第三章 セイリア航海

第9話 セイリア航海 1



 延々と真紅の魔女が召喚した魔樹に巻き付かれていた商人は、新たに魔女まで乗せてペルダットを目指すことになった。彼は本当は、物騒な魔女だのなんだのは置いてさっさと逃げてしまいたかったのだが、剣で脅されたのだからどうしようもない。大きく時間を食ったせいで日が暮れるまでにペルダットに着くかは危うい。迷惑料として追加料金を取りたい気分であったが、魔女が恐ろしくてそれもできなかった。


 まったく、何で自分はこんなに不運なのか。そんなことを考えながら鞭をはしらせる。苛立ちから、つい馬に八つ当たりをしてしまうのだ。荷馬車はどんどん速度を上げる。彼としては一秒でも早くペルダットに着いて厄介な連中を降ろしてしまいたい。最初はラピスまで乗せる約束をしていた気がしなくもないが、この後また、二日にわたって彼女たちといるのは願い下げだった。さっさと縁を切って、いらぬ面倒にこれ以上捲き込まれるのは避けたい。


 がたん、と、ひときわ大きく馬車が跳ねる。そのあと馬車は傾ぎ、すさまじい音と振動を彼に伝えた。体勢を崩しながら手綱を引き、慌てて馬車を止める。


 先ほどとは反対側の車輪が外れていた。


 幌を外していたため外に転がり出てしまったらしい魔導師の、


「また追い剥ぎが来たらやだね」


 という間の抜けた心配に、彼は体がしぼむ勢いで、深い深い溜息をついた。



***



 再び車輪を嵌めなおして、出発してからいくらも経たないうちに、雨粒がフィラーシャたちを濡らし始めた。


「この季節に、雨か」


 驚いた様子でサリアスが呟く。


「……、雨ってな夏に降るもんでしょ。冬は雪だわさ」


 呆れた様子でルチルナが突っ込む。基本的にスピニア辺りは夏に雨が多く、冬は乾燥しており、聖都は逆に夏は乾ききった風ばかりが吹き、冬に雨が降るそうだ。


「雪か。見られるかな?」


 聖都には雪は降らないという。サリアスは雪を見たことがないのだろう。


「凍えたけりゃ、どうぞ。冬まで粘ってみれば? 雪を喜ぶなんて気が知れないわ」


「同感……」


 寒冷地出身の二人は同時に嫌そうな顔をする。彼女たちには雪は迷惑者だ。悪臭から逃れるためにルチルナが幌をはずしてしまったので吹きさらしの中、次第に大きくなる雨粒を顔に受けながら、フィラーシャは空を見上げた。灰色に厚く垂れ込める雲から雨が降る。今や天から注ぐ水ですら、決して清らかな物ではない。それでも、それは地に生きる物にとって至上の恵みだ。


 一面の草原に、ちらほらと放牧された羊や馬、それを追う騎馬遊牧民の姿が見えるだけであったなかに、次第に畑があらわれ始める。集落が近くなってきているのだ。植えられているのは綿花である。この辺りは冬に小麦、夏に綿花を栽培しているのだ、とルチルナが解説した。


 フィラーシャの故郷も、牧草地と麦畑が広がっていた。彼女は西の遠い空を見上げる。この草原のはるか彼方に彼女の故郷があるのだ。姉は元気だろうか。今更ながらに遠い所にいることを実感し、フィラーシャは故郷に思いを馳せた。たった十日前にはこの大陸の西の端にいた自分が、今は東の端にいる。そのことに奇妙な感覚を覚え、改めて跳躍門の、神帝の偉大さを感じた。


 不規則に馬車は揺れ続ける。サリアスとルチルナは何か話をしていたが、なんとなくそれに混じる気になれず、フィラーシャは一人ぼんやりと空を見ていた。見慣れた景色とかけ離れてなどいないのに、全く知らない光景を見ているのが辛い。知らない場所にいる、というだけで感じる妙な浮遊感、寄る辺のなさのようなものに、何となく、泣きたくなっていた。


「後どのくらいで街につくのだろう」


「そうねえ、まあ、日暮れまでには着くんじゃないかしら」


 雨あしは次第に強くなる。とうとう本格的に降り出した雨に打たれながら、馬車はひたすら東へ走っていた。


 大粒の雨が心地良くフィラーシャを濡らす。ずぶ濡れになって、誰にも気付かれないように泣きながら、なんでもないようなことで、どうしようもなく不安定になる自分がとても情けなかった。



