『箱庭夏葬』の覚え書き

 このお話は、ある小説を書いている途中、ひとつの物語として枝分かれしたものだ。
SFとして書き始めたが、ファンタジー色が強いと思う。登場人物たちの描写をはっきりとさせていないし、場所や時代なども定めていない。自分の創作のテーマがわかりかけてきた?と思いながら書き進めていたが、まだまだ掴めていない。
 短編であることと、加えて幻想的なお話なので、読む人の想像力にかなり頼っている。なぜ「ぼく」が夏を恐れているのか、千種は一体なんなのか、街から夏が消された本当の理由などを考えながら自由に解釈して読んでもらえると、この物語がハッピーになります。

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