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吸血鬼さん、吸血鬼さん!

吸血鬼さん、吸血鬼さん!

しばの晴月

おすすめレビュー

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★★★
★8
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • くろね虎
    69件の
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    ★★★ Excellent!!!

    千里眼より、読心よりも残酷な「ステータス」

    よくマンガなどで目にする、「他人の心が見える・聞こえる」キャラクター。彼 / 彼女らは人間の黒い一面に打ちひしがれるのがパターンだが、本作の主人公はそれよりも一層つらい立場に置かれている。
    ステータス。
    他人の底の底まで見えてしまう力。
    単に心の声が聞こえるだけなら「誰にだって気の迷いはある」と受け入れることもできるだろう。
    しかしこの力には、そういう“逃げ場”はない。
    親の、友人の、恋人の、どうしようもない現実を突き付けてくる。

    ほの暗い雰囲気から始まったこの物語が、どんなふうに着地するのか。読めばきっとあなたも楽しみになるはずだ。

    • 2016年3月18日 05:01