***



 ルチルナの予想通り、馬車は日暮れ前にペルダットに着いた。さっさと彼女たちを降ろしたかった、商人の努力によるところが大きいだろう。街に着くなり彼女たちを放り出すと、商人は一目散に雑踏の彼方へ消えていく。北の夏は短い。その間に北の大地へ行って帰って来られなければ、本当に雪の中で凍え死ぬことになりかねない。旅はできるだけ急ぐに越したことはないが、無理をして体調を崩しては元も子もない。三人はとりあえず今日は宿に入り、休むことにした。


 普段、夜陰にまぎれて仕事をしていたルチルナは、その鮮やかな外見にもかかわらず顔を知られておらず、堂々と街中を闊歩することができる。そのためルチルナが他二人に気をまわしてもらうどころか、早速自分が旅慣れていない小娘二人を率いて宿を手配することになって憤慨していた。


 無駄遣い厳禁を主張するサリアスがルチルナを押し切って、彼女たちは一階が酒場を兼ねた大衆食堂、二階が宿屋というごくありふれた中級の宿に三人部屋を取ることにした。ルチルナは新しく服を買うと言ってサリアスから金を受け取り、外へ出て行く。フィラーシャの魔術でぼろぼろになった服は、すでに雑巾予備軍と化していた。フィラーシャとサリアスは、夕食を三人で食べるため彼女を待つ。なんとなく、話すこともなくて、フィラーシャはただ寝台に腰掛けていた。サリアスは寝台の上に寝転んで天井を見上げている。


 ルチルナのことは納得したはずなのにまだ気分が晴れないフィラーシャは、サリアス相手に話題を探して話しかけるのが、今、非常に億劫だった。別段、サリアスは沈黙を気にした様子もない。フィラーシャひとりが勝手に気にしているだけで、サリアスはフィラーシャが拗ねていることにも気付いていないし、沈黙が重苦しいとも思っていないのだろう。自分ひとりが気にしている、という状況もまた、フィラーシャの気分を一層鬱々とさせた。


「私も、ちょっと出てくるね」


 言って立ち上がる。


「ん、ああ。ルチルナがもう少しで帰ってくるのではないか?」


「大丈夫、外で風に当たってくるだけだから」


 笑って返すと、それじゃあ、と言って部屋を出た。


 階段を降りて、一階の酒場を出る。フィラーシャたちが泊まる宿は町のはずれにあり、少し歩くと街を囲う石垣があった。野獣や夜盗、魔物から街を守るためだけのものなので、戦のための櫓や矢狭間などはない至って簡素なつくりだ。それでも上を人が歩ける程度の幅はあり、所々に昇り降りができるように表面に段差がついている。フィラーシャは、その石垣に登ってみることにした。別段街中を歩きたいわけでもなく、ただ独りになりたかったのだ。


 石垣の外は、一面まだ背丈の低い綿花の畑である。その間を縦横に灌漑用の地下水路が走り、一定間隔で水路へのらせん状の入り口がぽっかりと開いていた。街に入る前、この穴のことをサリアスが尋ねていた。街に着く前しきりに降っていた雨は既にやんでいる。


 濡れた石垣に腰掛け、今度は町の方を見下ろした。ここならばルチルナが帰ってくるのを見逃すこともないだろう。フィラーシャは、ただぼんやりと町を眺める。夕方の弱々しい赤い光を雲がさえぎって、行き交う人々の影は薄い。全体的に赤暗く滲んだ視界が、涙でさらにぼやけた。


「……、だめだなあ……」


 ひとりごちる。本当にこれからをやっていけるのか、フィラーシャは不安になっていた。



***



 宿に帰ってルチルナは、とりあえず出血が止まらないところにだけ布を巻き、新しく買った服に着替えた。これからもっと寒い所へ行くのならと、水を弾くよう加工された厚手の外套も買ってある。寒さに対して危機感のないサリアスは渋い顔をしたが、永久凍土の土地を舐めてはいけない。フィラーシャはともかく、サリアスはあまり防寒具を持っていない様子だったので、明日の買い出し前に装備の点検をしなければ、とルチルナは意気込んだ。世話焼き気質が既に全開なのだが本人にその自覚は無い。


 ひととおり着替え終わると、再び外に出る。フィラーシャがまだ外に出ているらしい。そうサリアスから聞いたのだ。表に出ると、すぐ近くの石垣に黒い影が乗っていた。おそらくあれだろうと見当をつけて、ルチルナはそちらへ向かう。鈍感な――ある意味では非常に鋭敏なのだろうが――戦士、サリアスは気づいていないようだが、ルチルナが仲間に加わったことで、魔導師のほうは随分と混乱している。つくづく貧乏くじというか、おせっかい焼きだとは思っても、とりあえず気づいた者が声をかけておくべきであろう。そうルチルナは考えていた。


