概要
教えるたびに、俺は弱くなる。 でもあいつらが強くなるなら安いものだ。
俺の技位階は測定不能。つまり、何ひとつ使えない。
当然だ。俺の持っていた技は全部、教え子にくれてやったのだから。
教えた技は相手のものになる。そして俺からは永久に消える。
その仕組みを知った上で、学院は俺を使い潰し、空になった俺を捨てた。
拾ってくれたのは、学院が落第させた一人の少女だった。
彼女は雨の中で頭を下げて、こう言った。
「私には何も教えないでください」
一方その頃、学院では。
俺が最強に育てた男が、誰の言うことも聞かなくなっていた。
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