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ジブンガタリ 後編②

 こんにちは、こんばんは!
 ふつおたはいりません!の各特典が発表になり、ますます気持ちが盛り上がっています。

 前回のジブンガタリ後編①の続きです。

>そんなこんなで、SSを書き始め、嬉しい反応がたくさんきた私は思ったのです。
>……長い小説も書けるんじゃない?

 長編小説を書ける、無謀にもそう思った私は、書き始めました。
 ただ目標、〆切がないとなかなか進められない。
 じゃあコンクールに応募しよう、
 イリヤの空、シャナ、半月、とある、バッカーノ、デュラララ、狼と香辛料、嘘つきみーまー……などなどを読んで育った自分の中でラノベといったら、電撃文庫だろう。そう思って電撃大賞の〆切に向けて書き始めました。


「raindrops」
 目を覚ますとそこはモノクロの世界で、僕は彼女と出会った――。
 不思議な世界?の、男女恋愛もの、でした。

 しかし書き始めて、すぐに絶望しました。


 長文書けないーーーー!!


 えー、この物語をどう膨らますの!? 文章書くの大変すぎない!?
 ただただ書いていたら、脚本と変わらなくない!?
 ……脚本を勉強しただけの私が簡単に書けるわけなかったのです。

 だが、〆切は迫ってくる。
 完成させないのだけは駄目だ!、と長編部門への応募は諦め、なんとか短編部門に足りるだけの量は書き、応募しました。

 が、これ面白いの??状態で、結果は一次も通過せず落選しました。

 ……甘くない。
 甘くないなーと感じました。

 そんな出来だったので、この作品はカクヨムにも投稿していません……! コンセプト自体は結構好きだったりはしますが、さすがに出来が……です。

 初めて書いて思い知りました。

 小説を書くことは大変!

 脚本を書くよりずっっっと時間がかかるし、難しい。勢いで書けない。
 そもそも脚本は表に出るものじゃないけど、小説はそのまま表に出るもの。
 似ているようで全く違うものだと、身をもって知りました。

 けど、書くのは楽しかったんです。

 で、「raindrops」を応募した時点で悔しかった私は、すぐに次を書き始めました。
 それがカクヨムにも投稿している「ホワイトカーニング」です。
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884616699

 この作品はシナリオセンターの脚本で最初の最初だけ書いており、いつかこの物語を膨らませたいな~と思っていたのです。
 これなら書ける。膨らませられる!

 そう確信していた私は書き始めました。

 ……20ページで筆が止まりました笑

 いや、20ページ書いただけでも大きな進歩ではあるのです。だいたい構成を考えて、1ページも書けずに終わるのがほとんど。1番最初が1番大変だと今も思っています。
 
 その時の私は嘆きました。
 どうして筆が止まるのだ!
 何で書けないんだ!と悩みました。



 そこで私は思い出したのです。
 何でガヴドロSSは筆が進んだのか、と。

 ガヴィーネ。
 二人の関係が尊すぎて、好きすぎて、妄想が爆発して抑えきれなくなったから。
 「百合」だからでした。

 そこで私は「ホワイトカーニング」の主人公の性別を変えました。
 そう、今だから言いますが「ホワイトカーニング」の主人公は男キャラで書いていて、男女恋愛ものでした。

 主人公を女の子にしたところ、あら不思議。展開が思いつく思いつく、構成がうまく出来上がる、筆が進む進む。自分の好きなことってどんどん書きたくなるんですね。

 気づけば100ページ超を書き終え、1か月で応募できる量は完成していました。
 ……百合パワーすごい。

 そして某ラノベの賞に応募。結果、一次は通過し二次で落選。
 残念な結果ですが初めて評価シートを貰い、モチベは高まりました。
 長編を書き終え、やり遂げた感が良かったんですかね。

 そのあとちょい直しし、別の賞に応募しましたが落選。
 もうこの作品は賞を取るには難しいのかなと思い、別の作品を書こうと決心。
 しかし、この作品をこのまま寝かしておくのも勿体ないと感じる。ちょうどこの頃Web小説というのを知り、なら投稿してみようと思いました。

 そこで出会ったのが「カクヨム」でした。
 書くにあたり色々と手直し、一部だけじゃなく二部まで書こうと進めました。

 ホワイトカーニングはほとんどコメント、レビューはなかったです。
 でも、応援、♡マークを毎エピソードごとに貰えたんですね。

 誰かが読んでくれる。
 私の物語を、どこかの誰かが認識してくれる。反応してくれる。
 
 この応援が私の小説を書くうえで、すごく大きかったです。

 コンクールに応募しても、落ちれば誰にも届かない。
 匿名のところでSSを書いても、私が書いた証拠にもならない。
 けど、カクヨムだと私の作品を、私が書いたものを応援してくれる。
 ただただ自分が楽しい気持ちで書いているものが読まれて、認識してくれることがすごく嬉しかったです。

 まぁ、ホワイトカーニングも二部を書いて満足しちゃって、中途半端に次を匂わせて終わっちゃったのですが💦

 応援に救われたし、その場をつくってくれた「カクヨム」に救われました。
 カクヨム、Web小説がある時代に生きていたから、今があります。違う時代だったらとっくに筆を折っていましたね。ありがとうございました。

 小説を書く楽しさを知った私は、脚本のコンクールに応募しながら、次の小説に取り掛かりました。
 ホワイトカーニングをコンクールに応募してから半年ぐらいでした。

 「ふつおたはいりません!」
 
 これも最初は短い脚本で試しに書いたものでした。
 でも、脚本時点でタイトルは最初から決まっていましたね。

 ふつおたは最初から女性声優と女性声優の二人を主人公した、百合作品として書こうと思ったのでどんどん書けた気はしています。
 気づけばコンクールの文量を完成させ、応募し終えました。いや、最後らへんはほぼ寝ずに書いていた気もしますが……もう忘れました笑

 結果、某ラノベのコンクールに応募し落選。
 さらにそれを直し電撃大賞にも応募していました。落ちましたが笑

 二人の関係が出来上がる前なので、第一部は弱い、んですよね。
 だからといって、稀莉の秘めた気持ちを最初に持ってきてはつまらない。
 
 そこでカクヨムに投稿するうえで、第二部を面白くなるように必死に考えました。
 
 同人編まで行かなかった……。
 すみません、後編③に続きます……! 次回で本当にラスト。
 ではまた!

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