映画「哀れなるものたち」が最高だった

1月30日の夜に見ました。非常に雰囲気のある映画です(エンドロールの背景の調度さえも)。ヒロインの行動が当初子供じみていて下品だったし、わけわかんないのでついていけてなかったのですが、解き明かされる物語の謎、外から見たら間違いだらけのヒロインの行動も主体性を持った「実験的な生」という姿勢(全然皮肉ではなく、大真面目)、そして女性の行動や主体性を制限しようとする男性たちに対する異議申し立てに、だんだんと映画に引き込まれていきました。自分は「緑の夜」よりも好きです。僕の小説を読むよりは、「哀れなるものたち」を見に行ってください。ああいう物語を書きたいなぁ。原作も読んでみたくなりました。自分の好きなキャラクターは豪華客船のおばあちゃんと、黒人の青年です(ヒロインの精神的成長に大きな影響も及ぼしましたし)。

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