概要
全部知っているはずの今日に、知らない音が混じった。
高校二年の有坂灯は、毎朝、その日一日分の記憶を持って目を覚ます。物心ついた頃から、知っている一日をなるべくその通りになぞってきた。 六月、転入生の深沢湊が、記憶にないことをする。しかも湊にも、いつのものか分からない「残っているもの」があった。 灯の毎日に、知らない時間が少しずつ増えていく。
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