だいたい１ヶ月先ぐらいまで原稿が進みました。話数にして４５話ぐらいかな。取材記事と違い、小説の執筆を始めた当初は妄想レベルでは浮かんでも文字に落とし込めない状況が続いていましたが、だんだんアイデアをペン（実際はPCのキーですが）に乗せられるようになってきました。
今思うと最初の１５話ぐらいは展開が地味だよなと思ったりします。勇者が正式に認められて、本格的に冒険を開始すると一気に世界観が広がり、過酷な冒険、魔王の配下たちとの戦いの中で個性的な仲間たちとの掛け合いが繰り広げられる。
早くそこを読んで欲しいと考えていますが、やっぱり序盤はすごく大事だと思うのです。いきなりガツーンと驚かせる形ならもっと早く拡散されるかもしれない、話題になるかもしれないとタラレバになったりもしますが、でも最初から読んでくれている人はもちろん、いきなり３０話を読んだ人、５０話を読んだ人があとから１〜１５話あたりを読んだ時に、何か気づきを得てくれたら報われると思います。
ここから”最悪の勇者”カノンは旅の仲間を得て、冒険を繰り広げていく中で何を感じながら成長していくのか。前勇者シャインから転生した魔王ゾルダが物語にどう絡んでいくのか。長く愛される作品になるよう地道に頑張って行きたいと思います。