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カクヨムコン9ふりかえり


こんばんは、三月菫です。

年が明けてあれよあれよという間に一月末!
カクヨムコン9も応募締切間近となってきました。

私は今回は新作を1作品ひっさげての合計三作品での参加です!

新作「推しヒロインを破滅させるサイコパス系悪役貴族に転生した俺、バッドエンドはイヤなので努力します」については12月中旬の連載開始でしたが、何とか締切までに本文10万字到達できました。

物語的にもひとつのターニングポイントまで書き切ることができてホッとしています。


「推しヒロイン〜」は過去作に比べて一番PV・ブクマ・評価的に伸び悩んだ作品です!笑


そんな新作の自己分析を少しだけここに書きたいと思います!


■伸び悩んだ原因① 悪役転生テンプレに対する理解が薄かった

まずはコレだと思います!

なんとなく悪役転生モノ流行ってるから書いてみようっと気楽に描き始めたのですが、作品にかかるテンプレ展開=読者ニーズを十分に理解できていませんでした。

執筆開始のタイミング的に先行作品研究の期間を十分に確保できずなんとなくのイメージで描き始めてしまった弊害です。

テンプレに対する理解は、ことランキング勝負に対しては必須でした(←前作のダンジョン配信ものについてはここが割と上手くできていた)

悪→善に反転した主人公に対する周囲のヨイショが足りなかったし
前作主人公キャラは性別を男にしてヒロインをめぐるざまあ要員にすべきでしたし
ハーレムものじゃなく一途ものならヒロインとのイチャラブシーンをもう少し多めに盛り込むべきでしたれ

次作はもっと丁寧に読者ニーズを拾いにいきます!


■伸び悩んだ原因② 盲目のヒロインという設定が読者に刺さりきらなかった?

新作を読んでいただいた読者の中にはお気づきの方もいるかもしれませんが、本作には明確な元ネタがあります。

『ジルオール』という名作RPGの登場人物の一人、闇の王女アトレイアがヒロイン、ヒストリアの元ネタになります。

アトレイアはロストール王国という王国の王女で幼い頃に視力を失っていて地下に一人で暮らしていて、ある日主人公のおかげで視力を取り戻して…紆余曲折あって闇落ちして…

はい、わりとまんまですねw
インスパイアですよ!インスパイア!

このゲームはフリーシナリオ制なのでプレイするたびにシナリオ展開が変わるのですが、子供の私はシナリオフラグとかよくわからずに、いつもアトレイアを闇落ちさせてしまっていたのです(←プレイ次第では闇落ちさせずに救うことができます

なので、子どもの頃に救えなかった物語のヒロインを自分自身の物語の中では救ってやろうというある種の弔い合戦的な心情もありながら本作を執筆しました。

けれど、ちょっとヒロイン設定として盲目はセンシティブすぎたか…💦

不憫ヒロインという設定や闇落ちヒロインを救うというコンセプトまでは悪くなかったと思うんです。
でも盲目までいっちゃうと少しweb小説のヒロインとしては尖りすぎたかなあと…
もう少し角を抑えめに万人受けのキャラデザにすべきだったかもしれません
あと純粋に目が見えないことでヒロインの行動範囲が狭まりすぎました、


■伸び悩んだ原因③ 読者ターゲット層がブレた

これも大きい要因な気がする。
本作のプロット段階で想定読者層について、女性読者層を強くしていました。

というのも最近のweb系コンテストの結果を見るに出版社が求めているのは、明らかに女性読者向け小説!
異世界恋愛ジャンルはもちろんのことハイファンジャンルにおいても女性主人公モノが主流を占めているのです。

ニーズは女性向けにあり!
だけど、これまで私が執筆していた小説はことごとく男性向けジャンル。
急に女性向けに方向転換したら既存のファンの切り捨てにならないか…

というわけで知恵を絞って考えた結果、

悪役転生という男性人気ジャンルに「ドアマットヒロイン」、「溺愛」、「スパダリ」といった女性向け人気要素を加えて執筆する。

異世界恋愛の物語を男性目線で書いてみたら、男性読者にも女性読者にも刺さる物語にならないか?

このような仮説を組み立ててプロットを組んでいきました。

その結果…

キャラ設定は女性向けよりにしたものの、物語中の動きはハイファン寄りになってしまい、結果として、どっちつかずの微妙な出来になってしまいました💦

小説執筆において読者ターゲットの設定は超重要です。本作はそこで躓いてしまったと言わざるを得ません。



ということで、本作は色々と勉強させてもらうことが多かったです!
この経験を糧に次回作を執筆します!

あ、いや。

まだカクヨムコンで中間選考突破する可能性もゼロじゃありませんよね!
人気的にはイマイチでも作者としては大切な作品のひとつです。
いい結果に結びついてほしいです✨


■次回作について
次回作については頭の中で色々と妄想を膨らませてます。
たぶん次回もジャンルは異世界ファンタジー。

・今作で少し挑戦した不憫令嬢×使用人モノ
・女の子主人公にしたアトリエシリーズみたいな雰囲気のスローライフもの

こんな感じの作品をモヤモヤ考えています!


とにかく、今年も力の限り創作活動を頑張るぞー
ファイアー🔥

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