悪党になろう。あの作品、設定的に書きやすい作りにしたのと、余り文字数に拘らない事を決めて書いてるので、ぽこじゃか書けちゃうんですよね。
主人公が「外道にはなれない生真面目な悪党」という形なので余計に。
この主人公1話を読んで頂ければ解ると思うのですが、少々どころではなく壊れています。悪党になろうと決心する大分前から壊れていて、突然スイッチが入った様な感じですね。
ただ生来の気真面目さは変わらず変えられす、外道に殺され続けて来たが故に外道は嫌い、悪党だから生き残れるとしても悪事を選ぶ。そんなキャラクターです。
こう書くと小難しいキャラクターに聞こえますが、もっと簡単に書くと下記なります。
筋が通らなければ敵。筋を通すなら敵対しない。通しても敵対者は敵。殺害に躊躇は無い。ただ自己判断の甘い年齢には多少甘い。
これだけです。たったこれだけなので、むしろ動かしやすい面倒くさい奴です。性格としては心底面倒臭いキャラだけど、キャラクターとして動かすのは楽。
これって別にこの作品に限らず、何かくにしてもそうなんだろうなー、と感じますね。根っこが単純なキャラの方が、行動理念が一定してるから動かしやすい。特に頑固だと余り揺れない。
揺れる思考の方が面白い物語も当然ありますし、その方が先が読めない展開になりそうだなと思うんですが、書く上での楽さは半端なじゃないですね。
主人公がどう動くか、という点は一切悩まないので。むしろこの一貫主人公に誰ぶつけっかな、って方だけ考える感じで。
余りにもサボり過ぎだったノートになんか書かねばってかんじでの近況報告・・・とは違うなこれ。
まあやたら数書いてるのはそういう理由がある、と思て頂けると幸いです。
一話あたりが短い事も多いので、まとめて読む人も多そうっすな。この辺りは短いの嫌いな人には申し訳ない。