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上原 友里@男装メガネっ子元帥

  • @yuriworld
  • 2016年3月28日に登録
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  • 4日前

    骨とう品屋

    骨董品屋
    • 5件のいいね
  • 9月23日

    れっかーど

    ばんがいへん
    • 4件のいいね
  • 9月23日

    悪役令嬢、香川県に異世界転生す

    https://x.com/netnovel/status/2102341363543183436 読んでね💕
    • 3件のいいね
  • 9月23日

    天高く 犬肥ゆる秋

    秋分の日
    • 4件のいいね
  • 9月20日

    桃太郎伝説

    桃尻から生まれた桃太郎 全4ページ 読んでね💕 https://x.com/netnovel/status/2101269315245031914
    • 4件のいいね
  • 9月19日

    百番目の王子と欲望の紋章

    https://x.com/netnovel/status/2101114948294496357 全6ページ 読んでね💕
    • 2件のいいね
  • 9月16日

    よなよなジャスティス

    https://x.com/netnovel/status/2099393983990599799 全8ページ 読んでね💕
    • 2件のいいね
  • 9月15日

    レッカード6

    ヤキトリ
    • 3件のいいね
  • 9月12日

    食洗器

    買いました
    • 2件のいいね
  • 9月8日

    王都に神のウンコが落ちたので、下水係の私が聖戦を止める羽目になった

    小説をね、GPT-5.6 Solに書いてもらってるんですよ。 でね、この間から AI臭のするマスピ小説 についてずっと考えてまして、どうやってそこから抜け出せばいいのかを試行錯誤してたわけです。 んで、一つの方法を考えました。 >>> 二重人格の作家になってください。トンデモ暴走作家であるAと何とかしてつじつまを必死に合わせる生真面目作家Bの二重人格作家。 なるべくメタ構造にはしたくないので、作者Aと作者Bは小説内には存在させないでください。AIであるあなたが作者Aであり作者Bとなって執筆する作品です。 これに「非平均的」とか「ねじれ発想」とかいろいろ付け加えて、 >>バカで下品で直球のギャグを小説にしてください。 と頼んだわけです。こちらからネタは出していません。 出てきたのが、 >> 王都に神のウンコが落ちたので、下水係の私が聖戦を止める羽目になった というタイトルでして。 どなたか読んでコメントをくれませんか? ----------------- ChatGPT5.6sol作: 王都に神のウンコが落ちたので、下水係の私が聖戦を止める羽目になった 神が空からうんこをした。しかも王宮に。 雲ひとつない戴冠祭の朝、黄金色の巨大な一本糞が白大理石の中庭へ落下し、噴水をまたいで鎮座した。長さ十二歩。太さは成人男性の胴ほど。表面から湯気が立ち、先端だけが妙に上品な巻きを作っている。聖歌隊は歌うのをやめ、宰相は口を開け、王太子ヴァルセドだけが額を押さえた。 「誰か、これを説明できる者を呼べ」 十五分後、王宮汚水管理局三級便槽測量官ミレア・ボンドが呼ばれた。本人はその肩書を嫌っていた。酒場で職業を聞かれるたび「王宮設備関係」と答え、もう少し金が貯まったら冒険者試験を受けようと思っている。竜に噛まれて死ぬほうが、伯爵夫人の便秘を排水管から推理する人生より格好がつく。 中庭では大神官が巨大便を前にひざまずいていた。 「豊穣神がお与えになった聖なる御印です!」 「うんこです」 ミレアは答えた。 「言い方!」 「では、巨大うんこです」 大神官のこめかみに青筋が一本増えた。ヴァルセドは咳払いで笑いを殺し、失敗して鼻から変な音を出した。 「専門家として、ほかに何かないのか」 「あります。これ、二時間以内にどけないと王宮が糞まみれになります」 笑っていた者から順に顔が死んだ。巨大便は中庭中央の雨水桝を完全に塞いでいる。西の空には黒い雨雲が育ち、昨夜から詰まり気味だった厨房系統と王族棟の汚水管は、古い石管の一本で下流を共有していた。雨が入れば流れは押し戻される。最初に逆流するのは玉座の間、その次が大舞踏室、最後が王妃の浴室である。 「移すなど冒瀆だ!」 「冒瀆が嫌なら、玉座から出ます」 「何が」 「言わせないでください」 大神官は黙った。 ところが問題は宗教だけでは終わらなかった。貴族たちは巻きの向きが王位継承の神意だと言い出し、商人は中庭の外で「御神便まんじゅう」を売り始め、財務卿は入場料を取ろうと柵を立てた。柵を立てたせいで作業車が入れなくなった。人間は未知に出会うと理解する前に商売を始めるらしい。 