概要
ものがたりは、どこまでも、つづく——
遠い島の、山の奥の奥、カミスキ村という場所が、ありました。
カミスキ村は、こぢんまりとしていましたが、村人たちは皆、幸せでした。
彼らの幸せを大いに支えていたのは、〈モノカタリグサ〉という、世界じゅうのどこを探してもそこでしか育たない、特別な植物の存在。
〈モノカタリグサ〉は、その風変わりな生態で、有名でした。
というのも、〈モノカタリグサ〉は、土に死人の遺灰を混ぜて初めて育ち、極めつけは……
薄くて、なが四角で、パラパラとした何十枚もの束のかたちで、実が|生《な》る。
そう太くない茎、控えめな量の|細葉《ほそば》、そしてたった一つの、立派な実。
カミスキ村の人々は、その実を、"本"と呼びました。
"本"には、遺灰の主である故人の人生の一部始終が綴られており……
恒常合掌🙏
カミスキ村は、こぢんまりとしていましたが、村人たちは皆、幸せでした。
彼らの幸せを大いに支えていたのは、〈モノカタリグサ〉という、世界じゅうのどこを探してもそこでしか育たない、特別な植物の存在。
〈モノカタリグサ〉は、その風変わりな生態で、有名でした。
というのも、〈モノカタリグサ〉は、土に死人の遺灰を混ぜて初めて育ち、極めつけは……
薄くて、なが四角で、パラパラとした何十枚もの束のかたちで、実が|生《な》る。
そう太くない茎、控えめな量の|細葉《ほそば》、そしてたった一つの、立派な実。
カミスキ村の人々は、その実を、"本"と呼びました。
"本"には、遺灰の主である故人の人生の一部始終が綴られており……
恒常合掌🙏
私の作品を読むことに、あなたの貴重な時間を割いてくださったことに、心より感謝申し上げます。
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