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概要
魔法の天才、でも剣がいい。王国最強の騎士団長は今日も裏の窓口に駆け込む
魔法の天才が、剣にこだわり続けたら、騎士団長になっていた。
王国騎士団長カイル・レオンハート。通り名は「王国の剣」。
火魔法を使えば一瞬で片付く相手にも、剣しか抜かない。
魔物を殺さない。部下にも殺させない。「殺すと、うるせえやつがいるんだよ」。
そのうるさいやつは、王都二番街の古い商館の三階で、今日も机に突っ伏して寝ている。
学園時代からの友人リオ。表は人材派遣、裏は「十三番窓口」と呼ばれる困りごと屋の、眠そうな主だ。
ある朝、北の街道にフォレストウルフが四十頭、逃げてきた。
山の主が消えていた。
国境の向こうの若い貴族が、「山の主をテイムした男」になりたくて、隷属の輪を嵌めて連れ去ったのだ。
主のいない山は、ひと月で崩れる。
山ひとつ分の魔物が、村へ降りてくる。
王は言った。「民
王国騎士団長カイル・レオンハート。通り名は「王国の剣」。
火魔法を使えば一瞬で片付く相手にも、剣しか抜かない。
魔物を殺さない。部下にも殺させない。「殺すと、うるせえやつがいるんだよ」。
そのうるさいやつは、王都二番街の古い商館の三階で、今日も机に突っ伏して寝ている。
学園時代からの友人リオ。表は人材派遣、裏は「十三番窓口」と呼ばれる困りごと屋の、眠そうな主だ。
ある朝、北の街道にフォレストウルフが四十頭、逃げてきた。
山の主が消えていた。
国境の向こうの若い貴族が、「山の主をテイムした男」になりたくて、隷属の輪を嵌めて連れ去ったのだ。
主のいない山は、ひと月で崩れる。
山ひとつ分の魔物が、村へ降りてくる。
王は言った。「民
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