完結しました。ありがとうございました!
あやかしはあやかしそれぞれの理(ことわり)で存在しているので人間の価値観や社会性とは相容れない、のが好きなので話に出てくるあやかしたちは人間でいう倫理観などは無いタイプです。
カニがとても気に入ったのでカニのことと、脇の登場あやかしたちの解説です。
・カニ
最初の4.アクアリウムは喫茶店に水槽を置こうとした。水槽、魚、エビ、カニの連想からカニが水草いじってるイメージが出て、カニの登場になった。
書いたら可愛いし書きやすいしでとても気に入ったのでレギュラーになった。
カニは「またねー」と言うけどまた会いたいとかそんなことは思ってない。ただのあいさつの言葉として使ってる。
カニはドライ。マスターをヒドイと言ったって、憤るわけじゃなく事象としてヒドイと言ってる。
・水お化け
水お化けは海坊主のイメージ。最初にカニの話の中に友達がでてきたときは、どんな形とかこれから出てくるとか何も考えてなかったけど、24.朝凪で海に行くことになって形が決まった。
・熊
最初は、小さな祠に祀られてたけど忘れられて消えちゃう神様を考えてた。どっかから勧請した神様でつながりが消えて神界に帰る、でも忘れられる小さな祠だから土着神のほうがいいかな、でもそれじゃ神界に帰ったりしないな、じゃあどうするか。山の主みたいのにするか。消えちゃうENDは寂しいから消えないENDで。鹿にしようかとおもったけどシシガミ様っぽいなと思って熊に。山の主の責務として山にすむものたちを気にかけてるので、例外的に社会性がある。
・小さい三人
27.鉱物で鉱物をほしがる何かを考えたんだけど、声だけだと7.ラブレターとかぶるから別のもので。小さいのにするか。小さいのがきいきい言うのが好きなのでお喋りに。数がほしくて三人に。熊が熊じゃない予定のときは残された三人は主人公に託される予定だった。主人公の周りでいちいち騒ぐの面倒だなと思ってたから熊が回復したのでよかった。
・やっこさん
本体は別にある。主人公の命を守護するだけの分身を紙に乗せてる感じ。主の命令の部分だけが動く範囲。主以外は有象無象だけど面倒を起こさないための外面はある。