夢蒟蒻

コメントありがとうございます。
怖さが伝わったようで、嬉しいです。
明るい口調のインタビュー形式ながら、徐々に不穏な空気になり、ラストで読者に投げつける展開にしてみました。

ラストは敢えて曖昧にしています。
個々の認知とパラレルワールドと世界の終焉がテーマですので、解釈にはかなりのパターンがあります。

書いた本人としての解釈は、『初めから世界はその時点で終わっていた』というものです。
つまりボタンによるループは、個人の主観の（認知の）ループであり、関係無く世界の時間はブツリと切れている、というものです。

世界が終わるとき、流れ出るハズの時間が滞納し、末端の5年で混濁している設定です。

ボタンを押さなくても『そう』だったのか、また、ボタンを押していない人の認知はどうなっているのかは、主人公の主観からはわかり得ないものになっています。
なぜならば、本人はどうあがいてもボタンは押してしまうのだし、それ以前にもう、一度押してしまったので、その運命（事実）は変える事は出来ないのです。
果たしてボタンに時間を戻す力があったのかすら、もはや解らないのです。


という、変な世界観を、ホラーテイストのインタビューにしてみました。
語り過ぎると物語がブレるので、ほんのりと匂わす程度にしています。

ありがとうございました。