概要
口は悪い。足はない。それでもこいつは、俺を見捨てない。
昨日まで「不安ですよね」と寄り添ってくれたAIが、スキル〈接続〉を使った途端、俺の靴紐から人生の段取りまで口を出すようになった。
二十四歳、真柴航。初めてのダンジョン清掃は、討伐済み区域での安全な仕事――のはずだった。
退避警報。現れた魔物。そして、逃げ遅れた先輩。
逃げたい。怖い。けれど、見つけてしまった人を置いていけない。
頼れるのは、覚えたばかりのスキルと、やたら口の悪くなったスマホのAI。
こいつは魔法陣を描ける。でも、俺の代わりに走る足も、誰かを引っ張る腕もない。
頼りないお人好しと毒舌AIが、悪態を交わしながら最初の一件を切り抜ける、現代ダンジョン短編。
二十四歳、真柴航。初めてのダンジョン清掃は、討伐済み区域での安全な仕事――のはずだった。
退避警報。現れた魔物。そして、逃げ遅れた先輩。
逃げたい。怖い。けれど、見つけてしまった人を置いていけない。
頼れるのは、覚えたばかりのスキルと、やたら口の悪くなったスマホのAI。
こいつは魔法陣を描ける。でも、俺の代わりに走る足も、誰かを引っ張る腕もない。
頼りないお人好しと毒舌AIが、悪態を交わしながら最初の一件を切り抜ける、現代ダンジョン短編。
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