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概要
永遠の命より、あなたが確かに生きていた、その証をこの世に残したかった。
死の克服を謳う二十二世紀。恋人を救えなかった研究者・晴樹伊織は、古いタイプライターで人々の「生きた証」を記し始める。そんな彼のもとに届いたのは、国家によって消された記憶の断片だった。人格の保存が義務づけられた社会で、なぜ人は存在ごと消されるのか。失われた声を追う伊織に、国家の圧力がかかる。それでも向かった旧東京の実験施設。封じられた記録の奥で、忘れられた誰かが、彼に見つけてもらえる日を待っていた。
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