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祝.累計20万PV突破 御礼小話

森に生きる者の累計PVが20万を突破しました!
ありがとうございます。

週間ランキング見てたらめっちゃ上位にあるぅ~Σ( ゚Д゚)
ビックリですね!!
のんびり続きますので、今後も宜しくお願い致します。

今回はちゃんと御礼小話用意しました!
ちょっとだけですが、お楽しみいただけると幸いです。



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[ほどほどに]



 アルが食事の準備をしている。人間とはなんとも面倒な行程をかけて飯を食うもんだ。まあ、我もアルの作る飯は好きだが。

「ブラン、そこの瓶とって!」

 ふん。我を使おうとは、生意気なやつだ。面倒だが、アルに怒られるのもまた嫌だ。

「ありがとう」
『……ふん。旨い飯を作れよ』

 瓶の中身を鍋に注いだアルが、再び瓶を渡してくる。中身が軽くなっていて、持ちやすくなった。それを元の場所に戻そうと持っていく。
 ふいに独特な香りがして、瓶口に鼻を寄せた。この匂いはなんだ?
 瓶口にはまっていたものを抜いて、ペロリと舐めてみた。

『こ、これは!』

 なんとも言い難い味だ。だが、何故か舐めるのをやめられない。

『むふ、ふふふ、ははは』

 頭がふわふわする。なぜだかとても楽しい。

『ふくくくく、ハーッハッハ!』
「……ブラン、何してるの」

 なにかいっているな。はて、なぜそんなおそろしいかおをしているのか。

「この酔っぱらい狐!なんで白ワイン全部飲んじゃってるの?!」
『ほえがにゃんだあぁ?』

 うるさいやつだなぁ。

「折角お祝いのメニュー作ったのに」
『ふ、はっはっは』

 いわい?はてなんのいわいだったか。

「もう、ブランは寝てなさい!」
『うーむ、ひっぐ……、んー?』

 ゆらゆらするなぁ。お、ねどこにつれてきてくれたのか。ふむふむ。おやすみ……。

「あーあ、折角ご馳走作ったのになぁ」

 しあわせだなぁ。



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