宮二郎を足して二で割った上で、もう少しバタ臭くし、今風にアレンジしたような色男だ。(例えが古くてすまん。)
超一流大学を卒業後、超一流企業に入社した俺は、不思議な声に呼ばれたと思ったら、なんと異世界に召喚されてしまった。
一緒に巻き込まれたポニテ、どじっこ、ロリ貧乳の幼馴染と、俺を召喚した三つ編み、天然、眼鏡っ娘の神官と、金髪縦ロールのつんでれ、巨乳のお姫様との四人で魔王退治の旅(ぽろりもあるよ)に向かうことになったのだ。
チートな能力を与えられていた俺だったから、旅は楽勝、きゃっきゃうふふで問題なく進んでいたものの、ここでなんとトラブル発生。
旅の途中で返り討ちにした魔王の娘(猫耳)が、俺に一目ぼれして付いてきてしまったのだ。
火花を散らす美女達に囲まれて、俺はいったいどうすればいいの!?
次回、『イッセーのわくわくハーレム帝国、危機一髪!?』、お楽しみに!
……という夢から覚めた俺は、気付くとむくつけきマッチョメン(複数形)に取り囲まれていた。
ゴメン、ほんと勘弁して。
ていうか、いったい何が起きたのか、誰か俺に説明してくんね?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます