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白石桃花の幸福論のあとがき

このお話を読んでくださった方、ありがとうございます。
読んでくださる方のおかげで最後まで書けました。

賢いヒロインコンテストのために書き出したお話ですが、「賢いとは何か?」を自分なりに考えて「不幸な現実の中にあっても、生きる事がどんなに困難なことでも、楽しい事を見落とさずに大事に抱えて生きていくよと前を向ける知性」と解釈してこんな感じの主人公になりました。

テルの本名や、彼らの正体が何なのかは、もしこの話の続きを書く機会に恵まれたらその時描きたいなあと思っています。
少なくともテルは亡くなってから何十年もあの状態でこの世に留まっている存在なので、見た目は子ども、頭脳は大人な感じです。その気になれば大人の姿にもなれますが、彼はなるべく桃花の前では少年の姿でいたいみたいです。

ジョーカーは一見恐ろしい存在で、実際おっかない存在なのですが、そんな彼が後半であんな感じになったのは、桃花がきっちり彼の問いかけに答えたからだと思います。嘘ではなく、上辺だけの答えではなく、心の底から自分がそう思ったから言った答えだったから。
だから彼は「自分の存在理由を否定したのがこの人間なら、まあいいかな」という気持ちになれたのだと思います。

あの後世界はどうなったのか、そもそもテルはあの答えで納得したのか、それは読んでくださった方のご想像にお任せします。

それでは今回はこの辺で。
またいつか、桃花やテルやジョーカーのお話を書く時が来たなら、また読んでいただけたら幸いです。
ありがとうございました!

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