概要
魔王軍の総帥は、お父様の見せ場のために全力で負けてみせる娘です。
十五年前、魔王を倒したのはお父様だった。
なのに手柄は仲間の剣聖に奪われ、妻だった聖女は剣聖の嘘にうなずいて離縁。
お父様は「臆病者」の汚名を着せられ、生まれたばかりのわたしを抱いて北の辺境へ去った。
――そんなの、娘のわたしが許しません。
錬金術と魔法の才能を持つ十四歳のリゼは、ひと晩でゴーレムを作り、魔狼の群れを従えて「魔王軍」を結成する。
人々の前でお父様にその魔王軍を倒してもらい、もう一度勇者と呼ばせるために。
手柄を盛った調査隊長の嘘は、欠けた剣のかけらで崩す。
残骸を「魔王の残党の禁術」と決めつけた宮廷錬金術師の魔力計も、作ったのが自分だとは明かさないまま、正しい数字に戻してみせる。
次は、英雄づらの元仲間たちの番です。
けれどリゼはまだ知らない。自分の目が、なぜ剣聖
なのに手柄は仲間の剣聖に奪われ、妻だった聖女は剣聖の嘘にうなずいて離縁。
お父様は「臆病者」の汚名を着せられ、生まれたばかりのわたしを抱いて北の辺境へ去った。
――そんなの、娘のわたしが許しません。
錬金術と魔法の才能を持つ十四歳のリゼは、ひと晩でゴーレムを作り、魔狼の群れを従えて「魔王軍」を結成する。
人々の前でお父様にその魔王軍を倒してもらい、もう一度勇者と呼ばせるために。
手柄を盛った調査隊長の嘘は、欠けた剣のかけらで崩す。
残骸を「魔王の残党の禁術」と決めつけた宮廷錬金術師の魔力計も、作ったのが自分だとは明かさないまま、正しい数字に戻してみせる。
次は、英雄づらの元仲間たちの番です。
けれどリゼはまだ知らない。自分の目が、なぜ剣聖
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