概要
タダはやめました。彼女は、毎朝払いに来る。
学年一の美少女・九条蘭に、俺は一学期からずっと「便利に」使われていた。ノート、席取り、委員会の代打。頼まれれば全部タダでやった。
放課後の廊下で聞いた。「真壁のこと、好きなの?」「タダだから使ってるだけ。それ以上じゃない」
翌朝、俺は自分の机に紙を一枚貼った。実家のクリーニング店と同じ書式の料金表。ノート貸出 百円。席取り 五十円。相談 十分二百円。九条蘭さま専用。有効期限、終業式まで。
彼女は料金表を読み、何も言わずに百円玉を置いた。「ノート。数学」
それから毎朝、彼女は俺の席に払いに来る。用事の値段から始まって、帰り道、昼休み、名前。言えば済む一言の代わりに、小銭を置いて。
まとめ買いはお断りしています。毎朝、来てください。
放課後の廊下で聞いた。「真壁のこと、好きなの?」「タダだから使ってるだけ。それ以上じゃない」
翌朝、俺は自分の机に紙を一枚貼った。実家のクリーニング店と同じ書式の料金表。ノート貸出 百円。席取り 五十円。相談 十分二百円。九条蘭さま専用。有効期限、終業式まで。
彼女は料金表を読み、何も言わずに百円玉を置いた。「ノート。数学」
それから毎朝、彼女は俺の席に払いに来る。用事の値段から始まって、帰り道、昼休み、名前。言えば済む一言の代わりに、小銭を置いて。
まとめ買いはお断りしています。毎朝、来てください。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?