「世界の鎮魂歌(ばんか)は、俺が歌う!」
非情な場面を切り抜け、村編(Banka2)まで終了しました。
最初村編を書き始めた時、あらすじとかタグからだと絶対想像つかない展開だよな、と思いながら書いていたのも懐かしいです。
何処かに「ダークファンタジー」っていうタグを入れた方が良いんじゃないかと、何度も思いました。
ですが、全体を通してみると、確かにシリアス多いし、苦しい場面も多いんですが、ダークファンタジーと称せるかと言うと……。
せいぜい、「シリアス時々ダーク」くらいだなあ、と。
それに、タイトルに「鎮魂歌(ばんか)」と、「無能」を入れたから、ま、良いかと思ってそのままゴーサインを出したのも懐かしいです(駄目過ぎです)。
む。タグに「シリアス時々ダーク」と入れれば良いのか……。悩む……。
ところで。
村編の最後は、実はこの物語を書く際に強く浮かんだ一枚絵でした。
時々近況ノートに書いていた、物語は、脳裏に浮かんだ一枚絵から始まるというあれです。
「黒き翼~」は、プロローグが一枚絵でした。
「世界のばんか」は、この村編クライマックスが一枚絵でした。
なので、私の中でクライマックスを迎えてしまいました。
というより、非情になりきった後だったので、心がすり減ったのでした。
良い終わり方だった(?)……、やりきった……。
と、こいつ「おいおい」という風になっていましたが。
ふと、気付きました。
日本語が何故聖歌語と呼ばれているのか。
日本語が何故力を持っているのか。
カイリが何故前世の記憶を持っているのか。
何故記憶を持っている人がいるのか。
歌を歌える人ともごもごー(そういえばまだ明言「は」していなかった。次回かその次あたりに明言されます)。
そもそも狂信者って何。幸せの門とか頭が沸いているのか。
そもそも教会って何。父親嫌がっていたね。
そもそもケントの死って何か関係あるの。
それよりも何よりもこの世界って一体何。
ぜんっぜん!何も終わっていない!
今大雑把に羅列しただけでも、謎がこんなにあるんですねー。ビックリです(作者です)。
細かくしたら、もっとありますねー。ひっどいですねー。
今まで書いた物語の中で、一番謎が多いです。それは、長くなるってもんだよ……。
「黒き翼~」も、プロローグの一枚絵を経て、キャラ同士の押し問答を繰り広げて話が広がっていった物語です。
なので、「世界のばんか」も同じ様に広がっていきました。
一応続きもがっつり書いているので、頑張ります。
何より。
カイリ、幸せにしたい。
村編を書き切ったからこそ、幸せに向けて歩いて欲しいです。
村は優しい世界でしたが、村から出た彼に待っているのは、決して優しい世界だけではありません。
けれど、カーティス父さんが言っていた通り、カイリならきっとそれ以上に良い出会いがあると信じて。
ひたすら書き続けたいと思います。
もしよろしければ、お付き合い頂ければ嬉しいです。