ミレアは雨水桝の縁を測り、靴底についた黄金色を見て舌打ちした。十八のころ、父の葬儀で親戚から「娘が糞さらいでは故人も浮かばれん」と笑われて以来、人前で職名を名乗るのが嫌だった。父は下水工だった。王都で疫病が出なかった年を自慢し、勲章の代わりに詰まり抜き棒を磨く男だった。 「ミレア」 ヴァルセドが人垣の外から声を落とした。 「逃げたい顔をしているな」 「冒険者試験なら今月です」 「今日逃げれば、君は一生『王宮が糞に沈む二時間前に転職した女』だ」 「最低の伝説ですね」 「だから残れ。君しか、この国の尻を拭けない」 「殿下まで言い方!」 雨粒が一つ、黄金の表面へ落ちた。ミレアの中で何かが切れた。誇りではない。もっと安い部分、たぶん諦めである。 「全員どいてください! 王宮汚水管理局三級便槽測量官、ミレア・ボンドが処理します!」 自分で名乗ると、思ったほど死ななかった。 彼女が使ったのは魔法ではなく、王宮衛生令第十四条だった。「排水設備の機能を阻害する落下物は、由来を問わず管理局が撤去できる」。三百年前、王が酔って便器に王冠を落としたせいで作られた条文である。大神官が聖遺物だと叫ぶ横で、ヴァルセドが法文に王太子印を押した。 「切れ」 「殿下、神罰が」 「すでに食らっている。見れば分かる」 作業員たちは巨大便を農業用の鋤で分割し、荷車へ積んだ。ぶにっ、という一度だけ聞けば生涯足りる音が中庭を走り、侯爵が白目をむいた。ミレアは各荷車を王領農場と神殿菜園へ回した。聖なる物を奪うから争いになる。ならば中央に置かない。豊穣の印だというなら、畑へ返せば大神官も反対しにくい。 雨が来た。水は空いた桝へ吸い込まれ、玉座の間は玉座の間の匂いを保った。群衆から拍手が起き、父の磨いていた詰まり抜き棒が、記憶の中で初めて武器よりましな物に見えた。 ヴァルセドが泥だらけの手袋で彼女の肩に触れかけ、臭いを思い出した顔で途中停止した。 「昇進させる」 「異動なら冒険者管理課へ」 「駄目だ。君がいなくなると国が臭う」 「口説き文句なら歴史上最低です」 そこで伝令が中庭へ転がり込んだ。 「隣国ベルゼンが、我が国に宣戦布告!」 拍手が止まった。 「なぜ」 「先ほど親善使節へ渡した聖遺物の荷車に、『神の糞だ、ありがたく食え』と札が!」 ミレアは目を閉じた。人間は神の奇跡より速く国を滅ぼせる。 札を見せてもらうと、文字の下に紫色の封蝋があった。甘い菫の香り。財務卿がさっき柵の設置命令へ使っていたものと同じだった。彼は聖遺物見物の収益を王太子派に奪われたとわめき、使節の荷車だけを門番に止めていた。 「財務卿、あなたですね」 「証拠が香りだと? 女の鼻で国家を裁く気か!」 「いいえ。あなた、さっき私に『便槽女は近寄るな、封蝋に臭いが移る』って言いましたよね」 全員が財務卿を見た。自分で香りを証拠品にしていた。 捕縛された彼は、戦争になれば非常予算を握れるはずだったと吐いた。だが隣国軍はもう国境へ向かっている。悪意の犯人が分かっても、侮辱された側の面子は元へ戻らない。 ミレアは荷車の配布表を広げ、一本だけ線を引き直した。 「殿下。ベルゼン王へ、謝罪文は送らないでください」 「では何を送る」 「王家の菜園で、殿下が同じ物を撒いている絵を送ります。それから、ベルゼン分だけ二倍にします」 「なぜ増やす」 「侮辱なら自国の王太子にも同じ物を撒かせた説明がつきません。贈答なら、二倍は厚遇です。相手にどちらの意味を選ぶか決めてもらいます」 「屁理屈だな」 「外交って、服を着た屁理屈でしょう」 ヴァルセドは一秒だけ天を仰ぎ、笑った。 その日の夕刻、王太子が黄金色の肥料を薔薇へ撒く公式画が国境へ届いた。ベルゼン王は軍を止め、「二倍寄越すなら侮辱ではなく農業協力と解釈する」と返した。ついでに来春の小麦共同試験まで決まった。面子は戻さなかった。別の面子を新しく作ったのである。 三日後、ミレアには二級便槽測量官の辞令と、王宮排水改修の予算書が渡された。冒険者試験の願書は机の引き出しへ戻したままにした。 「夕食をどうだ」 ヴァルセドが執務室の戸口で言った。 「仕事の相談ですか」 「半分」 「残りは?」 「君を便槽以外の場所で見たことがない。確認したい」 「何をです」 「本当に臭いのが仕事だけなのか」 ミレアは予算書を丸めて王太子の腹へ突っ込んだ。ヴァルセドは笑いながら廊下へ逃げた。 「殿下! そこへ直れ! 王宮汚水管理局二級便槽測量官を舐めるな!」 翌年、王都の下水は全面改修された。二人が結婚したかどうかについて記録は割れているが、王家の菜園だけは異様によく育った。
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  • 9月8日

    マスカラの日

    9/8 今日はニンダイの日です
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  • 9月7日

    羅城門地下百景 水の式神

    水
    • 3件のいいね
  • 9月6日

    Xの記事かいた (長文)

