GWいかがお過ごしでしょうか。
私は、何となく今までに描いたことのない系統の小説に挑戦してみました。
今回の小説は、何気ない一幕を描いただけのヒューマンドラマです。
連休前の夜、電車を逃して、ふと買ったチーズケーキ。
家に帰るだけの、ただそれだけの物語を書きました。
『あの日のチーズケーキ』
https://kakuyomu.jp/works/16818622174403623307
主人公は、どこにでもいる中年の会社員。
娘は反抗期もなく、歴史を語るのが好きな高校生。
妻はロールキャベツを作るだけで、何も言わない。
派手な展開も、奇跡もありません。
けれど、何も起きなかった一日が、
“大切な一日”になることだって、あるのかもしれない。
木星の光と、チーズケーキの香りと、夕食の支度の音。
そんなささやかな風景が、心のどこかに残れば嬉しいです。
静かな読後感の作品が好きな方に、ぜひ読んでいただきたい一作です。