妖怪が人間とともに暮らす平和な世界のとある学校。
とあるクラスに雪女ちゃんが転校して来ると知らされる
えぇー雪女ちゃん?
こんな暑い時期に転校してくるとか大丈夫なのかな
溶けたりしないかな?
みんな、エアコンをすこし下げるよう先生に頼んでみよう
などと
今にも溶けてしまいそうな氷の、儚げな美少女雪ん子ちゃんの期待に胸を膨らませる男子。今時の雪女はミニスカの着物を着ているイメージ。
可愛い子だといいな、冷たい感じの子じゃないといいな、でも雪女だから態度はちょっと冷たくても実は優しい子だったりするんだろうな、みたいな女子。
雪女だから、氷を使う魔法みたいなのが使えるはずだよねー
じゃあ暑いけど大丈夫かなあ、むしろ涼しくしてくれないかなあ、なんてみんなでドキドキしていると
「今日は転校生を紹介するぞ」
という先生のセリフとともに
「雪女くん、入りたまえ」
「おはようございます」
はずかしげに入ってきたのは
身長3メートル体重300キロ全身毛むくじゃらのマッチョ雪女《イェティ》でした。
っていう話。