野栗

　お初にお目にかかります。近況ノートに企画の質問を頂いた黒銘菓と申します。自分の近況ノートに返事を送っても気付かれないと思い、失礼ですがこちらに御連絡いたしました。

『「●●縛り」企画の『縛り』は「エロ、殺人、略奪愛」なしの作品は無条件に該当する解釈でよいか？』という事でしたが、確かに上記の作品は該当します。が、縛りの内容は著者の方に依存します。
　例えば『作品を毎日投稿する』縛りでも構いませんし、『お話に人間を登場させない』縛りでも構いません。
　お色気・殺戮・略奪愛有りでも別の縛りがあれば構いません。
　端的に言えば著者の自覚依存です。

　解かり辛く、長文を失礼致しました。

ありがとうございます。
了解です。
自分的にはあまり自分の書くものについて「縛っている」という強い自覚はないのですが、意識しているのは「性別」を最大限際立たせたくない、スルーする方向で書くようにしています。それから、ルッキズムなど社会の中の差別を助長するような表現をしないように、と考えながら書いています(と言いましても、世間の先入観などに迎合してしまう面がどうしても出てきて、悩ましい限りです)　
そんな感じで、参加を検討中です。
よろしくお願いします🙇

　お手数をお掛け致しました。
　語彙力不足故に『縛り』と表現致しましたが、『こだわり』や『美学・哲学』ともとれるので、是非気楽に参加下さい。

野栗さま、「里」シリーズとしては初めての読み合い企画、今回もご参加いただきありがとうございます。こちらの「狸火」では、友未の短かすぎるコメントへのご返事の中に、「顧問の先生の件ですが、私は労働者に無償労働や長時間の時間外労働を強いることに強く反対しています。個人的意見として、学校の部活動は一刻も早く学校から切り離し、全面的に地域移行すべきだと考えています。自分の書いたものが、他者への差別や搾取・人権侵害を消極的にでも肯定・加担するようなことになるとしたら、私は耐えられません。もう少し「冷淡」な描写にしてもよかったのかなと思うところがあります。」とあったのが衝撃的でした。これほど社会意識の高い方が、こんなにのどかな愉しさを描けるのが素敵です。個人的には、社会観や人生観は、ことさら意図しなくても言葉の端々から漂い出してくるものかもしれないと楽観しています。野栗さま作品についても、その愉しさ自体がひとつのアンチ・テーゼたり得るのかも …

拝復
　心にしみ入るメッセージ、ありがとうございます！
小説の難しさであり、また醍醐味は論説文のようにテーマを直接叙述しストレートに訴えるのではなく、物語の流れや登場人物のキャラクター付けなどを通して自然な形で表現するところ(小学生並みの感想💦）にあると思います。ご指摘の通り、ことさら意図せずとも物語全体から自然に漂い出す、そういうものだと思います。
素人はこの部分に悪戦苦闘します。『狸火』も他の作品も、これ以上踏み込んだ表現を試みるのは、今の自分には難しいと感じています。
今回は「読み合い企画」なので、苦手分野の作品も1話だけでも拝見するようにしています(拝見するだけで精いっぱいで、コメントを残す余力がなくてすみません💦）。
有意義で楽しい企画、ありがとうございます。今後もよろしくお願い申し上げますm(__)m