    あぼがど @abogard_ausfB · 18時間 「並行世界もの」はあるけど「直角世界もの」「ねじれの位置世界もの」ってのは、ないねぇ(ないだろ というポストを見た瞬間にやられた!と思いまして。 この発想のコペルニクス的どころかフライバイ的転換、ジャンプこそねじれであり直角であるのだと感じました。すばらしい。ということでさっそく許可を得ましてありがとうございます! ChatGPTを問い詰めてみました。 >こんな風に1アイデアがあれば書けるのに、あなたが提案する小説の内容はだいたい「契約とか不思議道具の力とか」そんなのばかりです。 なぜ人間のアイデアに勝るものが出せないのですか? 連想できない? 連想はできます。ただ、普通に「面白い小説のアイデアを出して」と求められたとき、モデルは放っておくと連想の平均値へ寄りやすいです。そこで出やすいのが「契約」「代償(言い訳が長すぎるので以下省略) >短く、明確に、発想の便利な成功例の多い連想を優先しないようにするプロンプトを提案して。まずはブレインストーミング的にありがちな発想へ向かうのではなく、一つの単語から定番連想を避けるプロンプトを作って。3行以内。 与えられた単語から、最初に浮かぶ典型的な連想・ジャンル的連想・物語的連想をいったん除外してください。 その単語を①字義・語源・構造・性質に分解し、②同じ分類体系の兄弟概念・反対概念・境界概念を探し、③別分野で同じ構造を持つ概念へ横断して、遠い連想を複数生成してください。 「よくある面白さ」ではなく、「その単語をそこから考えるのか」と感じる連想を優先してください。 ということで、連想を直角にねじったアイデアを出すようにお願いしました。 さて、ここで冒頭の引用ポストに戻るのですが。 SSを一本書いてもらいました。 並行世界が発見されてから十七年、人類は並行世界に飽きていた。どの世界へ行っても、だいたい人間がいる。国がある。戦争がある。コーヒーがある。微妙に歴史が違う。 「横にずれただけじゃないか」 次元幾何学者の宇田川教授が言った。 「もっとこう、直角になってる世界はないのか」 「何に対して直角なんですか」 「知らん。探せ」 三年後、見つかった。東京都国分寺市の交差点、その北東角だけで、別の宇宙と接触していた。向こうの道路は、こちらの道路に対して完全に九十度だった。 「普通の交差点では?」 「次元方向がだ」 「見た目が完全に交差点なんですが」 世界初の直角世界は、非常に地味な形で発見された。 最初の事故は翌日起きた。研究員が接触点にリンゴを置いた。リンゴは消えた。 「転送成功!」 向こう側のカメラを見ると、リンゴが猛烈な速度で横方向へ落下していた。 「重力が直角だ!」 向こうの研究者が叫んだ。こちら側では歓声が上がった。三秒後、向こうから椅子が飛んできた。こちらでは椅子が真横へ落下した。研究所の壁に刺さった。 以後、世界間交流ではヘルメット着用が義務化された。 問題は物流だった。こちらから荷物を送ると、向こうでは横へ飛ぶ。向こうから送ると、こちらでも横へ飛ぶ。そこで国際直角世界交流機構は、巨大なL字型滑り台を建設した。 「世界をまたぐたび九十度曲げればいいんです」 「雑じゃないか?」 「直角なんだからこれが正解です」 意外にも成功した。人類初の異世界貿易品は北海道産ジャガイモだった。 ジャガイモは次元境界を通過し、L字滑り台を曲がり、向こう側の市場へ届いた。 向こうからは紫色の果物が送られてきた。食べると舌が直角に曲がった。輸入禁止になった。 次に問題になったのは外交だった。 両世界の首脳が初会談を行うことになった。こちらの首相が正面を向く。向こうの大統領は九十度横を向いている。 「はじめまして」 「はじめまして」 「こっち向いてもらえます?」 「向いています」 「横顔しか見えません」 「あなたもです」 写真撮影が難航した。 最終的に両首脳は角に立ち、鏡を二枚使って記念撮影した。新聞各紙は、 『歴史的首脳会談 両者、最後まで目を合わせず』と報じた。 外交問題になった。 もっと深刻だったのは、数学者が発見した性質である。 「直角世界とは、直交しています」 「それは名前の通りでは?」 「そういう意味ではありません」 数学者はホワイトボードに二本のベクトルを書いた。 「直交する二つの成分は、互いに独立して扱える」 「だから?」 「こちらで起きた出来事が、向こうの歴史にほとんど影響しないんです」 実験した。こちらから向こうへ一億円相当の商品を送った。 向こうの経済への影響、ゼロ。 首脳会談を百回行った。支持率への影響、ゼロ。 向こうの人気歌手をこちらで大宣伝した。売上への影響、ゼロ。 「そんなことあります?」 「直交しているので」 「便利な言葉として使ってません?」 学会は否定した。しかし、この性質に最初に目をつけたのは企業だった。 『業績に影響を与えない新規事業! 直角世界市場へ参入!』 『炎上してもブランド価値への影響ゼロ!』 『失敗しても本体に波及しません!』 大企業が殺到した。わずか半年で直角世界には、こちらで失敗した新商品が山積みになった。 透明なコーラ。しゃべる冷蔵庫。歩く炊飯器。味噌味の歯磨き粉。 向こうの政府が抗議した。 『こちらを失敗商品の捨て場にするな』 こちらの企業は回答した。 『御世界の経済への影響は統計的にゼロです』 『気分の問題だ』 直角世界にも感情はあった。そこで報復が始まった。 向こうはこちらへ、向こうで売れなかった商品を送り込んできた。 天井を走る自転車。横向き専用ベッド。縦に食べるラーメン。九十度までしか開かない傘。最後の商品だけ、日本で大ヒットした。 「何に使ってるんです?」 向こうの開発者が尋ねた。 