概要
兄は鍵が開く音が好き。弟は銀貨が増える音が好き。
「もう一度、鍵をかけていいか」
「買ったばかりなのに、開かない箱へ戻そうとしないで」
持ち主が認証を外す前に亡くなり、誰も開けられなくなった魔法の箱。
世間ではがらくた扱いでも、アルトとルディの兄弟には立派な仕入れだ。
兄アルトは、鍵が外れる「カチッ」がたまらない解錠好き。魔力を光の糸として見る目と、幼い頃から磨いてきた腕で、絡んだ術式をほどいていく。
弟ルディは、その隣で売り先を探す。中身が空っぽ? なら、箱を欲しがる客に売ればいい。
兄が次の錠に目を輝かせる頃には、弟の帳面に次の商談が載っている。
けれど、開けても直せない魔道具はある。設計図と修復の知識を求めて入った魔法学校では、強気な貴族の同級生ユリウスと勝ったり負けたり。箱なら開けられても、相手の魔法は待ってくれない。
兄が
「買ったばかりなのに、開かない箱へ戻そうとしないで」
持ち主が認証を外す前に亡くなり、誰も開けられなくなった魔法の箱。
世間ではがらくた扱いでも、アルトとルディの兄弟には立派な仕入れだ。
兄アルトは、鍵が外れる「カチッ」がたまらない解錠好き。魔力を光の糸として見る目と、幼い頃から磨いてきた腕で、絡んだ術式をほどいていく。
弟ルディは、その隣で売り先を探す。中身が空っぽ? なら、箱を欲しがる客に売ればいい。
兄が次の錠に目を輝かせる頃には、弟の帳面に次の商談が載っている。
けれど、開けても直せない魔道具はある。設計図と修復の知識を求めて入った魔法学校では、強気な貴族の同級生ユリウスと勝ったり負けたり。箱なら開けられても、相手の魔法は待ってくれない。
兄が
いつも応援ありがとうございます。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?