概要
「我らの真の名は、闇の導き!」――やめて、それ書いたの私。
封印したはずの黒歴史が、デスサイズを担いでやってきた。
小学生の頃、私・桜井葵がノートに書き溜めた中二病設定。それを誰よりも本気で信じていたのが、幼なじみの朝霧詩月だった。
七年前、世界各地に突如として現れた「塔」。今では放課後に高校生が登る、ありふれた存在になっている。
真白丘女学院に入学した私は、今度こそ普通の高校生活を送るつもりだった。念願のアーチェリー部に入って、黒歴史とはきっぱり縁を切って――。
なのに。
学院中が振り向く完璧美少女に成長した詞月は、中身だけがあの頃のまま。
「登塔同好会などという凡庸な名は、仮の姿!」
デスサイズに振り回され、私が考えた技名を大声で叫ぶ幼なじみを、放っておけるはずがなくて。
部員五人、小塔三つの踏破。部への昇格を目指して、私たちの不本意な塔攻略が始
小学生の頃、私・桜井葵がノートに書き溜めた中二病設定。それを誰よりも本気で信じていたのが、幼なじみの朝霧詩月だった。
七年前、世界各地に突如として現れた「塔」。今では放課後に高校生が登る、ありふれた存在になっている。
真白丘女学院に入学した私は、今度こそ普通の高校生活を送るつもりだった。念願のアーチェリー部に入って、黒歴史とはきっぱり縁を切って――。
なのに。
学院中が振り向く完璧美少女に成長した詞月は、中身だけがあの頃のまま。
「登塔同好会などという凡庸な名は、仮の姿!」
デスサイズに振り回され、私が考えた技名を大声で叫ぶ幼なじみを、放っておけるはずがなくて。
部員五人、小塔三つの踏破。部への昇格を目指して、私たちの不本意な塔攻略が始
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!人間は、誰だって間違いを犯します。
「……人間は、誰だって間違いを犯します。過ちを繰り返して、争って、自分たちの住む地球を傷つけて……そうして封印されたのが『黒歴史』でした。」
ごまだんご様が書かれた『黒歴史は塔を登る』。
タイトルを聞いたとき、ボクは胸がぎゅっと締め付けられるような気がしました。
『黒歴史』なんて言葉……できれば誰も見たくないし、思い出して恥ずかしくなったり、隠してしまいたくなるものですよね。でも、過去の自分から目を背けていては、本当の意味で前には進めないのかもしれません。
自分が過去に作った痛々しい設定や、隠したかった思い出が「塔」となって立ち塞がる——。
それから逃げずに、一生懸命に一歩ずつ登ってい…続きを読む