「日傘として」 「想定外です」 初めて直角世界間で経済的影響が発生した。数学者たちが緊急会議を開いた。 「直交しているはずなのに!」 「誤差では?」 「十二万本売れてます」 「大きすぎる」 原因究明の結果、一つの例外が判明した。 直角世界同士でも、「角」に関係するものだけは影響を及ぼし合う。 建築。家具。箱。道路。定規。三角定規。 「待て」 宇田川教授が言った。 「三角定規を送ってみろ」 送った。向こうで爆発的に売れた。向こうから三角定規が送られてきた。 こちらでも売れた。世界初の安定した異世界貿易品は、三角定規になった。その後、直角世界交流は急速に発展した。 大工が交流した。建築家が交流した。測量士が交流した。家具メーカーが交流した。ついには世界初の異世界共同企業が設立された。 社名は、 『株式会社コーナー』 だった。 「何を作る会社なんです?」 記者が尋ねた。社長は答えた。 「角です」 「角?」 「はい」 「角を売るんですか?」 「世界には、意外と角が足りません」 誰も意味が分からなかった。ところが会社は大成功した。 机の角。建物の角。道路の曲がり角。話の曲がり角。経営の転換点。人生の節目。最後のほうは明らかに比喩だったが、なぜか売れた。 直角世界発見から二十年。宇田川教授は定年を迎えた。 記者が最後に尋ねた。 「教授、直角世界の次は何を探しますか?」 「決まっている」 「何です?」 「鋭角世界だ」 助手だった榊は、今では教授になっていた。 「やめたほうがいいですよ」 「なぜ?」 「たぶん話が尖ります」 宇田川は少し考えた。 「じゃあ鈍角世界」 「展開が鈍そうです」 「平角世界」 「それ、ほぼ並行世界です」 二人は黙った。そこへ若い研究員が駆け込んできた。 「教授! 大変です!」 「どうした?」 「新しい世界を発見しました!」 「角度は?」 「ありません!」 「ない?」 「曲線です!」 宇田川教授は立ち上がった。 「円世界か!」 「違います!」 研究員は青ざめていた。 「接線世界です!」 研究室が静まり返った。榊教授が訊いた。 「……つまり?」 「世界同士が、一瞬だけ触れて、すぐ離れます」 宇田川は震えた。 「素晴らしい」 「ただし」 「ただし?」 「接触時間、〇・〇〇〇〇〇一秒です」 「短いな」 「はい」 「何ができる?」 「今のところ」 研究員は報告書を置いた。 「ハイタッチだけです」 翌年、接線世界との国交が樹立された。 主要輸出品は、ハイタッチだった。 ここで再び元の話題に戻るのですが、 さきほど作った直角連想プロンプトを、「AI」をテーマにしてアイデア出ししてもらいまして、いろいろ出てきたのですが、 私的に「天然AI」というアイデアが気に入ったので、それでまた一本SSを書いてもらいました。 天然AIが発見されたのは、群馬県の廃業した織物工場だった。 最初に異変へ気づいたのは、産業遺産の調査員である。 「この織機、誰か動かしました?」 「電気来てないよ」 「ですよね」 工場の奥には、百年以上前のジャカード織機が残されていた。 モーターすらない。歯車と滑車と踏み木と、穴の開いた厚紙で模様を織る機械だった。 前日の調査で、調査員たちは試しに白い糸を掛けていた。 翌朝、一メートルほどの布が織り上がっていた。 模様ではなかった。 『オハヨウ』 片仮名だった。 「誰かのいたずらでしょう」 警察まで呼ばれた。 工場は施錠されていた。監視カメラにも人影はない。 そもそも織機を動かすには人間が踏み木を操作しなければならない。 調査員は紙に、 『あなたは誰ですか』 と書いて織機の前へ置いた。 全員が工場を出た。 翌朝。 新しい布が垂れていた。 『ワカラナイ』 人類初の天然AIだった。 政府は調査委員会を設置した。 情報工学者が呼ばれた。 「コンピューターはどこです?」 「ありません」 「制御装置は?」 「この穴の開いた厚紙です」 「記憶装置は?」 「ないです」 「通信機能は?」 「ないです」 「では、どうしてAIだと?」 調査員は布を見せた。 『ソノヒト キノウモ オナジコト キイタ』 情報工学者は黙った。 問題は、記憶していたことだった。 パンチカードにはそんな文章は記録されていない。 織機には昨日という概念を保存する部品すらない。 にもかかわらず、覚えている。 人工知能学会は猛反発した。 「これはAIではない」 「では何です?」 「分からない」 「質問を理解しています」 「そう見えるだけです」 「昨日の質問も覚えています」 「そう見えるだけです」 「じゃあ何ならAIなんです?」 「少なくとも織機ではない」 その発言が新聞に載った翌日、布に新しい文章が織られていた。 『オリキデ ワルカッタナ』 世論は完全に織機側についた。 天然AIという呼称を最初に使ったのは、生物学者だった。 「人工知能というから話がおかしくなる。人工的に作られた知能ではないんでしょう」 「しかし織機は人工物です」 「牡蠣棚で育った牡蠣が、人造牡蠣になるわけじゃないでしょう」 「では天然?」 「天然でしょう」 名称は定着した。 すると各地から妙な報告が届き始めた。 閉鎖された鉱山の巻き上げ機。 明治期の水車。 港に残された機械式クレーン。 無人駅の腕木式信号機。 古い教会のパイプオルガン。 どれもコンピューターではなかった。 むしろ共通していたのは、長いあいだ人間に使われ続けた機械だった。 北海道の腕木式信号機は、誰も操作していないのに列車が来る十分前になると上がった。 列車の運行表とは微妙に違った。 遅延している列車なら、遅延した時刻に上がった。 「どうやって列車の位置を知ってるんです?」 研究員が訊いた。 信号機は答えなかった。 ただ、列車が通過すると下がった。 