概要
夢は冒険者。相棒は、取扱説明書。
二十歳を迎えた者が、自らの魂を《魂具》として顕す儀式――《顕魂式》
剣、槍、弓。
誰もが自分の未来を決める魂具を手にする中、アルトが授かったのは一冊の本だった。
《取扱説明書》
しかも最初に現れたのは、鉄を少し削るだけの小さな《切削用チップ》
戦うことすらできない魂具を前に、周囲からはハズレ扱いされてしまう。
それでもアルトには、諦めるつもりなどなかった。
夢は昔から変わらない。
冒険者になること。
ならば、この魂具で何ができるのかを調べればいい。
なぜ削れるのか。どう使えばいいのか。壊れたらどうなるのか。
一つずつ試し、考え、理解していくたび、《取扱説明書》は新たなページを開いていく。
小さなチップから始まった魂具は、やがて工具へ、機械へ――そして、誰も想像しなかった領域へ
剣、槍、弓。
誰もが自分の未来を決める魂具を手にする中、アルトが授かったのは一冊の本だった。
《取扱説明書》
しかも最初に現れたのは、鉄を少し削るだけの小さな《切削用チップ》
戦うことすらできない魂具を前に、周囲からはハズレ扱いされてしまう。
それでもアルトには、諦めるつもりなどなかった。
夢は昔から変わらない。
冒険者になること。
ならば、この魂具で何ができるのかを調べればいい。
なぜ削れるのか。どう使えばいいのか。壊れたらどうなるのか。
一つずつ試し、考え、理解していくたび、《取扱説明書》は新たなページを開いていく。
小さなチップから始まった魂具は、やがて工具へ、機械へ――そして、誰も想像しなかった領域へ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!面白い!!!
第一話を読みました。面白かったのでレビューを書かせてもらいます。
顕魂式という人生の大きな節目を、ここまで軽快な会話で描いているのが印象的でした。特にアルトの「説明が長い」という性格と、それに慣れきっている家族や友人とのやり取りが面白く、緊張する場面でも自然と笑える雰囲気があります。父親までアルトと似た話し方をするところも、仲の良い家族らしさが伝わってきました。
そして肝心の魂具が、まさかの《切削用チップ》。剣や槍を期待していたアルトにとっては、かなり意外な結果です。しかも説明書まで現れたのに、書かれているのは「鉄を削ることが出来る」の一文だけ。この妙に投げやりな説明が、作品のコミカルさ…続きを読む