ルーレンとダリア(現設定。変更の可能性あり)
ダリア――ゼルフォビラの血を引いていないため、謎に対しては蚊帳の外。
セルガは彼女にゼルフォビラの謎に関わって欲しくなくて遠ざけていた。
しかし、それを知らないダリアは気に病み、ゼルフォビラの一員であろうと躍起だった。
そこに、セルガが隠している情報をルーレンから伝えられる。
特にアズールことについて。彼が敵の手に落ち、セルガ及びゼルフォビラ家に害を為さんとすると。
ダリアはゼルフォビラ家の役に立ちたい。一員でありたい。自分の存在を認められたい。
この想いに付け込まれ、彼女はルーレンにアズール殺害の指示を行うよう仕向けられてしまった。
これにより、人であったダリアは消え失せ、悪魔の力を宿すダリアと生まれ変わる。
しかし、彼女が悪魔としてあるのは自室の鏡と向き合っている間だけ。
自室の鏡から席を外すと、自分が何者であるのか、自分が何を行ったのかを忘れてしまう。
つまり、日常を過ごす彼女は、自分が息子殺しを命じたことを覚えていない。
だから、自室の鏡を覗き込むたびにとても新鮮な気持ちで息子殺しを命じたことを思い出し、人の心を壊してしまう。鏡から離れると心は正気を取り戻し、再び鏡を覗くと――これは、毎日のように行われ、死ぬまで繰り返す地獄……。
ルーレンの目的はそこにあった。
彼女の立ち位置は元のシオンの気持ちに沿い、身近な復讐を行うこと。
だから、ザディラを失脚させて、アズールの命を奪い、ダリアを追い詰めて息子殺しを命じさせた。ルーレンは現シオンの思惑を看破して、単独で計画殺人を行えたが復讐のために敢えてダリアを巻き込んだ。
――ルーレンと悪魔の力
ルーレンは悪魔ではないがその力を預かっている。
そのことは第一幕でちょっと触れてたりする。全容がわからないと気づきにくい描写ですが。
おまけ
続きが作られるまでの間、よろしければ現在連載中の作品をお読みいただけると嬉しいです。
牛好きな魔王と少女たちが楽しく旅をするダークシリアスコメディ。
『牛と旅する魔王と少女~魔王は少女を王にするために楽しく旅をします~ 』
https://kakuyomu.jp/works/16817330665139845998
これを書いてる暇があったら、『殺し屋令嬢』を書けるのでは?
と、お思いでしょうが、『牛と旅する魔王』はある程度目途が立った作品で、『殺し屋令嬢』は現在白紙ですので、一からとなると相当な時間が掛かり、隙間時間を利用していては目途が立たないのです。
では、ごめんあっさーせ!