国境近くで奴隷達をフーマに渡して襲って来た傭兵どもを連れ街に戻って来た。
門の近くで待機して、犯罪奴隷の手続きをする為に冒険者ギルドの者をフーマに呼んできてもらった。
「カーマインさん! よくご無事で!」
「嗚呼、済まないがこいつらを犯罪奴隷にする手続きを頼む」
「彼等は……ハッ! 傭兵ギルドの人達じゃないですか! まさか全員返り討ちにしたんですか!?」
「国境までの道中で、襲われたから返り討ちにした。 扱いは盗賊と同じで構わないんだろ?だから殺さずに連れ帰って来た」
「わ、わかりました。 こちらで手続きをさせていただきます。 この後はギルドに寄っていかれますか?」
「その予定だが、そちらが犯罪奴隷の手続きをしている間に傭兵ギルドへ行ってくる」
「え? 傭兵ギルド? 何をされに行くんですか?」
「一度でも襲われたら報復していいと許可が出ているからな。 一度と言わず計四度襲われているから、傭兵ギルドを潰しに行く」
「え、えーと、それは聞いておりますが、本当に行かれるんですか? 危ないですよ?」
「問題ない。 また新たに生け捕りにして来るから犯罪奴隷の手続きの準備を頼む」
「か、畏まりました! お気を付けて!」
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ここが傭兵ギルドか。
冒険者ギルドより二回り程建物が大きい。
やはりこの国では傭兵が求められている照査だな。
取り敢えず正面から入るか。
ドッゴォォン。
「な、何だ? 何が起きた?」
「”殲滅の拳”だ。まんまと襲って来てくれたから報復に来た」
「兄者、その言い方は不味い。
こっちの誘い通りバカみたいに襲って来たから報復しに来た」
「いや、アナベル様のもダメです」
「「じゃあなんて言えばいい?」」
「……いえ、もう結構です。 話を続けてください」
「と言う事で、今から貴様等傭兵ギルドの奴等を全員襲う事にする。 今回の件に無関係な奴もいるかもしれんが諦めろ」
「武器を捨てて降伏した奴は痛い目をみなくて済むぞ? あくまでオレ達のオススメは抵抗してくる事だが?」
「あ、彼奴等は例の奴等じゃねぇのか?
なんでここに来てんだよ? 国境に向かう途中で襲う算段になってただろうが!」
「嗚呼、そいつ等なら既に捕縛済みだ。
さあ! 始めるぞ、闘争の時間だ!」