カクヨムを始める前から、細々とですが小説を書いてきました。
最初は、オリジナルではなく二次創作から始めました。
始まりは、友人が実際にノートで見せてくれたゲームの二次創作を読んで、自分も書いてみたいと思って書くようになったことだったと思います。
そのうち、「自分が読みたいものが無いから、書く!」というのが本格的な原動力だった気がします(笑)。
自給自足は辛かったですが……(笑)。
その内、オリジナルを中心に書き始める様になって、一つ、自分で何となく決める様になったことがあります。
それは。
新しい小説を書く時は、それまでに書いたことのない「何か」を一つ入れること。
テーマでもキャラでも何でも良いから、一つ入れる。
重かろうが軽かろうが、大したことでなくても何でも良い。
苦手なものは苦手で今でも書けないわけですが(笑)、多分挑戦をし続けないと成長しない、と当時は考えていたのではないかと思います。
そして、何となくですが、今でもそれが続いています。意図しているものもあるし、そうでないものもあります。
「魔王使いの監視日記」は、主人公がそうです。
今まで、主人公に無表情で淡々としたキャラを据えたことがなかったので、最初書くのが大変でした……(笑)。
口調は後半になってようやく定まり、最初からどばっと修正しまくった記憶があります。
あと、もう一つありますが、それは次にアップする話で明かされるので、ここでは書きません。主人公の「目的」がそうです。
「囚われの魔王」は、絵本です。
むかーし、物語調で始まる小説は書いたことがあったのですが、それだけだったので、絵本とか童話がきちんと物語に絡む話を書いてみたいと思って書いたものでした。
あと、何気に「アリス」と「クレス」。
愛称にすると、性別が逆転する様に考えました。今まで指摘してくれた人は一人くらいです(笑)。友人も気付かなかったしなあ(笑)。
「魔王が綴る狂想譚」は、やっぱり主人公ですね。
どこまでも前向きな主人公は、実は書いたことが無かった(笑)。
どっかこっか後ろ向きというか、前向きな様で後ろ向きな部分があるキャラばかり書いていたので、楽しく書いております(笑)。
でも、一番書きやすいのはエルミスです。何書いても許される気がする(許されないよ)。
「黒き魔女と、つなげる命(みらい)」は、ずばり 恋 愛 です。
何故、恋愛!
ラブシーンを書くのはもっとも苦手だというのに!ギャグシーンでしかノリノリで書けないのに!あの時何故私は恋愛というテーマを選んでしまったのか!
今でも、謎です……。
でも、多分主人公にリヴェルが据えられた瞬間に、「こいつは幸せにしなければならない」とか思って、恋愛が頭の中に浮かんだのかもしれません。
主人公も、今まで書いた中で、一番矛盾だらけのキャラです。
正直、今回アップした話(29話)は、今までで一番悩んで書き直しまくった……。もう疲れたよ、ぐふっ。
ただ、まだクライマックス前の最後の波乱が残っているので、力尽きるわけにはいきません……。
次の話も二話続くんだが、そっちは連日アップでなくても良い、よね。
このままいくと、次に新しく書く話も、また書いたことのない「何か」を入れるのだろうなあ。
そう思うと、今から楽しみです(超他人事)。