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※ネタバレ注意『元勇者、魔王の娘を育てる』より。魔王ガルボグ・ガルボク。なんで名前が二つあるの?<4月17日に追記あり>

魔王ガルボグ(ガルボク)。
本編では名前が混在して、読者様を混乱させてしまったと思います。

実は、これについては意図的にそうしています。
後々にどうしてなのかを語るつもりでしたが、完結させてしまったため、ただの誤字みたいになってしまいましたが。


――さて、理由について語りましょう。

各話のタイトルが『○○歳の記憶』となっています。
『記録』ではなく『記憶』と。

つまり、誰かの記憶のため、魔王の名前があいまいになっているのです。(異世界からの侵略者の影響もありますがそれは割愛)

正確に言えば、記憶者にとって、魔王ガルボグはそこまで記憶(こころ)のウエイトを占めてなかったと言えます。
ちょっと、かわいそうですが。


また、名前だけではなく、本編中には矛盾や辻褄の合わない部分や納得しがたい部分が存在しています。

特に顕著なのは、村長リンデンが魔王の娘だと気づかなかったことです。
切れ者の村長……普通は気づきますよね。
だけど、気づかなかった。

それはこの物語が誰かの記憶であり、その誰かさんが意図的に避けた、避けたかったというところもあります。


では、誰の記憶なのか?
それはもちろん、アスティニアなのですが……原因となっているのは彼女の敵です。


と、これ以上は長くなってしまいますので、そろそろ失礼いたします。
もし続きを書く機会があれば、これらについても深く物語としてお渡ししたいと思います。




…………完結したんなら、その設定閉じて名前を統一すればいいじゃないか。と思われるでしょうが、未練がそうさせてくれないのです。
(数十か所も訂正すんのがめんどくさいなぁ、とかじゃないですよ。本当ですよ)




『追記――2025年4月17日』
魔王の名前をガルボグで統一します。
名前の揺らぎの意味が語られるのは最後の最後になってしまうため、その間にガルボグ・ガルボクと二つ名前が混在していては、読者様に混乱を招くと判断しました。

本作における設定の修正によって、読者の皆様には混乱を招く結果となり、誠に申し訳ございません。今後はより一層整合性に配慮し、誠実な物語作りに努めてまいります。

2件のコメント

  • そういう事でしたか。
    また続きを書く気になりましたら楽しみにしています。
  • その機会が訪れた時にはよろしくお願いします。
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