以前、どなたかは忘れてしまったんですが、自己紹介欄に
「作者さんが忘れた頃に感想などを書いたりしますが、
文章をひねり出すのに時間がかかるせいなんです、すみません」
みたいな感じで書いていらっしゃるのを見て、
「私もだ、わかる……」と思ったんです。
本当は私も書きたいんですけどね。自分がもらうとうれしいから。
勢いで書けるような感じのコミカルな作品だったり、
自分が立てた自主企画に参加中の作品だったり、
先日書いた「ケルト神話ステキ!中二病心がうずきました!」的な感想なら
思う存分書けるんですが、純文学系を読むことが多いので、
まあ感想を書くというだけのことが難しいこと難しいこと。
行間を激しく読みまくるクセがあるからか、
たぶん作者さんの意図していない方向に勝手に読み進んで勝手に納得して、
勝手に「良いわぁ」とか思ってるんですよ。
書くとしたら「主人公がどこどこでなになにしたところが好きです」と、
「好き」というのを強調するのが無難なのかな……とか、
でもやっぱり感じたことは書きたいよね、などと考えに考えた末に書かない……
ということが、多いです。やれやれ。
読書感想文は苦手でした。
あと、小学校高学年でやらされた「新聞記事を読んで感想を書きましょう」も。
殺人事件が起きました、犯人の◯◯(氏名)は逮捕されました、という記事で
「犯人に事情はなかったんだろうか、どういう背景があったのか知らないことには、一概に犯人を悪者扱いするのは憚られるだろう」
みたいなことを書いたらクラス全員の前で発表させられて、
その場に重い沈黙が降りたのは今でも忘れません。
また、同じく小学校高学年の時に国語でやらされた、
あらすじをまとめて書きましょうっていうのも苦手でした。
授業時間一コマ使って書きましょうって、文字数制限もないの。
そんなの困るわ。
最近は「作者が言いたいことなんてわかるわけない」と
国語の問題をバカにしたりする風潮がありますが、
あれ、たいてい選択肢がいくつか用意されてるじゃないですか。
それなら簡単です。
一番近いのを選べばいいだけだし、近そうに見えてとんでもなく間違った部分が
一箇所だけはめ込まれてたりするのは避ければいいだけだから。
そんなのより、自由に書いていいよっていう方が、私には難しいです。
はっ!もしかして管理教育の弊害……!?
いや、自分が悪いw
感想を書く練習をするのだーとか言いながら
前回の自主企画参加中の作品に応援コメントやレビュー本文を書いたため、
練習台にさせられた方たちが先日多数発生しました。
その節はお付き合いくださいましてありがとうございました。
これからももう少しだけがんばろうと思います。
ところでですね、現時点で短編(2万文字以下)完結済みSF週間ランキングで
「内部温度~」が7位でしてね。
マジか、って思いました。
まさか1ページ目にいるとは思ってもみませんでしたわ。
(「短編」「完結済み」で絞ってるのはチキンだからですww)
すぐに落ちるとわかってはいるんですが、うれしいものですね。
みなさまのおかげです。ありがとうございます。
あ、そうそう、「魔法の蜂蜜」と「内部温度~」は旬の短編にも載ったんです!
でもPV増えないのwwあれあんま意味ないっスねwww
「内部温度~」は、私にしては珍しくビターエンドの切ない系です。
よろしくお願いいたします。