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レビューありがとうございます!

こんにちは、佐倉紫です。
最近第8回カクヨムコンのライト文芸部門にて
特別賞を受賞しました拙作、『追放上等!
天才聖女のわたくしは、どこでだろうと輝けますので』
のPVがなんだかじわじわ上がっております笑

本日は@koronakoko26may様より素敵な
レビューもいただきました。ありがとうございます!
素晴らしいレビューは本当に励みになります。



おそらく第9回のカクヨムコンに向けて、皆様
参考のためにお読みくださっているのかな~と
思っております。本当にありがとうございます。
なのでX(旧Twitter)でもつぶやいた今作は
受賞のためにこうやった、的な話をひとつ。


この作品はカクヨムコンを受賞するため以下のことを考えて作りました。

○流行りのジャンル要素を取り入れる(追放聖女)
○流行りのキャラ要素を取り入れる(悪役令嬢)
○王道のストーリー展開から外れない
○読んで欲しい対象読者をしぼる(20代~40代女性)

*商業誌でも普段からやっています

なにしろカクヨムコンは中間選考という名の読者選考が入るので、カクヨムでまったく無名&無実績のわたしの作品を確実に読んでもらうためには、流行り要素を入れてキャッチーにするのは絶対的に必要なことでした。
追放聖女はすでに一つのジャンルとして確立しているし、読者様も想像がしやすい。
また王道の一つである「ざまぁ」展開に繋げることも容易、ということで選んだところがあります。
そして追放される聖女の性格って、商業誌でもいろいろあると思いますが、強烈な印象を読者様に与えたいという思いから、今作では悪役令嬢的要素を前面に出しました。強気で賢くて自信家という感じです。
ですがそればかりだと単なるプライド高いだけのヒロインになるので、しっかりと弱さとなる部分を書き込みました。生い立ち、天才に至るまでの経緯がそれになります。弱さを入れることで人間味を出して、読者様の共感を得るという計算です。
そしてそんなヒーローを支えるヒーローは精神的に成熟した大人の男性をイメージしました。口が悪いので見た目はまったく大人に見えないのですが、考え方や経験は同世代とは比べものにならないほど落ち着いているキャラです。
対象読者を大人の女性(わたしと同世代の女性)にしぼったので、いわゆるやんちゃだったり、ちょっと素直じゃなかったり、ヒロインに恥ずかしさから突っかかっちゃうような少年みがあるヒーローは除外しました。包容力がある大人の男性で、ヒロインのことを尊重してくれることが絶対条件。
ライト文芸部門での応募もあり、あくまでメインは恋愛ではなく『お仕事』、つまり仕事の完遂を一番の目的として、恋愛は副題程度の扱いにしようと思っていたので、二人の恋愛面は少なめにしてあります。
だから気づいたら最後は少年漫画のバトルみたいな展開になりましたが、基本的にはヒロインとヒーローが出会って、協力して悪を倒すというめちゃくちゃ王道な物語を展開しました。
もちろん最後はハッピーエンド。重要です笑
ここまで読んで「なんだ、この作者、全部計算で書いたのかよ」と思われそうですが、実際にその通りです。全部計算して、計算通りに書きました。
計算止まりだからこそ、大賞には届かなかったと思っています。逆に言えば、計算が上手く嵌まれば無名&無実績でも中間選考を突破できるわけです。
この作品を公開したとき、わたしのカクヨムのフォロワー様は10人もいらっしゃらなかったし、わたしをプロだと思って読み始めた方も少なかったのではないかと思います。受賞後にご挨拶した編集様もわたしのことをご存じなかった。その程度の無名さでも、計算が嵌まればこうして受賞にこぎ着けられる。
そういう戦い方もあるんだよ~ということで、長々と語らせていただきました。第9回のカクヨムコンに参加する方の参考になれば幸いです。


以上です。それでは皆様よいカクヨムコンライフをノシ

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