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W・シェイクスピア『マクベス』

ひさしぶりの読書記録になってしまいました…。

『マクベス』は昔、高校の図書室で借りて読みまして、面白いし台詞カッコイイなと思ったものです。

で、月日を経てふたたび読んでみたのですが…
あの頃「カッコイイな」で済んでいた言い回しが、「もうちょっと簡潔に言ってくれ」になってました。

つまらん人間になったものです…。

いやでも「王が殺されている!」って場面なのに、おお恐ろしい、破壊の手が無償の宝を云々かんぬんとか言ってる場合ではなかろうて。早よ言えや! ってなってしまう。

初めて読んだときは、こういうまさに芝居がかった言い回しが面白かったはずなのですが、今読むと「うーん」となってしまう不思議。

とはいえ、『マクベス』は演劇ですからね。活字で追っただけでは、その魅力が発揮されないのも道理です。

同じ場面でも、舞台で役者が演ずるのであれば、もっと心地よく入ってくるんじゃないかと思います。

機会があれば舞台で観てみたいですね。できれば小さめの劇場で、舞台が近いところがいいなぁ…。

新型コロナにはとっとと消滅してほしいですね。

とか何とか言ったものの、後半あたりからはだいぶ慣れてくるし、発狂の度合いが上がってきて面白いです。

さすがは世界中で愛されてきた古典中の古典、本で読んでもいいものですね。

と、取って付けたような褒め方になってしまいましたが、面白いのは本当なので、読もうかなと思ってる方はぜひ。そんでもって、舞台で観た方が面白いんだろうな~ってなりましょう。

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