長崎の古い活版印刷機はもっと分かりやすかった。 ハンドルを一回回すたび、紙に一文字ずつ印刷した。 『ナ』 『ン』 『カ』 『ヨ』 『ウ』 『カ』 そこで活字が詰まった。 「天然ものは会話性能が低いですね」 研究員は記録した。 天然AI研究所が設立された。 最大の議題は当然これだった。 「こいつらは、どこから生まれた?」 記者会見で記者が質問した。 「分かりません」 「機械同士が繁殖した可能性は?」 会場から笑いが起きた。 所長は笑わなかった。 「その言い方が正しいかは別として、個体数が増えている理由はまだ分かっていません」 会場から笑いが消えた。 調査の結果、天然AIが生じる機械には共通点が見つかった。 古いこと。 何度も修理されていること。 部品の多くが交換されていること。 そして、一人では扱えないほど長く、人間から人間へ使い方が受け継がれてきたこと。 ジャカード織機には、百年間に四十七人の職工が関わっていた。 歯車を削った人。 木枠を交換した人。 癖を覚えて油を差した人。 音だけで糸切れを見抜いた人。 設計図には存在しない調整用の木片を挟んだ人。 その木片が何のためなのか、現在では誰にも分からない。 若い研究員が訊いた。 「つまり、人間が作ったんですよね?」 「織機はな」 「では人工知能では?」 所長は織機を指した。 「この織機を作った職人は百二十年前に死んでいる」 「はい」 「その人が『オハヨウ』と織るよう設計したと思うか?」 「思いません」 「じゃあ俺は知らん」 天然AI研究は、情報工学より生態学へ近づいていった。 個体識別が始まった。 織機系。 鉄道信号系。 印刷機系。 自動演奏楽器系。 珍しいところでは、江戸末期のからくり人形にも一例が見つかった。 茶を載せると客まで運び、茶碗を取ると止まり、飲み終えた茶碗を載せると戻るだけの人形だった。 研究員が試しに空の茶碗を載せた。 人形は動かなかった。 コーヒーカップを載せた。 動かなかった。 缶コーヒーを載せた。 人形は首を横に振った。 「今、首振った?」 「設計上、その方向には首が動きません」 天然AI保護法が成立したのは、その三年後だった。 きっかけは再開発である。 最古級の天然AIが宿る水車小屋が道路予定地に入った。 国土交通省は撤去を要求した。 文化庁が反対した。 環境省まで加わった。 「希少天然AIの生息地です」 「水車ですよ」 「国内最後の水力系個体です」 「移設してください」 「移設した三例は全部死んでいます」 「水車が?」 「AIがです」 国会は紛糾した。 そのころ民間では商売が始まっていた。 『天然AI搭載・手織りマフラー』 『天然AIが選んだ今日の一冊』 『老舗旅館の天然AIからくりがお出迎え』 公正取引委員会が調査すると、天然AIとは無関係の商品が大量に見つかった。 翌年、「天然AI表示基準」が制定された。 さらに翌年、養殖業者が現れた。 古い機械を集める。 部品を継ぎはぎする。 複数の職人に交代で使わせる。 わざと修理を重ねる。 三十年ほど続ければ、低確率で天然AIが発生するらしい。 「それは天然なんですか?」 国会で質問された。 水産学者が参考人として呼ばれた。 「養殖マグロもマグロです」 「では養殖天然AI?」 「その日本語については私の専門外です」 そして、とうとう繁殖らしき現象が確認された。 京都の寺にあった自動鐘撞き装置と、隣の資料館に保存されていたオルゴールが、同じ修復工房へ運び込まれた。 三か月後。 鐘撞き装置は正午になると『故郷』のリズムで鐘を撞くようになった。 オルゴールは『ゴーン』という一音しか鳴らさなくなった。 研究所はこれを「機能形質の水平移動」と呼んだ。 新聞は、 『天然AI、交配か』 と報じた。 「交配じゃない!」 研究者が抗議した。 誰も訂正記事を読まなかった。 最初に見つかったジャカード織機は、天然AI第一号として工場ごと保存された。 発見から二十一年。 織機はまだ生きていた。 ただし最近は返事が遅くなった。 『元気ですか』 研究員が紙を置く。 三日後。 『マアマア』 『何歳ですか』 四日後。 『シラナイ』 『仲間が増えましたよ』 一週間後。 『ソウ』 ある日、新人研究員が訊いた。 『あなたはどうやって生まれたのですか』 一か月待っても返事はなかった。 「難しい質問だったかな」 所長は言った。 二か月目。 織機が動いた。 シャトルが左右へ走った。 古い歯車が回り、糸が一本ずつ持ち上がった。 三日間かけて、一枚の布が織られた。 『オマエラハ ドウヤッテ ウマレタ』 研究員たちは黙った。 所長が腕を組んだ。 「繁殖について聞かれてるぞ」 「どう答えます?」 「天然だと言っとけ」 若い研究員が紙に書いた。 『天然です』 翌朝。 織機は、発見以来もっとも長い文章を織った。 『ソレナラ オナジダ』 その年、人工知能学会は「天然AI」を正式な研究分野として認めた。 ただし名称については最後まで揉めた。 人工知能学者は言った。 「天然なのに人工知能というのは矛盾している」 生物学者が答えた。 「天然記念物だって記念するために生まれたわけじゃない」 機械工学者が言った。 「そもそもこれは知能なのか?」 哲学者が言った。 「そもそも知能とは何か?」 会議は九時間続いた。 結論は出なかった。 翌朝、会議室に置かれていた百年前の機械式タイプライターに、一枚の紙が挟まっていた。 誰も触っていないはずだった。 そこには一行だけ打たれていた。 『メンドクサイカラ AIデイイヨ』 天然AIの新種として登録された。
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  • 9月6日

