★
0
概要
愛した人を遺すために、その人の言葉を消していく。
【あらすじ】
文政三年、越後。
夫との離縁、二人の子との死別を経て、自らの悲劇を美学として纏い生きる若き尼僧・貞心(誠)。
その前に現れたのは、世俗を離れ、ただ在るがままに生きる七十の老僧・良寛であった。
一首の手まりの歌から始まった二人の交流は、師弟であり、歌の友であり、魂の理解者としての絆を深めていく。
しかし、良寛の死後、遺された言葉と向き合った誠の胸に宿ったのは、単なる追慕ではなかった。
『蓮の露』の編纂、そして後年の木版上梓――。
泥にまみれた逸話や生々しい弱音を容赦なく削ぎ落とし、自らの朱筆で「美しい聖人・良寛」を作り上げていく誠。
生身の良寛を愛しながらも、その生の記憶を自らの手で消し去っていく凄絶な「編集の業」。
「私は、和尚様を私の手で殺してしまったのではないか――」
文政三年、越後。
夫との離縁、二人の子との死別を経て、自らの悲劇を美学として纏い生きる若き尼僧・貞心(誠)。
その前に現れたのは、世俗を離れ、ただ在るがままに生きる七十の老僧・良寛であった。
一首の手まりの歌から始まった二人の交流は、師弟であり、歌の友であり、魂の理解者としての絆を深めていく。
しかし、良寛の死後、遺された言葉と向き合った誠の胸に宿ったのは、単なる追慕ではなかった。
『蓮の露』の編纂、そして後年の木版上梓――。
泥にまみれた逸話や生々しい弱音を容赦なく削ぎ落とし、自らの朱筆で「美しい聖人・良寛」を作り上げていく誠。
生身の良寛を愛しながらも、その生の記憶を自らの手で消し去っていく凄絶な「編集の業」。
「私は、和尚様を私の手で殺してしまったのではないか――」
模索し続ける不器用な書き手ですが、皆様の応援が最高の原動力です。泥臭くも切ない人間ドラマを紡ぎます。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?