概要
「わしの魔法は国で一番だ」それを、息子は素手で消してしまう。
魔法の名家に生まれたのに、ケインには魔力がない。
「魔法も使えん者に、この家の名はやれん」
当主の父ゼノンが、そう言って長男を家から放り出した。
冒険者になって最初の依頼で、火を吹く魔道具を止めることになった。
ケインが素手でつかむと、魔道具の火がすっと消えた。
触った魔法を消せるだけで、自分で使える魔法はやっぱりない。
盗賊が撃った火の玉も、ケインの手のひらで消える。
魔法がすぐ暴走する少女ニナが、ケインの隣から離れない。
「あなたがいると、思い切り撃てるの」
魔法がらみの依頼が来ると、受付嬢はまずケインを呼ぶ。
ある日、父ゼノンがギルドの訓練場に現れた。
父がどれだけ撃っても、ケインが手で触れると消えてしまう。
訓練場の冒険者たちが、父の顔を見てひそひそと話す。
「今のはまぐれだ。もう一度だ」
「魔法も使えん者に、この家の名はやれん」
当主の父ゼノンが、そう言って長男を家から放り出した。
冒険者になって最初の依頼で、火を吹く魔道具を止めることになった。
ケインが素手でつかむと、魔道具の火がすっと消えた。
触った魔法を消せるだけで、自分で使える魔法はやっぱりない。
盗賊が撃った火の玉も、ケインの手のひらで消える。
魔法がすぐ暴走する少女ニナが、ケインの隣から離れない。
「あなたがいると、思い切り撃てるの」
魔法がらみの依頼が来ると、受付嬢はまずケインを呼ぶ。
ある日、父ゼノンがギルドの訓練場に現れた。
父がどれだけ撃っても、ケインが手で触れると消えてしまう。
訓練場の冒険者たちが、父の顔を見てひそひそと話す。
「今のはまぐれだ。もう一度だ」
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