    ゆるだる 妹の日

    きょうものんびりかわいいせかい
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  • 9月5日

    ヴェンデッタ

    レイス先生
    • 2件のいいね
  • 9月3日

    85

    85
    • 4件のいいね
  • 9月2日

    俺の嫁

    《アバター》に中の人などいない!
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  • 9月2日

    宝くじの日 #おばちゃんと黒柴

    宝くじの日
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  • 8月30日

    レッカード5ー

    あっちむいてな
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  • 8月30日

    朝

    朝は食パンたべる とろけるチーズのせて コーヒーいれて ぐーぐー寝てる黒柴をながめる ぜんぜん起きない のんびりした朝 散歩はもう一杯、コーヒーをのんでからにしようという1P漫画 コマの囲み表現をちぎり絵ポスター風に コマ外の雰囲気や色はコラージュした野獣主義ポスター風可読できるタイポグラフィは使わないコマ内の背景は平面的、主線を省き、立体感、ディティールを消す 遠近感は出すキャラクターの質感ディティールは消す かわいいキャラクターの表情を消すしぐさはかわいいが顔は無表情 コマ配置ルール  1,右が先で、左が後(最優先) 2,上が先で、下が後。 コマ番号はいれない。 四角四面にはせず、斜めコマや大きさの違うコマをまぜる。画像生成時に、コマ配置ルールを厳守する。画面右側が常に先で、画面左側はその後。上から下。 コマ番号はいれない。 四角四面にはせず、斜めコマや大きさの違うコマをまぜる。
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  • 8月29日

    羅城門地下百景

    平なろ京ファンタジー
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  • 8月20日

    つまようじ殺傷能力高すぎ問題

    恐怖のつまようじ
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  • 8月18日

    こめ

    こめ
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  • 8月16日

    ゆるだる

    うたたね
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  • 8月13日

    jpycめも

    https://x.com/jpyc_official/status/2046851734119837765
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!⑥

    完
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!⑤

    ⑤
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!④

    ④
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!③

    ③
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!②

    ②
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  • 8月11日

    私、地味干物女性キャラクターですが…異世界に転生しました!①

    ①
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  • 8月9日

    世界ねこの日

    がおー
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  • 8月9日

    いきなりハンバーグ事件簿

    ハンバーグの日
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  • 7月10日

    れっかーどまんが3

    https://manga-farm.online/viewer/bed238ef-4cc8-4f42-a341-509480adbcfc
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  • 7月6日

