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2024 3/30 ※不快になる表現有 独白に近いです

明日はいよいよ4月ですね、皆様いかがお過ごしでしょうか。桜の開花がどうたらとか大学に受かった落ちた、次学年に進級今の学年に留年、春から社会人、と社会はさわさわと浮かれていますね。他にも一時の休み、家族と過ごす時間を経ている人もいるでしょう。
酒を煽って涙する人もいるでしょう。
耐えようのない孤独に身を焦がし狂いそうになる日を繰り返してる人もいるでしょう。

活字を貪りたいと願った私は小説も書けず絵もかけず布団にくるまり、襲い来る胃痛と将来への不安に耐えています。
けれど外があまりにも気持ち良さそうなので体を引きずり外に出ました。鬱屈とした性格がバレぬよう飄々とした顔を作り、近くのコンビニでシュークリーム2個とジュースを買って家に帰る道中にある階段に腰掛けて、シュークリームをひとつ開けて食べました。ツインシューで美味しかったです、ジュースも1口飲みました、アサイー何とかってやつです

一息ついて、空をぼぅ、と眺めるんです。心も頭も空っぽにして。





そうしているとね、ふと思い出すんです。幼い頃の事でした。
あの日の空もこんな感じに淡く青くてぼんやりしていたのを覚えています。心地いい風がそよそよ吹いて私は何かを抱えていました
晴れた頬が訳を知っていて、震える身体が証拠でした。私の祖母は少し感情の起伏が激しい人でしてよく私に手を挙げました、泣けばうるさいと意味もなく手をあげられる事もあって私は酷く疲れていたんですね。
キッチンから包丁を取りだして祖母に向けたんです、柄を握り締め涙をボロボロ流して叫んだんです。子供ながら精一杯の自己表現で文字通り私自身の叫びでした、相手を殺す酷い言葉を吐いたけれど後悔はしていませんし充分やったと思います。祖母と対話など無理でした。私は笑っていなければ舌打ちされ常に不機嫌にしないようにとご機嫌取りをしていました。
まあ何とも、その叫びはよりヒステリックな怒声でかき消されてしまったんですが、

それから10年と数年が経ってた今も、頬が未だ熱を持っているような気がしてならないのです。未だ震え絶望し泣いているような気がしてならない
今みたいな春先でしょうか、それとも灯油の匂いが鼻を着く寒くて暑い冬でしょうか、はっきりとは覚えていないのですが、確かに私はまだそこにいるんです。その頃の私だけを置いて私は成長してしまいました。
ええ、その日からです、いやその前からかもしれない。
私、自分の家から飛び降りる夢を見続けているんです。夢占いではどうこう言われていますが、あのころの私はとにかく死にたかったのを覚えています。
眠りたかったのです、ゆっくりと。
笑いたかったのです、誰の反応も気にせず。
今もそれを見続けては嫌な汗をかいて飛び起きます、きっとこれがトラウマというやつなのでしょう。私はこの記憶と絶望と、そしてこのトラウマと共に生きていかなければならないのです。




そういった事を私はそよ風に包まりながら思っていました。私にとって春はまた1つ歳をとり諦めることを知った自分が、泣きじゃくる私を抱きしめてあげられる季節です。毎日毎分毎秒許せない殺してやりたい死んで欲しい自分を許せる一時なのです。
そうして春が来たら痛む頬の訳をおもいだしてもまた死体を増やさぬように香を焚きます。あの日から死に続け部屋の隅に積み上がる自分に対して1本、また1本と弔いの意を込めて。
香を焚き始めたのは最近ですが、些か起床時の身体の重みが少なくなった気がします、過去に自分を殺してしまった人にはオススメしたいと思いました。
毎日誰かに謝っていても謝ることを強制させられても、あなたは悪くないのです。決して、神様であろうとも誰が悪いと言ってはいけないのです

それでも愛が怖いなら捨ててしまいましょうね
それでも人が好きならすがりつきましょうね
私は何も出来ないただのしがない学生です
ただここで、誰に見られるとも知られぬ告白を吐露する愚かな人間です
いいんです、これで
人は皆愚かなのだから
矛盾して、いいんです


ちなみにお線香じゃなくて、香です、アロマみたいなやつです。お線香だと浮遊霊がよってきちゃうので気をつけてください、霊はあまり信じてないけど、怖いので一応。

ここまでの文章を読んでくれてありがとうございました、単なる日記と近所報告でしたね、次またヒサキか何か更新するまでまたしばらくの間おやすみなさい

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