概要
笑われていたのは私ではなくあなたがたの方
没落した宮家の姫・末摘花(すえつむはな)は、容姿も気立ても平凡ながら、光源氏の君からの気まぐれな援助を受け、寂れた邸で細々と暮らしていました。ある時、源氏は最愛の少女・紫の上に対し、末摘花の「赤い鼻」をからかいの種にして二人で笑い者にします。しかし、世間知らずで純真な末摘花はその事実を露知らず、源氏を信じ続けていました。その後、源氏が政争に巻き込まれて都を追われると、末摘花への援助は途絶え、彼女の生活は困窮を極めます。何年もの月日が流れ、都へ戻った源氏はすっかり末摘花の存在を忘れていましたが、彼女は一途に彼の訪れを待ち続けていました。その健気さに心を打たれた源氏は、ついに彼女を自身の邸へと迎え入れます。そこには、かつて自分の鼻を笑っていた紫の上も妻の一人として住んでいましたが、末摘花は最後ま
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