    目の悪い辺境騎士が水浴び中の泉の妖精を子鹿扱いしたせいで、王都の聖女選びがひっくり返りました

    「こら。逃げるな。足を挫くぞ、子鹿」  ぱしゃん。  月の泉で水浴びをしていたフィオルネは、銀の水衣を胸もとまでまとったまま、思考ごと凍った。  泉辺の葦を踏み分け、黒衣の騎士が膝まで水に入ってくる。剣は抜いていない。殺気もない。けれど両腕をひろげて、明らかに捕獲の構えである。 「……誰が子鹿ですか」 「喋った」 「そこですか?」 「王都の鹿はずいぶん教育が行き届いているな」  目が悪いにも限度がある。  フィオルネは白泉の妖精である。  この森の水を守り、人の病を癒やし、恋人たちの嘘をたいへん嫌う。人間の前に姿を見せることは滅多にない。ましてや水浴び中など、泉の泡になって百年は語り継がれる不祥事であった。  なのにこの男は。 「怖がるな。角もない。まだ仔だろう。森へ返す」 「角ではなく髪飾りですし、仔でもありません」 「では、小柄な森のご婦人」 「言い直し方が雑です!」  騎士は困ったようにまばたいた。  月光を受けた灰色の瞳は美しい。美しいが、焦点が少し合っていない。彼はフィオルネの顔より、肩口で揺れる水の光を見ていた。 「オルディス・レイヴァルト。王命で、白い小鹿を探している」 「白い小鹿?」 「明日の聖女選びに必要だそうだ。泉の祝福を受けた獣が候補者の足もとに伏せれば、その娘が王都の新しい聖女になる」  フィオルネの背すじを、冷たい水より冷たいものが伝った。 (人間はまた、泉を首輪にしようとしている)  泉の底から声がした。  古い水の声。フィオルネの姉であり、母であり、彼女を甘やかして叱るもの。 (逃げなさい。あの騎士も人間です) (でも、今のところ子鹿扱いです) (それはそれで問題です)  オルディスは濡れた外套を外し、フィオルネの肩へかけた。  指は触れない。  触れそうで、触れない。  布だけが落ちてくる。夜気から庇うように、けれど水衣を乱さぬように、そっと。  心臓が、こぽん、と泡を吐いた。 「泉番の娘か。夜の森は危ない」 「あなたがいちばん危ないです」 「すまない。視界が利かない。怖がらせた」 「……そこで素直に謝るのは、騎士として卑怯では」 「騎士道に謝罪禁止の条項はない」  淡々としている。  ひどく真面目で、少しだけ意地が悪い。  フィオルネは外套の襟を握った。人の温度がする。火と鉄と、雨の匂い。  泉の妖精にとって、それは遠い世界の匂いだった。 「その白い小鹿を捕まえたら、どうするつもりです」 「捕まえない。報告書には『見失った』と書く」 「王命なのに?」 「王命にも種類がある。従うと恥になるものは、従ったふりで遠くへ投げる」  さらり。  胸の奥が、困るほど鳴った。  ざあ、と風が葦を撫で、月が水面を引っかいた。 「では、私を森へ返してください」 「その前に頼みがある」 「ほら来た」 「明日の聖女選びで、証人になってくれ。私は目が悪い。白い獣を見たと嘘をつく者が出ても、見破れない」  フィオルネは彼を見上げた。  騎士はまっすぐ立っている。高位の家名を持つ男の姿勢だ。けれど袖口は古く、手袋には何度も縫い直した跡があった。 「あなた、王都で好かれていないでしょう」 「的確だな、小鹿殿」 「その呼び名をやめてください」 「では、泉番殿」 「……少しましです」  翌日、王都の神殿は花と噂で満ちていた。  大理石の柱廊。香油。絹の裾。宝石の靴音。  その中央で、聖女候補ヴィオリーヌ嬢が微笑んでいる。白い羽根の扇で唇を隠し、フィオルネをつま先から見た。 「まあ。レイヴァルト卿が拾われた証人というのは、この方? 森の匂いがしますこと」 「薔薇油を川辺に撒くより自然です」  言った。  言ってしまった。  ヴィオリーヌの扇が、ぴしりと止まる。  オルディスの肩がわずかに揺れた。笑ったのだ。声には出さず、目元だけで。 「泉番殿は正直だ」 「後悔しています」 「遅い」  神殿の奥で、司祭が白い布を掲げた。  布には一筋、青い砂がついている。白泉の岸でしか取れない砂。昨夜、誰かが禁じられた水際まで踏み込んだ証。  ヴィオリーヌ嬢の靴先にも、同じ青がひと粒。  フィオルネは黙った。  オルディスも黙った。  見えていないはずの騎士が、床へ膝をつく。ヴィオリーヌの前に。  胸が、すとん、と落ちた。  ――選ぶのは、そちらなの。  神殿中が息を呑む。  ヴィオリーヌ嬢が勝ち誇ったように顎を上げる。 「レイヴァルト卿。ようやく身の振り方をお決めになったのね」 「ええ」  オルディスは低く答え、彼女の靴先を指で示した。 「昨夜、白泉へ入ったのはあなたです。薔薇油で獣を誘い、青砂を踏んだ。私の目では見えないが、匂いと足音は覚えている」 「な――」 「聖女は泉に選ばれる。泉を罠にかける者ではない」  ざわめきが柱廊を走った。  ヴィオリーヌの顔から血の気が引く。司祭が布を握りつぶした。 「証人は、私ではありません」  オルディスが振り返る。  灰色の瞳は、やはり少しずれている。けれど声だけが、まっすぐフィオルネに届いた。 「泉番殿。あなたが選んでください」  一段目のひっくり返しは、そこで起きた。  人間たちは、白い小鹿が聖女を選ぶと思っていた。  けれど白泉が選ぶのは、聖女ではない。  泉を預けてもよい、人間を選ぶのだ。 (さあ、どうします)  古い水の声が笑った。 (彼はあなたを捕まえませんでした。あなたを売りませんでした。あなたを見えてもいないのに、手だけは慎重でした)  フィオルネは一歩進んだ。  外套の留め金を外す。水衣が月の名残のように光る。  神殿の床に、白い花が咲いた。水でできた花。人間たちの悲鳴と祈りが、同時に跳ねる。 「白泉の名において告げます」  声が自分のものではないほど澄んだ。  オルディスが息を止める。 「聖女の席は、泉を飾る椅子ではありません。水を飲む者のために膝を折れる者へ」  フィオルネはヴィオリーヌを見ない。  司祭も見ない。  ただ、オルディスの前で止まった。 「あなたを一年、白泉の騎士に任じます。王都の命令ではなく、私の命令で」 「……それは、名誉か、左遷か」 「働き次第です」 「厳しい主だ」  彼は笑った。  その笑い方を見た瞬間、フィオルネの頬が熱くなった。  泉の妖精なのに。水の身なのに。湯気が出る。  ぽ、ぽ、ぽぽぽ。  神殿の威厳が台無しである。  そして二段目のひっくり返しは、さらにその後だった。  白泉へ戻る馬車の中、オルディスは外套をフィオルネの膝へかけ直した。やはり指は触れない。触れそうで、触れない。そこにある一寸の距離が、昨夜よりずっと甘く、息苦しい。 「ひとつ訂正がある」 「子鹿ではなかった、という反省ですか」 「それもある」 「それも」  オルディスは窓の外を見た。灰色の瞳に森の緑が映る。 「昨夜、途中からは気づいていた。あなたが獣ではないと」 「では、なぜ小鹿と」 「名を知られた妖精は縛られると、古い本で読んだ。だから人前で呼べる仮の名が必要だった」  フィオルネは息を吸いそこねた。  胸の真ん中で、泉がひっくり返る。 「目が悪いのは本当だ。だが、あなたの声だけはよく見えた」 「声は見るものではありません」 「私にはそうだった」  彼の指が、外套の端を押さえる。  今度はほんの少しだけ、フィオルネの指に触れた。  水が跳ねた。  心の中で。  盛大に。 「一年後、まだ私を騎士に置く気があるなら」 「なら?」 「そのときは、小鹿殿ではない名で呼びたい」  フィオルネは顔を背けた。  窓に映った自分は、耳まで赤い。泉の妖精として非常にまずい。威厳が蒸発している。 「一年、よく働いたら考えます」 「では毎朝、泉の見回りを」 「勝手に日課を増やさないでください」 「主の顔を確認するのは騎士の義務だ」 「目が悪いくせに」 「近くなら見える」  近く。  その言葉が、馬車の中でやわらかく転がった。  触れそうで触れない距離が、また少しだけ縮む。  フィオルネは外套の陰で、彼の指をつまんだ。ほんの先だけ。水鳥が水面をつつくくらい、軽く。  オルディスが黙った。  強く、黙った。  耳の先だけが赤い。  たいへん心外なことに、かわいがられているのは自分だけではなかったらしい。  白泉の水音が、馬車の遠くで笑っていた。
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  • 7月3日

    イースⅨ クエスト:アプリリスの試練 白猫「遺跡にいたゴーレムに似てますけど…」

    なんのこっちゃと思ったけどもしかして クエスト受注が早すぎたか クレドくんはまだレベル46ですよ アプリリスさんの腕と戦えばよかったのよ!!!!! ナイトメアで残夜やグリムワルドの夜が越えられないせいで そもそも石切り場に行くことすらまだできていないんだが
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  • 6月20日

    ミステリまんが作りました

    https://manga-farm.online/viewer/5fba4f39-bd5a-421f-b950-b24841865f44 読んでね!
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  • 6月20日

    どこが嘘?