 影の近くまで行くと、上の影が身じろぎした。


「フィラーシャ?」


 影が頷く。一つ息をついてルチルナは石垣を登り始めた。



***



 石塀の上で膝を抱えたフィラーシャがしばらくぼんやりと風に当たっていると、足元に人影がやってきた。もはやそれが誰であるかすら判別しがたい暗さであったが、相手が声をかけてきたのでやってきたのはルチルナであると知れる。ルチルナは、フィラーシャが頷くと石垣を登ってきた。なんとなく場所を空けるように、フィラーシャは横にずれる。


「サリアスが探してたわよ」


 上まであがってくると、ルチルナはフィラーシャの横に腰掛けた。


「何か見える?」


 黙って首を横に振る。


「そ。あのさあ、悪いんだけど、あんた治癒魔術とか使える?」


 少しためらって、フィラーシャは頷いた。


「あんたにやられた切り傷で、どーも血が止まんないとこがあるんだけど」


 フィラーシャの脳裏に、あの時の光景がよみがえる。


 駆け抜ける銀の刃、舞い散る金色の髪と赤い血。今までに経験したことのない、柔らかいものを切り裂く感覚。


 あらためて思い出し、フィラーシャは俯いた。上衣の裾を握る拳に力がこもる。


「……人間相手に、攻撃魔術使ったの、初めてだったの?」


「うん」


 やっぱり、とルチルナが呟いた。


「分かるんだ……」


「そりゃあね。まあ、伊達に何年も追い剥ぎなんかやってないし?」


「そういうものなんだ……」


「そ。んで、治癒魔術、いい?」


 わざわざ袖を捲り上げて傷口を見せる。


「う、ん……」


 ひとつ呼吸を整えて、フィラーシャは意識を集中する。


「月の女神、癒しの乙女よ、その聖なるくちづけをこの者に与えよ。安らぎを求め、癒しを求めし者をその膝に抱き、限りない慈悲と愛撫をもって傷つきし者を癒せ」


 青い光がルチルナを包む。腕の傷だけでなく、体全体から傷が消えたはずだ。


「へえ、さすが。魔道協会から選出されただけのことはあるわねえ」


 痛みが消えたのであろう、ルチルナは確認するように手足を動かした。


「別に、そんなことないよ」


 選ばれたと言っても、年に何人かは選ばれるものなのだ。


「そう謙遜しなさんなって。里心でも付いたの? しょぼくれた顔しちゃって」


 ルチルナが顔を覗き込んでくる。どうしていいか分からなくてフィラーシャは身を竦ませた。


「杖なしで魔術が使えるだけでもなかなかのもんなんでしょ?」


「治癒系統だけは何がなくても使えるように訓練してきたから」


 そう答えると、へえ、ともらしてルチルナはフィラーシャから顔を離した。すっかり暗くなって建物の形と、窓から漏れる灯りが見えるだけの町を眺める。すでに辺りは薄闇に包まれ、隣のルチルナの表情すら見分け難い。サリアスはどうしているのだろう。部屋で待っているのだろうか。鼻筋の通ったルチルナの横顔を眺めながら、フィラーシャはぼんやりと自分と彼女の接点である戦士のことを思う。


「あたしは、親兄弟を魔物に殺されてるのよ」


 ルチルナが唐突に語り始める。


「五つか六つのころかなあ、ある日、両親がなかなか帰ってこなくてね、兄さんと二人でずっと待ってたの。日がすっかり暮れて、十年上の兄さんが探しに行こうとしたとき、家の扉が乱暴に開いてね、なんか、毛むくじゃらの、鎧着た狼みたいなのがどかどか入ってきて。私は兄さんに物置に押し込まれて隠れてたんだけど、……兄さん、そいつらに殺されちゃったのよ、私の目の前で」


 フィラーシャは目を見張る。隣で町を眺める横顔は、なんとなく苦い微笑を浮かべているようだった。


「なんで見てたかっていうと、まあ、お約束なんだけど、隙間から覗いててさ。あたしも殺されるかと思ったけど、なんでかな、あいつらそのまま帰っちゃって。後で家を飛び出して、夜が明けるまでその辺をむやみやたらに探し回って、やっと見つけた両親は、血の池ん中で冷たくなってたわ。知り合いとか全然いなかったし、近くに家もないし。仕方ないからそのまんま。身一つで放浪して、そんでまあ今に至るってわけよ」


 軽い調子で、何でもないことのように語られた内容は想像を絶するものだった。フィラーシャも親の顔は覚えていないが、今までに人が目の前で死ぬところを見た経験もない。


「んだからさ、サリアスに一緒に来いって言われて、正直驚いたし、何も言ってない、何も知らないはずの相手がなんでこんなに自信たっぷりなのか、って腹立つとこもあるけど、あいつの考えたことは結果として間違いじゃないってわけ。そりゃあアンタにしてみれば面白くないだろうし、実際、草原であんたたちのやりとり見てると、絶対サリアスが悪いわよ。でも、あたしにもあたしなりに、ああ言われれば頷くしかない事情があったってことで、勘弁、ね?」


