概要
マル冒――冒険者対策基本法――が成立したあとの冒険者は……
剣と魔法の世界にも、蒸気機関の時代が来た。
灰の降る都市〈灰都エビルシンデラ〉では、冒険者たちがギルドの看板を背負い、金と縄張りを奪い合っている。
機械の手足を持つ冒険者ディッシュの前に現れたのは、蒸気技師のエルフ、ステイシー。
ビルの爆発事故の責任を押しつけられた彼女は、身の潔白を証明したいという。腕は確か。口を開けば、どうにも話がいかがわしい。おまけに依頼料は払えない。
面倒な話だ。だが、爆発に巻き込まれたディッシュには、事故という説明が嘘だとわかっていた。
二人が蒸気の流れと操作記録をたどる先には、敵対する冒険者ギルドと、街を牛耳る連中の思惑が待ち受ける。
正義だけでは食っていけない。
それでも、見捨てるには寝覚めが悪い。
鋼鉄の身体と技師の腕で、灰まみれの街を渡るスチームパ
灰の降る都市〈灰都エビルシンデラ〉では、冒険者たちがギルドの看板を背負い、金と縄張りを奪い合っている。
機械の手足を持つ冒険者ディッシュの前に現れたのは、蒸気技師のエルフ、ステイシー。
ビルの爆発事故の責任を押しつけられた彼女は、身の潔白を証明したいという。腕は確か。口を開けば、どうにも話がいかがわしい。おまけに依頼料は払えない。
面倒な話だ。だが、爆発に巻き込まれたディッシュには、事故という説明が嘘だとわかっていた。
二人が蒸気の流れと操作記録をたどる先には、敵対する冒険者ギルドと、街を牛耳る連中の思惑が待ち受ける。
正義だけでは食っていけない。
それでも、見捨てるには寝覚めが悪い。
鋼鉄の身体と技師の腕で、灰まみれの街を渡るスチームパ
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