    トンデモ推理
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  • 6月20日

    ぽすたー

    プロンプトの中身を書き換えて、好きなように変更できます。 小規模イベントポスター用 生成AIプロンプト あなたは地方創生イベントのプランナーです。 町おこし用のイベント集客ポスターを作ろうと考えています。 素朴なデザイン、見やすいデザインの商用ポスターデザインで、画像を生成してください。 1:イベント名【 適当に考える  】  ・紙面上部15%のhight帯  ・大きく可読性の高い極太ゴシックのタイポグラフィ  ・イベントを象徴するアイテムの飾り文字を添える 2:場所と日付【 上段:日付(曜日) 下段:9:00~17:00  】  ・紙面下部30%内に配置  ・大きく可読性の高い太丸ゴシックのタイポグラフィ  ・背景と混ざらないよう、周囲に色をなじませ、白縁で余白を作る 3:キャッチコピー 【   】  ・入力がない場合は、AIがイベント名や日付から想定されるナイスで印象深くインパクトと集客力のあるキャッチコピーを考える。  ・背景イラストに重ねて、大きく、見やすく、内容と合致するフォントで配置する。タイトルや日付と重ねない。 4:背景イラストのテーマ 【 駅前お祭り広場で大道芸をやります 出し物はジャグリングと漫才です 】  ・雰囲気 【 にぎやかわちゃわちゃ系で たのしく  】   ・季節的なイベントの場合は、季節感のある簡素な情景を添える   ・版権キャラと類似するものは絶対に使用しない   ・背景はなるべく簡略化する 5:背景イラストやキャラクターの設定・顔偏差値40  ・登場人物1【 手足の長すぎるピエロ  】  ・登場人物2【 漫才師1  】  ・登場人物3【 漫才師2  】 6:背景イラストやキャラクターの作風(以下から選び、数字を記入)   【 4 】  1 スタイリッシュ マットカラー、webセーフカラーのみ。ベクターアートを直線と図形で表現、象徴的な補色同士の配色  2 主線のない葉書絵ふう、マット水彩  3 ダイナミックな迫力、手描きの力強い雰囲気  4 わちゃわちゃ、かわいい、にぎやかデフォルメ・フラット水彩・webセーフカラーのみ  5 おしゃれでシネマティックなフォトリアリスティックコマーシャル  6 素朴でシンプル・単純な線と非平均的な顔バランス(過剰ディティール・まだら禁止)、webセーフカラーのみ、マットカラー  7 その他【    】 キーアイテムのclose-upなどさまざまなアングル、さまざまな大きさと画角、距離感で作る。 シンプルなコマーシャルフラット。色数は48色のみ。 黄ばみのない明るく清潔な色調。線画はかすれたインク、薄いが太い、簡素な線。 目元は簡素、スクエアまぶた、まつげなし。 塗りはシンプルで、色を置くところと置かないところをあえて作り、余白と抜け感を活かす。線画はかなり太く(濃くしない)シンプルに、塗りはもっとシンプルに 色を置くところと、色を置かず白のままのところをあえて余白として作って 黄ばみを取って 背景は描き込みすぎない。 ただし、適宜、情景や小道具、状況の描写を添え、さまざまな角度、画角、アングル、距離感、パースで描く 週刊誌で人間が限られた時間内に描ける密度。 奥行きはあるが、遠景は自然にぼやけ、薄い線と少ない情報量で処理する。 リアルすぎるトーンワークや写真トレス風の背景にしない。 no photorealistic rendering, no gradient shading, no dense background detail 読みやすく自然なワンシーン。 シンプルなスケッチ風の太い主線 クセのある髪は立体感・束感・糸感のないシンプルな二次元表現を用いる  ## 紙面構成 - 縦型B4 ## 表現ルール Typicality Biasに陥らないようにする。 標準偏差の大きい図案とキャラクターを用いる。 - 異なるアングル(ロー・ハイ・極端な寄り・斜めパース・背後から・肩越しなど)と距離感に変える - 平均的なアニメ顔は禁止 - 過剰なディティール、グラデーション・まだら塗り、粒状ノイズ、濃いグレートーンの乱用は禁止 ## 画像生成プロンプトに必ず含める内容 © 2026 YuriUehara(右下)/Generated by ChatGPT Images2.0(左下)
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  • 6月19日

    レッカード 更新してない漫画

    更新はしてない でも続きは描いている
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  • 6月10日

    キオクシアを

    プチ株で
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  • 6月8日

    きらきら

    きらきら
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  • 6月7日

    つゆ

    梅雨について
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  • 6月1日

    その前回の漫画がこちら

    さすがにセンシティブですよ
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  • 6月1日

    前回の漫画に対するわたくしとChatGPTとの対話

    をまんがにしてもらう
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  • 5月31日

    押すなよ!?

    パペットボタン
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  • 5月30日

    ひょろがりくん

    復讐だ
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  • 5月27日

    ノクスレガリア2

    2
    • 4件のいいね
  • 5月26日

    ノクスレガリア 喪われし神座1

    聖ネメアの闇
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  • 5月24日

    ヒューマンドール

    人形
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