 フィラーシャの顔を覗き込んで、ルチルナがにっこり笑う。彼女とフィラーシャは、出会ってまだたったの半日しか経っていない。そんな相手を、気遣い、励ましにわざわざここまで来てくれたのだ、とようやくフィラーシャは気づいた。


「ご、ごめんなさい、ありがとう……」


 うつむいてぼそぼそと言うフィラーシャの頭に、ルチルナの手がのった。


「いいのよ、どーせ先は長いんだもの、こういうことは最初が肝心ってね」


 そう言って片目をつむる。大人の女性の包容力をフィラーシャはルチルナに感じた。故郷の姉を思い出して胸が詰まる。不安や郷愁、色々な不安定な感情が一気にフィラーシャを押し流す。ルチルナが加わった、たったそれだけのことでこうまで気持ちがぐらつく。そのことが、西の故郷を出てからこちら、フィラーシャがどれだけ緊張し、張り詰めていたかを物語っていた。


 頭に置かれたあたたかい手に、緊張の糸が一気にほどけ、フィラーシャはルチルナの胸で泣きじゃくった。



***



 ぴいぴいと泣き始めたフィラーシャを胸に抱いて、ルチルナはひそかに息をつく。まだまだ子供なのだ、この魔導師は。いったいなぜ、魔導協会はこんな少女を魔王討伐などという過酷な旅に出したのか。その答えが分かりきっているだけに、ルチルナはさらに憤る。


 誰も、本気で行くなどとは考えてないのか。それとも旅立った者が死んだところでなんとも思わないのか。おそらくは両方なのだろう。魔導協会は、送り出した者たちの行く末を案じてなどいない。神殿に唯々諾々と従って若い魔導師たちをほいほいと人身御供に出す。魔導師たちも心得ているから、誰も本気で使命を果たそうとしない。実際、ここ二、三年、ルチルナがあの草原を狩場にしてきて、今まで一度も『魔王討伐に行く勇者』に出会わなかったのがいい証拠だ。


 自分も含め、大人のうち、既に誰一人として他人のことなど考えてはいないのだ。サリアスもフィラーシャも、まだ世間ずれしていない。純粋で単純な子供でしかない。


 だからこそ、辛いであろうし、だからこそ、何かができるかもしれない。


 ルチルナはそう考えていた。


 そして彼女自身は、復讐をはたすため、その少女たちに便乗しようとしている。そのことをしっかりと認識しながら、唯一の大人である自分だからこそできることをしていこう、と思うルチルナであった。



***



 宿に帰ると、サリアスが入り口のところをうろうろしていた。二人とも一向に帰ってくる気配がなかったため、さすがに心配になったらしい。ルチルナが、すぐそこの石垣にいたのだと告げると、彼女は幾分気の抜けた様子で、何もなくてよかったと安堵の息を漏らした。どうやらかなり本気で心配していたらしい。


 もしも二人とも帰ってこなければサリアスは一人きりでこの町に取り残される。顔にも口にも出さないが、サリアスとて六日前には見も知らぬ他人だった相手だけが、この場所で唯一の仲間であるという状況は不安に思うのかもしれない。そう思い当たって、フィラーシャは随分申し訳ないことをしたと反省した。


 三人で食卓を囲み、他愛もない話をする。羊肉や野菜を、小麦粉を練った皮で包んだまんじゅう、麺類、干し魚。大きな器でルチルナが麦酒をあおる。ルチルナはフィラーシャやサリアスにも飲ませようとしたが、フィラーシャはまずいと知っていたので断り、サリアスは一口飲んで辞退した。


「なによお、おこちゃまねえ! 飲んでみなさいってばあ!」


 半ば出来上がって上機嫌で絡んでくるルチルナをかわしながら、フィラーシャは脂っこいまんじゅうを腹いっぱいにつめ込んだ。やはり食事は、より大勢の方が楽しい。


 食べ終わって部屋に帰り、寝台に寝転がる。この辺りには馬を放牧している家が多いから、朝市だなんだと慌てなくても良い馬が手に入るらしい。そのことに安堵してフィラーシャは目を閉じた。もっとも、たとえ何日か前のように寝坊したところで、ルチルナがいれば問答無用で叩き起こしてくれるだろうが。


 旅立ってからこちら、一日が変化なく短い日などありはしなかったが、今日はことさら長かったように思える。灯りの消えた部屋の中、二人の仲間たちの規則正しい寝息が聞こえる。フィラーシャは寝返りをうって、もぞもぞと布団を頭からかぶった。


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