少し解説を加えると、この某試験のモデルはもちろん科挙です。
科挙と一口に言ってもいくつか種類があり、多種多様でした。女性が受験する試験もあったそうです。
宋代以降、受験者の増加等に伴い、科挙の間隔は不定期になっていたようです。
なお、カンニング防止のために満天青空受験室状態だったようです。
中国ではありませんが、2000年の韓国映画『春香伝』では青空受験室が再現されております。
科挙の問題は「鳥の鳴き声について思うところを述べよ」というものもあるそうで、ゼミで聞いて思わず「リスニングですか?」と聞いてしまったわたし。
指導教官の先生は苦笑。どうやって解くのかというと、故事を並べながら「鳥の鳴き声について」の見解を述べていくとか。うーん、未知の世界ですね。
Amazonには科挙の過去問もある様子。興味のある方は是非。
ちなみに、わたしは絶対にやりません。