第二章のあらすじ・登場人物

【「第二章 蒼き獅子」のあらすじ】

 けい帝に送り出され、帝都紫瑤しようを出発した麗蘭とりょうは、海路を行くため港町随加ずいかへと向かう。


 随加で茗行きの商船に乗る計画だったが、近海での海賊の横行により船を手配出来ないことが分かる。

 先を急いでおり、かつ聖安人を脅かす茗人の海賊を捨て置けない麗蘭たちは、蘢の水軍で賊を討伐することにする。


 海上で海賊との戦いになり、麗蘭は首領と対峙する。この首領こそ、茗の『四神』と名高い将軍玄武であった。

 蘢は玄武と一対一で戦い勝利を収め、海賊討伐にも成功するが、玄武を討ち取ろうとしたところで逃げられてしまう。


 重傷を負った玄武は逃げ延びたところで、耽溺たんできしていた美女、瑠璃に助けられる。

 彼女の正体は、絶大なる闇の神力を持った巫女であった。 


【「第二章 蒼き獅子」の主な登場人物】

清麗蘭せいれいらん

 自分が公主であると知らされるが、其の事実は未だ隠している。

 蘢と共に帝都紫瑤を出発し、港町随加に到着。

 行く手を阻む海賊たちを討伐すべく、蘢率いる水軍に混じって戦う。


蒼稀蘢そうきりょう

 海賊を討伐するため、自分の水軍を呼び寄せ出陣する。

 玄武と戦い勝利し、討伐にも成功。


◆玄武(緑鷹りょくよう

 茗の上将軍で『四神』の一人であり、英雄と称えられる武人。近年は出陣を命じられず、随加近郊に駐在させられ燻っている。

 暇を持て余し、茗人の海賊を乗っ取り首領となる。謎の美女、瑠璃を気に入り執心している。

 蘢に敗れるも瑠璃に助けられ、共に姿を消す。


しょう瑠璃

 玄武を誘惑する絶世の美女。

 其の正体は、人ならざる「闇の君主」に仕える巫女。


しゅ帝(せき珠玉)

の君」から麗蘭の情報を得て、腹心である青竜と朱雀、玄武に彼女を捕らえるよう命じる。


◆朱雀(紅燐こうりん

『四神』の一人。

 珠帝の命を受け、玄武に『光龍を捕らえよ』との勅書を届ける。

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