気づけば4月です。
相変わらず花粉症とその薬の副作用でフラフラしています。
どういう仕組みかは分かりませんが、抗アレルギー薬(ザイザルを服用中)を服むと、眠いのもありますが、創作脳がさっぱり動きません。動いてるけど物凄く遅いという感じです。
ザイザルの服用は1日1回、就寝前にですが、これを止めると、私は翌朝三時半に自然に目が醒めて、朝執筆で二万字くらいガーッと一気に書きます。
しかしザイザルを飲んで寝ると、下手すりゃ寝坊で、翌日は一文字も書く気にならないどころか、「小説ってどうやって書くの?」「もう無理」みたいになるのです。そして書けなくても別に辛くないの。
私をリア充にする薬、ザイザル。どういう仕組みなんでしょうか。
もしかして、それをずっと服んでれば、別に小説なんか書かなくても幸せに生きていくんじゃないかなあって思えて不思議です。
平常時は原稿書かないと苦しくてワナワナするんですけどね?
それって異常やろ。むしろ今が正常やろ? ほんと悩みます。
今のほうが幸せなんじゃない。まともと言うか。人として。
そんなわけないだろ!
下書き状態で昨年2017年の11月からガツガツ書いてる「三都幻妖夜話 白川編」の原稿が、先程カクヨムに保存したバックアップ作業で、150万字を越えてました。これは、京都・大阪・神戸編の三部作の200万字に匹敵するボリュームの作品になりそうです。
長いやろ! と思うけど、もうあまり文字数は気にせず書いています。10万字越えた時点で、「ほとんどの人が読まないだろう\(^o^)/」
って、なんだか爽やかに思えて、書きたい放題書いてて、これ年齢制限とかなんとかで、カクヨムにUPするの無理なのかな? どうなのかな? って思えてきて、それが100万字超えると、「もう、どうでもいいか。書くことに意義があるか\(^o^)/」っていう悟りの世界に。
非常に楽しく書いております。
白川編は、三都幻妖夜話の三部作に登場した、主人公の父親の時代のお話で、舞台が昭和16年の京都から始まります。
私は京都在住で、そもそも三都幻妖夜話の舞台が京都・大阪・神戸なのは、私がそこ全部に住んだ経験があり、特に取材せずに書けるラクチンな舞台だったからなんですが、それが昭和16年てなりますと、もちろん生まれてないし、戦前〜戦時中だしで、時代考証でヒイヒイです。もともと、ファンタジー書きで、現実の世界が舞台の小説なんか書かないのに。歴史小説や時代物を書く人間でもないので、歴史資料をあたるような原稿も書かないのに。取材だってしたことないのに!
今まで、架空の世界の架空の場所を舞台にした小説しか書かないできたんです。いやあ大変ですね。なんでこんなの書いてんだろ?
白川編の語り部である主人公は、神戸編で登場した、朧(おぼろ)という式神なんですが、人間のふりして生活していて、髪が長いです。そして、ああ見えて料理が上手い設定なんですが、京町家に住んでいて、カマド(京都では「おくどさん」ていいます)で火を燃やして、お米を焚いたりするんです。そういうとき、髪の毛をまとめてほしいんだけど、ヘアゴムって昭和16年にもう存在していたのかっていう問題に行き当たり、慌てて調べたりしました。
あります。ヘアゴム。昭和16年にはもうあったようです。
そんな、物語に直接は関わりのないワンシーンのために、調べ物に何日もかかったり。大変ですが、面白いです。
早く書き上げて、皆様に読んでもらうのが楽しみですが。
200万字ぐらいありますので、1話(最大2万字)ずつ週刊連載するとね、完結まで約2年かかる計算です。
2年!? 誰がそんなに付き合えるよ!?
ほんまに、いろいろ絶望的だな\(^o^)/ って思うんですが、気にせず書くしかございません。
毎日更新で約3ヶ月のほうが現実的でしょうか。
でも皆様、毎日2万字ずつたまる未読についてこられます?
あかんやろ\(^o^)/
ガンガン読み進めたいタイプの読者様向けに、毎日更新の「兎」と、週一更新の「亀」と、2か所で公開しようかなあ?
それもまあ、とらぬ狸の何とやらです。